2011年02月21日

読んだ漫画2010(メモ)

光瀬龍 萩尾望都
百億の昼と千億の夜
秋田文庫
萩尾望都作品の中では、まあまあかな。

水木しげる
ビビビの貧乏時代
集英社
いつも通りの、何とも言えない笑い。売れた理由も、長いこと売れなかった理由も、よく分かる気がする。

三上義衛
印度フェスティバる紀行1
天国列車
水戸コミケで買った。面白かったけど、インドに行く自信は無くした。かなり上級者向けの国だ…… でもいつか!

三上義衛
印度フェスティバる紀行2
天国列車

三上義衛
印度フェスティバる紀行3
天国列車

三上義衛
印度フェスティバる紀行4
天国列車

三上義衛
印度フェスティバる紀行5
天国列車

三上義衛
印度フェスティバる紀行6
天国列車
まだ続くようです。

フジモトマサル
いきもののすべて
文藝春秋
可愛い! 皮肉が効いてて面白い! もっと人気が出ても良いのになぁ。

うたぐわ
じりラブ
集英社
ブログよりラブ度高め〜! 可愛い! 面白い!! ゲイの人たちの暮らしや考え方が分かるだけでなく、自分の生き方も見直せる。良い本だ。

オノ・ナツメ
LA QUINTA CAMERA
小学館
可愛くてあたたかい! やっぱり良いなぁ、オノ・ナツメ。

五月女ケイ子
レッツ!!古事記
講談社
面白かった〜! 古事記のシュールな世界にぴったりの絵柄。思わずビギナーズ・クラシックスの「古事記」も買っちゃったよ。

高野文子
黄色い本
講談社
表題作が素晴らしかった。

伊藤潤二
うずまき
小学館
上質のB級ホラー。面白かった〜!

中村光
聖☆おにいさん5
講談社
愛おしい。イエスとブッダの関係者全てが愛おしい……

中村光
荒川アンダーザブリッジ10
スクウェア・エニックス
どうなるのどうなるの??

中村光
荒川アンダーザブリッジ11
スクウェア・エニックス
そうきたかー!

佐々木倫子
チャンネルはそのまま!1
小学館
やっぱり佐々木倫子はいいなぁ。

佐々木倫子
チャンネルはそのまま!2
小学館
天気予報の話が大好き!

石川雅之
もやしもん9
講談社
農業について、もっと知りたいと思った。

川原由美子
観用少女1
ソノラマコミックス
もう一度読みたくて、つい買ってしまったわ。

川原由美子
観用少女2
ソノラマコミックス

川原由美子
観用少女3
ソノラマコミックス

鬼頭莫宏
ぼくらの11
小学館
ついに完結! 思春期の痛みがよく出ている良い作品だったな。

二ノ宮知子
のだめカンタービレ1
講談社
コインランドリーで読んだ。全巻読みたい〜

二ノ宮知子
のだめカンタービレ2
講談社
この巻もコインランドリーで。

歌川たいじ
ツレちゃんに逢いたい
歌川たいじ
面白かった。でも過労のことを思い出して腹を立てた。

中村光
聖☆おにいさん6
講談社
面白かった!
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読んだ本2010(メモ)

桑嶋幹
最新レンズの基本と仕組み
秀和システム
収差のことなどが分かって勉強になった。写真の芸術的な面と平行して、カメラの工学的な仕組みについても少しずつ学んでゆきたい。

田辺聖子
文車日記
新潮文庫
古典のストーリーや原文の美味しいところを自由自在に紹介してくれる。特に和泉式部の歌が印象的だった。他にも興味を持った作品や登場人物がいっぱい。面白かった!!

スティーヴン・W・ホーキング
ホーキング、宇宙を語る
早川書房
ホーキングのクールな文章にしびれた。

ジョージ・オーウェル
一九八四年
早川書房
読んだ後、何度も何度も思い出した。本当に、示唆に富んだ本だ。日本って酷い国だな、と思うことが多いのだけど、一九八四年に描かれた世界みたいなものなんだ、と思うと納得がいく。エンデの「モモ」とともに、日本人必読の書だと思う。なるべく多くの人に読んでもらいたい。これを考えるきっかけにして、ここを少しでも過ごしやすい場所にして欲しい。

エーリヒ・ケストナー
飛ぶ教室
岩波少年文庫
世の中への怒りを、こんな風にあたたかい物語にして出すことが出来るんだ、と驚愕した。方法は違うけど、オーウェルと同じものと戦っている気がする。

清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2010年4月号テキスト
日本放送出版協会
まだ発音がうまく出来ないー

神崎洋治・西井美鷹
体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ(第2版)
日経BPソフトプレス
カメラ関連の情報に接して「???」となることが多かったので、読んでみた。説明が詳しくて分かりやすかった。

和泉式部 川村裕子(編)
和泉式部日記(ビギナーズ・クラシックス)
角川ソフィア文庫
読みやすかった〜! やっぱり古典を一部分だけでなく、最初から最後まで読み通すのは楽しい(全文入っている訳じゃないけど) 忘れ去るには甘過ぎる、上質の恋愛小説。キュンキュンでした。ビギナーズ・クラシックスの他の作品も読みたいな。

