2011年07月12日

天台宗

 うちの実家の宗派は天台宗である。
 と言っても「聞かれればそう答える」というだけで、どんな教えなのか、他の宗派とどう違うのか、全然知らない。
 今回、せっかくだからと調べてみたところ、密教系なんですね。
 お経を読む前に印を結んだり、ちょっと呪術的な感じ。
 なかなか素敵です。

 一番の特徴は、声明を歌う(唱える?)こと。
 声明、ご存じですか。
 邦楽の礎、日本のグレゴリオ聖歌!
 生で聴いたの初めてだったよ〜
 感激のあまり、目をギラギラさせてしまったわ。

 お葬式の最中、お坊さんが線香をポーン、ポーンと放り投げたのには驚いた。
 Dちゃんは何事も無かったかのように無反応を決め込んでましたが、私と母は思いっきり口をあんぐり。
「まるでダダっ子がお経を唱えているようだったね!」
 と母。
 お坊さんは別に癇癪起こしてるわけじゃありませんから。

 あとで聞いてみると、松明の代わりに線香を投げたそうです。
 赤く燃える松明が空を舞うのを想像してみる。
 なんか、古風な儀式ですねぇ。

 前の記事を読むと分かると思うけど、私は日本の葬式仏教があんまり好きじゃない。
 何でもお金お金で、ブッダの教えはどこ行っちゃったの? って感じがするから。
 でも、伯母(小)のお通夜とお葬式はけっこう楽しかったな。
 珍しいものを見たり聞いたり、貴重な体験でした。

 お坊さんはふだん、川越でまちおこしのために頑張っているそうです。
「NHKの連続テレビ小説「つばさ」で観光客が増えたのに、震災後ぱったり来なくなってしまった」
 と嘆いていたので、近くの人は行ってあげてください。
 私もそのうち写真を撮りに行きたいな〜
posted by 柳屋文芸堂 at 02:46| 家族 | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

戒名のこと

 伯母(小)のお通夜の前の日、お坊さんから電話がかかってきた。
 私に気を遣っているのか、暗〜い声である。

坊「戒名をつけるために、〇〇さん(←伯母(小))のお人柄を教えてもらいたいのですが……」
私「とにかく真面目な人でしたねぇ」
坊「お仕事は何をされていたんですか?」
私「主婦です」
坊「ご主人は先に亡くなられて……」
私「いえ、結婚しなかったんです」
坊「独身ですか」
私「そうです」
坊「それで主婦を?」
私「いや、50歳くらいまでは働いていたみたいですよ」
坊「どんなお仕事を?」
私「いやー 私もよく知らないんですけど、事務みたいなことをやってたんじゃないですかねぇ」
坊「何か好きなこと、趣味のようなものはありましたか?」
私「特に…… とにかく料理とか家事とか、家のことばかり一生懸命やる人で…… 真面目で……」
坊「うーん……」

 途方に暮れるお坊さん。
 真面目なだけじゃだめですか。

私「あーっ、そうだ! すごく信心深い人でした」
坊「何か宗教を?」
私「いえ、ご先祖様です。家に仏壇があるでしょう。それの花を替えたり、線香を上げたり、とても熱心にやってました。明日のお通夜も参列者3人の小さな会なんですけど、そういう人だから、お坊さんを呼んできちんとやろうねって話になったんです」

 この話をした瞬間、お坊さんの声がパーッと明るくなった。

坊「見えてきました!!」

 お坊さんに光を与えてしまったよ……(功徳積んだ?)

私「まあ、そんな人なんで、仏様が大歓迎してくれるような名前をつけてやってください」

 実際にお坊さんに会ってみて分かったのですが、いつもは檀家さんなど、性格をよく知っている人の戒名しかつけないとのこと。
「電話だけでお人柄を理解するのは難しくて」
 と言いながら、仏教色の強い漢字をいっぱい入れた戒名を考えてくれました。
 印象の良い、好きな漢字ばかりだったので、信心深くない私も大満足でした。

 戒名をつけるためのお金(戒名料)を請求されるかと思ったら、

 お通夜のお経+お葬式のお経+初七日法要(お葬式の後やる)のお経+火葬の時のお経+戒名料

 全部まとめて〇〇円、と互助会の人に言われて払いました。
 驚くほど高額ではなかったです。

 伯母(小)が元気だった頃、
「戒名のお金、値切ってみようか」
 と冗談で言ったら、
「そんなことしたら、ちゃんとした所に行けなくなっちゃうよ!!」
 とカンカンに怒ったことがあった。
 冗談でもそんなこと許せないのね……

 戒名自動生成システム「坊主イラズ」を開発してはどうかと、Dちゃんに持ちかけたこともある。
 罰当たりだねぇ。
 姪はこんなですが、伯母(小)は純真無垢な人だったので、いい感じの所に行かせてやってください。
 よろしく、仏様。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:28| 家族 | 更新情報をチェックする

2011年07月09日

伯母(小)のこと

「なるべく長く息をしているつもりだ」
 と強い意欲を見せていた伯母(小)ですが、下の記事を書いた次の日(日付は同じで7/2)息を引き取りました。
 82歳でした。

 その時に感じたことをブログに書きたいなー と思いつつ、バタバタしていてままならない、という状態。
 メモはしてあるんですが。
 まあ、そのうちに。

 歳も歳だし、そんなにショックを受けているわけではないので、ご心配なく。
 ただ、お通夜だ、お葬式だとワーワーしていて、ちょっと疲れちゃった。
 蒸し暑いしね。

 梅雨明け前に夏バテになるのは避けたい……
 と思ったら。
 梅雨明けたって?! マジでー?!
posted by 柳屋文芸堂 at 23:56| 家族 | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

伯母(小)の目力

 また伯母(小)が入院しました。
「入退院を繰り返す」
 ってやつですね。
 しばらく元気にしてたんだけどな〜

 体調の悪化で認知症っぽくなっているのか、意思の疎通がうまく出来ない。
 ただ、とても悲しそうな目で私を見る。

「そんなドナドナみたいな顔しないで」
 と言ったら、看護婦さんに、
「表現が的確ですねぇ」
 と感心された。

 母は、
「それはそれは恨めしそうな顔で私を見るのよっ」
 と怒っている。
 そういう受け止め方もあるのね。

 目力で訴えられても、私にはどうしようもないので困ってしまうよ。
 ごめんね。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:39| 家族 | 更新情報をチェックする