2011年11月29日

伊藤潤二の猫日記 よん&むー

 新婚夫婦が猫を飼い始め、その愛らしさに夢中になる。
 その様子を描いたエッセイ漫画…… というと、どんな絵を思い浮かべますか?
 伊藤潤二は、たぶん全員の予想を裏切ります。

 何しろ彼は、ホラー漫画家なのである。
 その能力を存分に発揮して「猫」と「猫バカ」を表現する。
 猫だけが持っている、複雑な気配。
 何かを深く愛してしまった人の、狂気と滑稽さ。

 リアルで、アホらしくて、とにかく面白い。
 こんな漫画見たことないよ。
 絶対に伊藤潤二にしか書けない。

 猫好きの人にすすめていいのか迷うなぁ。
 どちらかというと、ギャグ漫画ファンに読んでもらいたいです。
posted by 柳屋文芸堂 at 21:23| 読書 | 更新情報をチェックする

2011年11月28日

いしたにまさき・大山顕「楽しいみんなの写真」

 後半の総裁(=大山顕 「住宅都市整理公団」の総裁だから)の文章が読みたくて買いました。
 やっぱり上手いなぁ〜

 彼が開催している、
「うまくならない写真ワークショップ」
 の内容をまとめたもの。

 写真を「自己表現」ととらえてしまうと、写真を撮ることが辛くなったり、表現の幅が狭くなったりしてしまう。
 このワークショップでは、
☆好きでもなんでもない物の写真を大量に撮る。
☆毎日同じ時刻に写真を撮る。
☆他人になりきって写真を撮る。
 ということをして「自分」から離れ、写真の新たな楽しみ方を見つけてゆく。

 正直言って、私は写真に全然思い入れが無いので、総裁が感じていたような苦しみは味わったことがない。
「写真下手ですね」
 と言われても、
「ほんとにそうですね」
 とうなずくだけだ。
 全く傷つかない。
 だからどんどん撮れる。

 小説になると話は違う。
 自分の書いた文章はまるで自分そのもののようで、批判されるのが怖くて仕方ない。
 だからどんどん書けなくなる。

 これって変だし不便だよな、と前から思っていた。
 総裁はこう書いている。

「自己表現に近付けば近付くほど、自分自身のことになればなるほど僕らはしゃべりづらくなってしまう」

 もしかしたら、
「うまくならない小説ワークショップ」
 みたいなことを自主的にやるべきなのかもしれない。

☆好きでもなんでもない物の描写を大量に書く。
☆毎日同じ時刻に文章を書く。
☆他人になりきって文章を書く。

 うーむ、なかなかキツそうだ。
 文章に関しては「自分」というものがムダに膨らんでしまっているのを感じる。
 御破算に出来るならしてみたいよ。

 写真好きな人だけでなく、
「好きだったはずのものが、だんだん楽しめなくなってきた」
 という経験のある人におすすめしたいです。
 総裁の名言が突破口になると思いますよ。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:49| 読書 | 更新情報をチェックする

2011年11月26日

與謝野鐵幹

 田辺聖子「千すじの黒髪―わが愛の與謝野晶子」に出てくる與謝野鐵幹が身勝手で腹が立つ。
 新しい恋人(晶子)の前で奥さんの話をしたり、奥さんへの手紙に恋人の話を書いたり、女の嫉妬心を全く理解せず、
「どうしてみんな仲良く僕を愛してくれないんだろう?」
 という感じ。
 金もないくせに、光源氏にでもなったつもりかー!!

 プンプン怒りながら読んでいたら、Dちゃんが会社から帰ってきた。
「Dちゃんが浮気する人じゃなくて本当に良かったよ。與謝野鐵幹はホントひどい男でさぁ……」
「でも僕には詩歌の才能がないよ」
「そんなものなくてよろしいっ」

 ダメ男は好きだけど、こういうタイプはイヤだ。
 何でモテちゃうのよ。
 甘やかすんじゃない、明治女たち!

 鐵幹と出会って、與謝野晶子の歌がみるみる自在に、したたるようになってゆくのは面白いんですが。
 女流文学はダメ男が支えているんだろうか。
 そう考えると色々例が思いつくよね〜
posted by 柳屋文芸堂 at 11:08| 読書 | 更新情報をチェックする

2011年11月25日

立川談志

 談志の若い頃の録音を聴いたことがある。
 大御所になった後と雰囲気が全く変わってなくて、
「生意気だ、生意気だと言われる」
 という言葉にウケた。
 あの性格のまんま若かったら、そりゃ言われるだろうよ。