青井博幸
ビールの教科書
講談社選書メチエ
日本の大手ビールが何故不味いのか、よく分かった。あれは一九八四年で描かれた「ヴィクトリー」商品(=まがいもの)なのだ。ヴィクトリー・ビールにヴィクトリー・豆腐にヴィクトリー・梅干し。ほんと、この国でぼんやりしていると何を食わされるか知れたものじゃない。気を付けなければ。

伊藤聡
生きる技術は名作に学べ
ソフトバンク新書
タイトルが恥ずかしいよ! 中身はものすごく面白いのにぃ。何度も大笑いした。

池上彰
そうだったのか!現代史
集英社文庫
自分の無知がよく分かった。説明が丁寧で非常に読みやすい。読み物としても面白く、家事が犠牲になった……

石川大我
ボクの彼氏はどこにいる?
講談社文庫
文章がちと子どもっぽい…… が、同性愛者として生きることに悩む部分は「私も無意識に差別していたかも」と反省出来たし、勉強になった。片想い話にキュンキュンしたのだけど、ノンフィクションを腐女子視点で読んでいいのだろうか……

池内恵
現代アラブの社会思想
講談社現代新書
本文に引用されている日本赤軍の声明文「虐げられた者の語ることばは、銃以外になく、虐げられた者が心に抱くヒューマニズムは、武装闘争以外にない。」が印象に残った。

清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2010年5月号テキスト
日本放送出版協会
イタリア語程度でも使えるようになると良いのだが…… まだ全然無理。

田辺聖子 工藤直子
古典の森へ
集英社文庫
古典紹介本。落窪物語を原文で読んでみたいなー

清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2010年6月号テキスト
日本放送出版協会
発音がまだ全然ダメ。

田村功
ベルギービールという芸術
光文社新書
「ベルギー人は現世の快楽を無視する者に激しい反感を持つ」というジョルジュ・アンリ・デュモンの言葉に感激。まったくだよなぁ、ベルギー人たちよ!

東海林さだお
ダンゴの丸かじり
文春文庫
いつも通りに文章の芸を楽しむ。

萩尾望都
思い出を切りぬくとき
河出文庫
萩尾望都の創作の秘密を見ることが出来る本。私もいっぱい楽しんで、いっぱい書くぞ〜 彼女がこの本の中でも話題にし、作品の題材にもよくする、バレエを見たくなった。

渡淳二(監修)
ビールの科学
講談社
大手ビールに甘い!! のが気になったけど、科学的な説明は詳しくて、満足。

坂口由美子(編)
堤中納言物語(ビギナーズ・クラシックス)
角川ソフィア文庫
「虫めづる姫君」と「貝合せ」が良かった。

山口仲美
ちんちん千鳥のなく声は
講談社学術文庫
面白かった!

清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2010年7月号テキスト
日本放送出版協会
いつか話せるようになるのかなぁ……

海南友子
ビューティフル アイランズ
角川メディアハウス
映画のパンフにしては豪華な、フォトブック。印象的だったのはこの文章。「私たちが日本でしている毎日の暮らしって一体何だろう。何をしてもごみだらけ。ツバルの伝統的な暮らしのほうがよっぽど完成されて先進的に見えた」全く同感。いくら気を付けても、ごみを出さないと暮らせない社会の仕組みになっている。どうにか変化させられないだろうか……

小鹿良太
高校入試 合格へのベストアプローチ 古文
文英堂
33歳で高校入試対策の参考書を読むのは少々恥ずかしかったが、古典文法の基礎の基礎が分かりやすくまとめてあって、とても良い本だった。いつか古典をスラスラ読めるようになると良いのだけど。

田辺聖子
歌がるた 小倉百人一首
角川文庫
勉強になった。「わすらるる 身をば思はず 誓ひてし 人のいのちの 惜しくもあるかな」がCoccoの初期の歌みたいにゾッとして、良かった。

神無遼
神無さん家の家庭の事情・2
LOVESICKNESS
「名前は使ってこそ、自分のものになるといいます」という文に強くうなずいた。

横川俊(編)
COMIKET PRESS 32
コミックマーケット準備会
遼さんが送ってくれた! 私の水戸コミケ感想が載っている。

伊沢正名
くう・ねる・のぐそ
山と渓谷社
面白かった! 野糞跡掘り返し調査の報告を読み、自然や土について考えた。

森瀬繚(解説)
クトゥルフの呼び声
PHP
ラヴクラフトの小説を漫画化した本なのだけど、漫画より解説の方が面白かった。原作を読んでみたいなぁ。

ハービー・山口
僕の虹、君の星
マーブルトロン
サイン本♪ 他のエッセイも読みたいなぁ……

村上春樹
意味がなければスイングはない
文春文庫
面白かった! 聴いてみたい曲がいっぱい。

SAPA(編)
クリストとジャンヌ=クロード 1958-2006展 図録
札幌宮の森美術館
紹介文が直訳で変だったけど、写真は綺麗だった。

俵万智
恋する伊勢物語
ちくま文庫
面白かったー! 原文も読みたい。

川上弘美
大好きな本
文春文庫
書評集。面白かったけど、そんなに読みたい本を増やしてどうするんだ私……

さくらももこ
憧れのまほうつかい
新潮文庫
エロール・ル・カインの絵が見てみたいな〜

ダニイル・ハルムス
ハルムスの世界
ヴィレッジブックス
それはもう、ものすごかった!

清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2010年8月号テキスト
日本放送出版協会
練習問題を終わらせるのに時間がかかってしまった。

池上彰
伝える力
PHPビジネス新書
実家にあったのでもらってきた。

藻谷浩介
デフレの正体
角川書店
政府や企業やマスコミのトンチンカンな決定や言動が、何故まかり通っているのか、よく分かった。面白かった!

庭山一郎
はじめてのマーケティング100問100答
明日香出版社
自社製品(サービス)を理解するために「【1】誰の?【2】どんな問題を?【3】どのようにして解決するのですか?」という設問から考えてゆく、というのがあって、自分でもやってみた。目的を明確に出来た気がする。他にも興味深い話がいっぱいで面白かった。

池上彰
そうだったのか!日本現代史
集英社文庫
1950〜1970年頃の日本人は、本当によく団結していた。私たちは何故団結しなくなってしまったのだろう……

池上彰
そうだったのか!現代史パート2
集英社文庫
原子力関係の話が多くて興味深かった。あと、アウン・サン・スー・チーの話が切なかったなぁ。

佐藤雅彦
毎月新聞
中公文庫
面白かった! この人の創作物を全部見たいな〜

坂口由美子(編)
伊勢物語(ビギナーズ・クラシックス)
角川ソフィア文庫
心に滲み入る歌が多くて、素敵だった。

小野潮(他多数)
まいにちフランス語2010年10月号テキスト
日本放送出版協会
新しい講座。ずいぶん雰囲気が変わった。でも分かりやすいのでけっこう気に入っている。

荒木経惟
センチメンタルな旅・冬の旅
新潮社
小舟の写真が欲しくて、ついに買ってしまったー!

テオ・グレイ
Mad Science
オライリー・ジャパン
大爆笑。

小林大輔(編)
新古今和歌集
角川ソフィア文庫
西行の歌がとても良かった。式子内親王、慈円もなかなか。

池上彰
そうだったのか!中国
集英社文庫
残雪の人生を立体的に感じられるようになった。

池上彰
そうだったのか!アメリカ
集英社文庫
銃社会なのが怖いなぁ。

清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2010年9月号テキスト
日本放送出版協会
練習問題、無理矢理終わらせた……

俵万智
愛する源氏物語
文春文庫
和歌を中心とした解説エッセイ。面白かった!!

佐藤雅彦 竹中平蔵
経済ってそういうことだったのか会議
日本経済新聞出版社
まあまあかな。
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見た映画2010(メモ)

THIS IS IT
素晴らしかった。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶
写真展とこの映画で、彼の大ファンになった。

ビューティフル アイランズ
美しかった。
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読んだ漫画2009(メモ)

瀬川はじめ
喰霊〜追ナの章〜
角川書店
まあまあ。ツイナのナが出ない……

瀬川はじめ
喰霊8
角川書店
これもまあまあ。

いしいひさいち
女には向かない職業1
東京創元社
図書館で借りた。ののちゃんの先生が小説家に! 面白かった。

いしいひさいち
武士道残飯物語
双葉文庫
これも図書館。面白かった。

天乃咲哉
GOSICK02
富士見書房
今回もヴィクトリカ可愛いー! 初々しい恋心にキュンキュンなのだ。

冬目景
ハツカネズミの時間1
講談社
基本、全員片思い物語なんだけど、それぞれが自分の感情が何なのかうまくつかめない感じで、それでもモヤモヤしつつ何かしなきゃと焦っていて、その震えるような感覚がすごくこちらに伝わって来て、切なかった。先が気になるストーリー運びで、すっかりダメ主婦になって読み切ってしまった。あああ〜

冬目景
ハツカネズミの時間2
講談社

冬目景
ハツカネズミの時間3
講談社

冬目景
ハツカネズミの時間4
講談社

鬼頭莫宏
ぼくらの10
小学館
私たちは、死を身近に感じることが少なくなった現代社会で、多発する死を前提としている原始的な心身とのバランスを取るために、死についての物語を読むのかもしれない、なんてことを思った。

浦沢直樹
PLUTO7巻
小学館
ロボットって良いよね……

オノ・ナツメ
not simple
小学館
ヨーロッパの映画のような、独特の雰囲気がある作品。絵も味わい深い。特に表情の描き方が好きだ。主人公が作る「ツナ・モルネー」という料理が気になる。レシピを調べてみよう。

中村光
聖☆おにいさん1
講談社
のんびり楽しめるギャグ漫画。共同生活してるから、ボーイズラブというか、新婚夫婦ものみたいにも読める。

中村光
聖☆おにいさん2
講談社
病院で診察を受けるシーンがウケた。

中村光
聖☆おにいさん3
講談社
ほんと、なごむなぁ。

浦沢直樹
PLUTO8巻
小学館
最終巻。ストーリーとしてはまあまあだったけど、ロボットの物悲しさをたっぷり味わえたので、私は満足。

チーズ・キモノスキー
着物の本
ちーず書店
面白かった! 羨ましくなって実家から浴衣をせしめて来ちゃった。

石川雅之
もやしもん8
講談社
地ビール飲んでみたい! 鳥取大山のヴァイツェン!!