 演目は確か「寿限無」
 心・技・体で評価するなら「技」の勝った芸で、目のくりくりした童顔のCDジャケットによく合っている。
「なんだか可愛いなぁ」
 とニヤニヤした。
 
 私は残念ながら録音しか知らないのだが、母は生で聴いたことがあるそうだ。
 同い年ということもあって、しきりと「悲しい、惜しい」と繰り返していた。

 落語家や役者が亡くなるたび、
「ああ〜 見に行っておけば良かった!」
 と後悔する。
 もう談志の高座を見に行くことは出来ない。
 でも、談志の芸を受け継いだ弟子たちの落語を聴きに行くことは出来るのだ。
 いつか・いずれ、なんて言ってないで、積極的に出かけないとね。

 立川談志の魅力は立川談春「赤めだか」を読むとよく分かります。
 面白い本なので、ぜひどうぞ。
 おすすめです。
posted by 柳屋文芸堂 at 10:09| 演劇・演芸 | 更新情報をチェックする

結婚式

 結婚式の料理を決めるため、打ち合わせに行く。
 メニューを見せられるがどれもいまいちで、これならまあいいか、と思えたのは1人1万2000円のコースだけだった。
 お客は100人だから、料理だけで120万円かかってしまう。
「呼ぶ人を減らそうか……」
 と相談していると、
「俺が80万円出すからそのままやれ!」
 とDちゃんの親戚のおじさん(という設定だが全然知らない人)が強く言う。
 何だか色々めんどうだ……

 起きてみたら、結婚後7年経っていた。
 当然結婚式なんてやらなくていいので、すごくホッとした。
posted by 柳屋文芸堂 at 09:10| 夢(寝ながら見る方) | 更新情報をチェックする

2011年11月22日

もんじゅ

 ネットにつながったら気になるのは、原発関連のニュース。
 今回「えーっ!」と思ったのは、読売新聞の社説。

「もんじゅ」 政策仕分けにはなじまない

 原発推進派っぽい意見なんだけど、もんじゅの問題点もよく分かる、変な記事。
 どっちに行きたいんだ、読売新聞。
 社内でも意見が割れているのか。

「枝野経済産業相は、仕分けの場で、原発の全研究費を再生可能エネルギーの研究に投じれば電力はまかない得ると述べた。今の技術水準からは容易なことではない。無責任ではないか」

「もんじゅを有効活用するのは今の技術水準からは容易なことではない。無責任ではないか」
 ってそのまま返すよ!
 冷却材のナトリウムがどんな物質か分かってる?
 塩化ナトリウム(=食塩)とは全然違うんだよ?

 能なしの若旦那のように金食い虫な「もんじゅ」
 入れあげるのはもうよそうぜ。
posted by 柳屋文芸堂 at 12:24| 社会 | 更新情報をチェックする

友人、知人に私信

 今年も年賀状が出せません(三年連続喪中ですよ)
 「引っ越したよハガキ」はいずれ出します(いずれって、いつでしょうねぇ……(遠い目))
 旧居あてに郵便を出した場合、一年間はちゃんと転送されるのでご安心を。
 宅配便(ヤマト・佐川などのサービス全般)は転送されないのでご注意を。
 パソコンメール・PHSメールは変更なしです。
 よろしく〜
posted by 柳屋文芸堂 at 11:42| 友達 | 更新情報をチェックする

祝!開通

 ネットにつながるようになりました。
 やれやれ。

 しかしまだ、家のあちこちにダンボール城が。
 日常が戻ってくるのはいつになるやら。
posted by 柳屋文芸堂 at 11:41| パソコン・電子機器 | 更新情報をチェックする

2011年11月17日

引っ越します

 いよいよ本格的に引っ越します。
 回線が使えなくなるので、しばらく更新出来ません。
 「作品置場」の過去の作品でも見ながらお待ち下さい〜
posted by 柳屋文芸堂 at 11:55| 自分 | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

東日本女子駅伝

 11月13日の東日本女子駅伝では、10代〜20代の女性を福島駅周辺で走らせたそうで。
 久々に、
「し、信じられない!!」
 って叫んじゃったよ。

 もうこの国の人たちが何しようとかまうもんかー 勝手にしろー
 と思っていたけど、さすがにこれは無茶苦茶だ。
 放射性物質を含んだ粉塵を吸ったら危険なことくらい、この数カ月でみんな学んだよね?
 うちの近所もホットスポットだから、マスク無しでは外に出ないよ。

 若い女性は国の宝じゃないのかね。
 というか、国民は誰だって国の宝じゃないのかね。

 もっと健康を大事にしようよ。
 夜更かしばかりの私が言っても説得力ないけれども……
posted by 柳屋文芸堂 at 01:48| 社会 | 更新情報をチェックする