手塚治虫
奇子 上巻
角川文庫
手塚治虫のエロさ全開で非常に良かった。

手塚治虫
奇子 下巻
角川文庫
奇子のお兄ちゃんの最後の言葉が良かったな。

中村光
中村工房1
スクウェア・エニックス
聖☆おにいさん作者の初期作品。面白いけど、肩に力が入り過ぎている感じ。自然に描けるようになって初めて、ヒット作を生み出せるんだなぁ。

中村光
中村工房2
スクウェア・エニックス

中村光
中村工房3
スクウェア・エニックス

江戸川乱歩(原作) 丸尾末広(脚色・作画)
パノラマ島綺譚
エンターブレイン
なかなか雰囲気が出ていた! 乱歩の世界のほとんどは「文体マジック」で構築されていて、話をそのまま絵にしてもスカスカになる可能性が非常に高い。でもこの人の絵は昔の挿し絵みたいな独特の味があって、乱歩の文章が生み出す肉っぽい感触をうまく再現していた。生きた人間で作った乗り物をちゃんと描いて欲しかった、とか、ラブロマンス要素が弱い、とか、ムダにエロ描写が多くないか、とかとか、多少(?)不満はあれど、乱歩世界のキモをしっかりとらえていたのでオッケー! だ。

中村光
荒川アンダーザブリッジ1
スクウェア・エニックス
中村工房の続きみたいな感じ。ほんわか面白い。

琴坂映理
ねこやしき
猫の島広報課
ドバト! にウケた。

中村光
荒川アンダーザブリッジ2
スクウェア・エニックス
大好き。

中村光
荒川アンダーザブリッジ3
スクウェア・エニックス

中村光
荒川アンダーザブリッジ4
スクウェア・エニックス

中村光
荒川アンダーザブリッジ5
スクウェア・エニックス

中村光
荒川アンダーザブリッジ6
スクウェア・エニックス

中村光
荒川アンダーザブリッジ7
スクウェア・エニックス

中村光
荒川アンダーザブリッジ8
スクウェア・エニックス

中村光
荒川アンダーザブリッジ9
スクウェア・エニックス

中村光
聖☆おにいさん4
講談社
これも大好き。
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読んだ本2009(メモ)

細矢剛(監修) 特別展 菌類のふしぎ オフィシャルガイドブック TBS
もやしもんの展示に行って買った! 展示では、変形菌の実物が見られたのが嬉しかったなぁ。人が多くてじっくり読めなかった説明をこの本で。冒頭の森の写真と言葉が素敵。

大森望・豊崎由美 文学賞メッタ斬り! ちくま文庫
メチャクチャ面白かった!! へ〜っと感心したり、声出して笑ったり。読んでいるうちにプロの世界で何が求められているのか分からなくなって来て、まあ、そっちがそっちならこっちも好きなことを書くだけだ、と開き直った。

笙野頼子 徹底抗戦!文士の森 河出書房新社
分厚い本なのだが、そのほとんどが大塚英志批判。すげえ。私も大塚英志の文章を読んで腹を立てたことがあるけど、こんな風に戦っている人がいるとは。自分の大事な場所で図々しい振る舞いをしたら、そりゃあねえ。一生懸命過ぎる感じが切ない。途中の、大塚英志とあんまり関係ない対談が良かったな。

高橋源一郎 文学王 角川書店
面白かった〜 やっぱり源さんのエッセイは楽しいな♪ 分かりやすいし。小説と対照的だよね…… どっちも好きだけど。

テリー・ファリッシュ ポテト・スープが大好きな猫 講談社文庫
和み、癒された。訳は村上春樹。

J・アラン・ホブソン 夢に迷う脳 朝日出版社
次回作資料。夢を見る時の脳の仕組みが分かって面白かった!

フィリップ・K・ディック まだ人間じゃない 早川書房
短編集。どの作品も自殺する直前のサラリーマンのような、逃げ場なしの暗い狂気に満ちている。この人(作者)ってどんな生活をしていたんだろう…… まるで魂が入っていないかのような女性の描き方も気になる。何にせよ「電気羊」以外も面白いと分かって幸せ。他の作品も読んでみたいな。

梨木香歩 沼地のある森を抜けて 新潮文庫
よいこぐまさんにすすめられた本。メチャクチャ面白かった!! 個人の生を越えて、生命全体をとらえようとした所が感動的。私も頑張ろうと思った。純粋に楽しむつもりだったけど、付箋だらけになったので次回作資料だ。鍵になるアイテムがぬか床だもんな〜 ほんと、やられたぜっ!

角田寿星(編) Poem Rosetta Vol.5 ポエムロゼッタ
去年(買ってすぐ)読んだのだけど、記録し損ねてた。「アルビノのウスバカゲロウ」「ぼくらはかつて、光の子だった」が良かった。

松岡宮 駅員観察日記2 駅員と私
これも去年読んで記録し損ねていたもの。「殴る、おじーちゃんのセレナード」等々名作が沢山! たまらない。

梨木香歩 りかさん 新潮文庫
面白かった。

梨木香歩 ぐるりのこと 新潮文庫
いまいち。

筑紫哲也 スローライフ 岩波新書
面白かったけど、スローフードについてもうちょっと詳しく知りたかったな。他の本を探そう。

島村菜津 スローフードな人生! 新潮社
結婚後、私を苦しめていたものが何だったのかよく分かって、すごくすっきりした。これからは誇りを持って美味しい料理のために全力を尽くそうと思う。

アドリアーナ・ヴァッローネ 南イタリア スローフードな食卓より 東京書籍
再読。次回作資料として使えそうだと思ったので。やっぱり素敵な本だった。この人の料理教室にも行ってみたいな。

筒井康隆 脳ミソを哲学する 講談社
科学者との対談本。面白かった! 私は中村桂子を柳澤桂子と勘違いしていて(同じ桂子で研究分野も近いから)この本で別人だと分かった(馬鹿だ……)次回作のための付箋もいっぱい貼った。中村桂子の本、読んでみたいな。筒井康隆の小説も。

福岡伸一 生物と無生物のあいだ 講談社現代新書
シュレーディンガーのエントロピーの話など、色々興味深いところがあった。でも、文章が好みじゃなくて、まいった。後書きとかは良いけど、本文はもう少しクールにして欲しい……

山口哲夫(他多数) 家畜を育てる 文研出版
子供向けの学習本。スローフード的な農家を取り上げていて、非常に良かった。私も農業体験したい。

保岡孝之(監修) 水産物・畜産物・林産物 学研
これも子供向けの学習本。具体例よりデータが多い感じ。

池谷裕二 脳はなにかと言い訳する 祥伝社
いつも通り面白かった!

柳沢小実 スカンジナビア・ノスタルジア PHP研究所
近所のカフェで読んだもの。

小林誠 消えた反物質 講談社
やっぱりちんぷんかんぷん……

角田寿星 たたかえ!Mr.チャボ 一〇〇〇番出版
なんて切ない詩集だろう。悪の組織、というより社会的弱者集団のようなフラワー団と、貧しい正義のヒーローMr.チャボの奇妙な戦いの日々。作中の世界を歪ませることで、歪んだ世界をしっかり映し出している。戦いの回避を描いた最後の詩では、ボロボロ泣いた。素晴らしかった。

万里小路信房(編) 零と士 サブカル堂
肉さんの「ダーティ・ハリー・ポッター」最高! 「聞き書き 松本0:00一代記」「さよなら、鮪」も良かった。

フィリップ・K・ディック ゴールデン・マン 早川書房
面白かった! 特に「ヤンシーにならえ」のような、宗教を感じさせる物語が私の好み。フィリップ・K・ディックは今のところSFの中で唯一の、全作読んでみたい作家かもしれない。本人の性格を知ることが出来るまえがきも素晴らしい。

菅原一剛 写真がもっと好きになる。 ソフトバンク クリエイティブ
私がGRを買うきっかけになった、ほぼ日サイトに掲載されていた文章を本にしたもの。付箋を貼ったりしながらじっくり読みたかったので購入。風景や物を見た時に思う「この感じ、良いな」を写真に写すにはどうすれば良いか、具体的に書いてある。初心者にも分かりやすかったし、撮り慣れてマンネリぎみになった時にも自分の写真を見つめ直せそう。撮影にうーん、と悩んだら、また読み返したい。

池谷裕二 単純な脳、複雑な「私」 朝日出版社
この人の本で一番感心するのは、いつでも何か新鮮な話題を提供してくれるところだ。「その話、前に出した本でも書いてたじゃん!」ということがない(いや、これってない方が当然だよね。人気のある学者の本にはそういうのが多過ぎるよ! 新たに書くことがないなら、執筆依頼を断れよな〜)人間は「心」を必要以上に神秘的にとらえてしまう、という部分を読んで反省した。いつも通り付箋まみれであります。あー、面白かった!

株式会社リコー GR DIGITALU使用説明書(カメラ編) 株式会社リコー
始めから終わりまでじっくり読んだ。納得のいく写真を撮るために、まずは写真機の能力をしっかり理解しなければ、と思って。素早く自分好みの設定に出来るよう、使用頻度の高い機能を手前のレバーやボタンに割り当てたりした。説明書を見ながら写真機をいじるのが楽しくて仕方なかった。良い写真がいっぱい撮れると良いな。

フィリップ・K・ディック ユービック 早川書房
確かだと思っていた現実がどんどん崩れてゆく。具合の悪い時に読んだので、ちょうど気分にぴったり合って、良かった。

フィリップ・K・ディック 高い城の男 早川書房
これまで読んだディック作品の中で一番希望があった気がする。登場人物の個性がはっきりしていて混乱せず読めるし、もちろんディックらしい現実グラグラ感も味わえる。今のところ電気羊の次に好きかな。

フィリップ・K・ディック パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 早川書房
ドラッグによるトリップ描写が痛々しい。二種類のドラッグが出て来るのだけど、どちらにしても恐ろしいほどの精神的な行き止まり。「水ぼうそうガ丘」という地名もすごい。……ディックを三冊続けて読んだらかーなーりお腹いっぱいになった。次は別の人の作品を読む〜

ロバート・A・ハインライン 夏への扉 ハヤカワ文庫
SFの古典的名作。ストーリーも面白いけど、私は文体が特に気に入った。明るいのに、切ない。村上春樹っぽいなぁ、とも思った(出たのはこっちの方が先のはず) 猫のピートが重要な役割を演じていて、非常に魅力的に描かれている。それなのに私は何故ペットを飼いたいと思わないのだろう、そうだ、人間のオスをもう飼っているからだ…… と気付いた。猫好きはいっそう楽しめる話なんじゃないかな。

岸田今日子 あの季この季 光文社
岸田今日子の厚みを感じながら、気持ち良く読める本だった。

エドワード・レビンソン エドさんのピンホール写真教室 岩波書店
ピンホール写真を存分に味わえた。精神性が高く、普通のレンズカメラでの撮影や、文章書きの参考になることも沢山書いてあった。面白かった!

石川理恵 展示・ものづくり はじめの一歩―小さな発表会をひらこう グラフィック社
憧れるなぁ〜 展示! 写真と言葉で何かやれないかなぁ。

佐藤勝彦 眠れなくなる宇宙のはなし 宝島社
読みやすい文章で興味深い話題を語ってくれている。現代科学の宇宙論だけでなく、大昔の人たちの宇宙観も書いてあって、へえ〜っと驚くことがいっぱい。ブラーエの宇宙モデル(金星や火星などの惑星は太陽の周囲を回っているけど、地球は不動で、太陽と月は地球の周囲を回っている)とか、日常感覚にすごく合ってるよね。あー、面白かった!!

ちーず。 遠く、遠く ちーず書店
(無題)が良かった。

神無遼 豊満ボデー LOVESICKNESS
松永さん(猫)の写真集。縦長の形で座っているのと、最後の丸まっているのが特に可愛かった。

神無遼 神無的日常異聞録 LOVESICKNESS
お稲荷様の話が興味深かった。

神無遼 Lier of Love〜egoistの恋〜 LOVESICKNESS
遼さんらしい詩集だと思った。

神無遼 神無さん家の家庭の事情 LOVESICKNESS
マンション購入(=プロポーズ?!)の話と「絶望したー!!」に大ウケ。

神無遼 ai LOVESICKNESS
これも遼さんらしい詩集。こちらの方が優しい感じ。

神無遼 記憶と記録の交錯U LOVESICKNESS
光秀を部屋に案内するシーンがすごく綺麗。

ロバート・キャパ ちょっとピンぼけ 文春文庫
写真はもちろんすごい。でもそれ以上に、語りの巧みさに驚いた。深刻な戦闘シーンの合間に、必ずクスッと笑ってしまうエピソードを挟み、決して雰囲気を重くし過ぎない。勇敢に突き進むだけでなく、時には臆病になって前線から逃げ出したり、悩んだり。キャパの人間性が物語の波を生み出し、読者を先へ先へ連れてゆく。ああ、良い本読んだ。

ダーウィン 種の起原(上) 岩波文庫
大変だった…… 読んでいる途中、五百回くらい居眠りした気がする。それまでの理論を覆すために、いくつもいくつもいくつもいくつも例を挙げていくのだけど、進化論が定着している現代の感覚で見ると、くどい!! まあ、革命を起こすにはこれくらい慎重にやらないとダメなのだろう。まだ半分だよ。ひー。

芦田みゆき+おかえり(編) ただいま 00企画室
ただいま展をまとめた冊子。川口晴美「世界の雫」が良かった。特に「さっきまで夢だったところ」という部分。自分にもある! と思った。あと表紙の裏の詩もさわやかで好き。

有安ルカ(編) 漂53 漂の会
烏耶未代乃さんの詩と文章に共感した。

櫻田素子 ガムラン、ゆらぎの音色 PRHYTHM
ガムランやバリについてはもちろん、楽器演奏全般に関して、すごく勉強になった。ああ、バリ島行きたいなぁ。

島村菜津 スローフードな日本! 新潮文庫
テーマは良いのに、書き方がいまいちだった。本からの引用や自分の考えを減らして、取材した部分をもっと丁寧に書いて欲しかった。前作(スローフードな人生!)が素晴らしく、期待していただけに、残念。

森村泰昌 時を駆ける美術 光文社
イベントに参加して、つい読み直しちゃった。「表」と「現」の話とか、今後の文章書きに役立てたいと思った。

東海林さだお ゴハンの丸かじり 文春文庫
母から東海林さだおの本を大量に渡された。サクサク読めるのが気持ち良い。この本は、菜の花の話が面白かった。

東海林さだお パンの耳の丸かじり 文春文庫
苺大福の話の冒頭が、巧いなぁ。

東海林さだお ホットドッグの丸かじり 文春文庫
バター醤油かけごはんの話が面白かった。穴を掘ってバターを埋めるというのが。試してみたけど、ちょっと面倒だなぁ。やっぱり混ぜて食べちゃう。

東海林さだお 猫めしの丸かじり 文春文庫
ミソチャーハンが作ってみたい。

東海林さだお どぜうの丸かじり 文春文庫
ニラの話に大ウケ。

東海林さだお タクアンの丸かじり 文春文庫
タクアン大パーティーが面白かった。

東海林さだお 伊勢エビの丸かじり 文春文庫
ドリアンの話が面白かった。また食べたいよ〜!!

東海林さだお おでんの丸かじり 文春文庫
クロワッサンの話でDちゃんがえらいショックを受けていた。クシャクシャにされちゃあねぇ。私は笑っちゃったのだけど。

東海林さだお もっとコロッケな日本語を 文春文庫
「文章の書き方、教えます」という対談が非常に勉強になった。東海林さだおは自分をエッセイストではなく「雑文家」と思っているそう。いいなあ、雑文家! 大切なのは「ユーモア」「リズム」「パターン化しない」等々。阿川佐和子との対談の極意の話では「和みと寛ぎ」を重視していた。東海林さだおの文章の最大の特長でもあるよね、この二つ。私もこれを参考に、アマチュア雑文家として頑張っていきたい。

星新一 悪魔のいる天国 新潮文庫
初期作品集。SFが多いのが嬉しい。星新一は初期の方が好きだな。

琴坂映理 海猫物語 世界猫化計画トパゾン支部?
悲しい結末にならなかったのが良かった。

金井真介 ダイアログ・イン・ザ・ダーク(カタログ) ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン
ダイアログ・イン・ザ・ダークを開催している側、参加した側、両方の気持ちが伝わってきて、面白かった。今週もう一度行く。ああ、楽しみ。

東海林さだお 鯛ヤキの丸かじり 文春文庫
今、家にあるのはこれが最後だ。またもらってこよう。

星新一 ようこそ地球さん 新潮文庫
これも初期作品集。煮始めたばかりの鍋のように、まだアクを含んでいて、そこが良い。Dちゃんは、後期の、澄んだスープのような作品を好んでいるようだけど。

メアリ・シェリー フランケンシュタイン 創元推理文庫
可哀想でいっぱいの物語。作者が女性と知った時には驚いたけど、読んでみるとものすごく女性的……というか少女的な小説だった。面白かった。

安部公房 人間そっくり 新潮文庫
まあまあかな。

烏耶未代乃 つづれおり 漂の会
素晴らしい詩がいっぱいあった。特に「寝物語」が好き。

有安ルカ(編) 漂49 漂の会
烏耶未代乃さんに送ってもらった。やっぱり彼女の綴る言葉は良い。常にハッとさせられる。今まで言葉に出来なかったモヤッとした何かに、形が与えられる感じ。すごいなぁ。

烏耶未代乃 詩集 茶店めぐり
烏耶未代乃さんに送ってもらった。これを持って関西をめぐりたい……

佳山馨・烏耶未代乃 組曲
烏耶未代乃さんに送ってもらった。絵も言葉も甘〜い感じ。

烏耶未代乃 詩集 ナマコと私の娘
烏耶未代乃さんに送ってもらった。「新婚生活の報告」「洗濯物畳みの歌」が特に良かった。

有安ルカ(編) 漂45 漂の会
烏耶未代乃さんに送ってもらった。「希望について」が萩尾望都の「半神」のようで良い。

有安ルカ(編) 漂51 漂の会
烏耶未代乃さんに送ってもらった。「つながりを作る旅」が良かった。私も少しずつ、世界とつながりたい。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:37| 読書 | 更新情報をチェックする

見た映画2009(メモ)

動物農場
こんなに殺伐とした映画、なかなかないと思う。権力者による容赦ない暴力と殺戮。人間が演じたらさぞ残酷な映画になるだろう、と思うけれど、動物アニメでそれをやると、さらに画面はゾッと冷たいものになるのだった。最初から最後まで憎しみ全開。単純な物語なのに、解決策がいまだ見つからないというのがねぇ…… 

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
思いっきりアメリカ〜ンな映画だった。でっかいハンバーガー(コーラ付き)をどーんと目の前に置かれた感じ。面白かったけどお腹いっぱい…… 魑魅魍魎が沢山出てくるのは鬼太郎と同じなのに、こうも雰囲気が違うのは何故なんだろう。原作者が鳥取県民じゃないせいだろうか。

マリア・カラスの真実
遅刻して最初の方を見られなかった(馬鹿) 悲劇的な人生を淡々と描きながら、名演をたっぷりと聞かせる。女としては、見込みもないのに浮気男をだらだらと愛し続けるような、普通の人だったらしい。そういう色恋エピソードより、歌うことについて本人が語っている部分の方が、私は面白かった。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
いまいち。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:35| 映画・映像 | 更新情報をチェックする

2011年02月20日

久々の夢

 札幌の商店街を歩いていたら、荒川弘(いつもの牛の姿である)がアイスをくれた。
 賞味期限ギリギリだった。
posted by 柳屋文芸堂 at 20:41| 夢(寝ながら見る方) | 更新情報をチェックする

出来そこないの炊き込みご飯

 炊き込みご飯を作ったのですが、具を入れ過ぎてお米に芯が残ってしまった。
 でも、レンジで温めなおしたら、ちゃんと食べられるように!
 良かった〜
 一時はどうなることかと思ったよ。夕飯無しかとヒヤヒヤした。

 ラップを使わずに、裏返したお皿をふたにしました。
 ちょっと蒸す感じになるし、食品にベチャッとくっつかないのが良い。
 
 もし炊き込みご飯に失敗したら、お試しを。
posted by 柳屋文芸堂 at 20:37| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

更級日記

 ビギナーズ・クラシックス(角川ソフィア文庫)の「更級日記」を読みました。
 所々に美しい場面がありますが、基本的に地味な作品。
「よく1000年も読み継がれたなー」
 と驚きました。
 
 この作品がそれほど愛され続けたのは、おそらく、
「文学少女の人生」
 がリアルに描かれているからだと思う。

 恋愛小説を読みふけり、恋に恋する少女時代。
 きっと私にも素敵なことが起こるはず……!
 と信じながら、特に何も無いまま平凡な人生が過ぎてゆく。

 紫式部のように、華やかな長編小説で人気と栄光を勝ち取る訳でもなく。
 和泉式部のように、言葉の魔力で身分の高い男を手玉に取ることもなく。

 誰でも出来る仕事。
 誰でも出来る結婚。
 誰にでもある孤独。

 1000年前も、500年前も、現在も、文学少女の99.99%は、更級日記のような人生を送るのではなかろうか。

 作者の菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)に、派手な文才は無い。
 しかし風景や心理を細やかに綴るさまは、
「言葉を心の底から愛していたんだな」
 と十分に感じさせる。

 そんな彼女が晩年に書いた文章だ。

 昔より、よしなき物語、歌のことをのみ心にしめで、夜昼思ひて行ひをせましかば、いとかかる夢の世をば見ずもやあらまし。
(昔から、何の役にも立たない物語や歌のことばかりに夢中にならず、夜も昼も一生懸命仏様のお勤めにはげんでいたら、本当にこんな夢のようにはかない人生を経験しなくてすんだでしょうに)


 そんなこと言わないで、と泣きたくなる気持ちが半分。
 そうだよね、やっぱりそうだよね、とうなずいてしまう気持ちがもう半分。
 
 私も物語や言葉に夢中になるあまり、色んなことをおろそかにして生きている。
 そして、この分野で名を上げられる可能性は限りなく低い。
 いつか私も、
「もっと別のことをしていれば良かった」
 と、後悔するのだろうか?

 菅原孝標女は夢見がちな過去を反省しながらも、お寺にお参りに行く途中、かつて読んだ物語にゆかりのある場所を通り、憧れていた登場人物を思い出したりしている。
 物語を読むことで、現実がより美しいものになるなら、決して読書は無意味なんかじゃない。
 ねえ、そうでしょう?

 ビギナーズ・クラシックスは様々な人が編集・解説をしていますが、この本と和泉式部日記を担当している川村裕子先生の文章が一番好みです。
 乙女な雰囲気で、本全体を可愛らしい印象にしている。
 「もろこしが原」を「大磯のロングビーチ」と訳すのも、なかなか大胆。 
 公開講座等があれば、ぜひ受講してみたいものです。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:41| 読書 | 更新情報をチェックする

2011年02月18日

うたちゃんが選挙に!!

 ブログ「♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です」のうたちゃんが、新宿区議会議員選挙に立候補すると知って、びっくり!!
 面白い漫画を描く人、のイメージが強かったので、
「政治の方に行っちゃうの?!」
 と。

 でもよく考えたら、漫画はうたちゃんの表現方法の一つで、他にも色んなことをしているんだよね。
 文章も書くし、イベント運営もするし、歌も歌う。
 全ての活動は、
「世の中を変える」
 という目的につながっているのだろう。

 私は千葉県民なので投票出来ませんが、新宿区民の方がもしいたら、

 歌川たいじwebサイト -新宿から明日を拓くネットワーク-

 を見てみてください。
 政策がなかなか具体的で、うちの市の候補者とえらい違いだ…… と羨ましくなりました。
 
 議員になったら、漫画はやめちゃうのかな……?
 ファンとしては、それが一番心配。
 むしろ議会内部をネタに新作をバンバン発表してくれたら面白いのに。
 読者はわがままですね。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:51| ネット | 更新情報をチェックする