2012年12月31日

邦楽に触れる機会

 三味線発表会にはDちゃんの両親も来てくれました。
 お母さんはお囃子のリズムを気に入り、体を揺らしてノリノリで見てくれたそうです。

「とっても良かった〜 こういう演奏会は本当に初めてだから」
「ふだん邦楽を聴いたりすることはないんですか?」
「ないない!」
「歌舞伎を見たりは」
「高校の頃の鑑賞教室だけよ〜」

 音楽(特にクラシック)が大好きで、本人も楽器を弾くのだけど、邦楽は「別の世界」なんですね。
 なかなか触れる機会がないのだろうか。
 現代人でも十分楽しめる面白い音楽だと思うのだが。 
 もっと気軽に聴く人が増えると良いのになぁ。

【放送で】
 午前11時にNHK-FMをつけると「邦楽のひととき」など邦楽系番組を毎日やっている。
【劇場で】
 歌舞伎のBGMは生演奏の邦楽。役者さんだけでなく音楽にも注目する。

 このあたりが「入門編」として良いんじゃないかと。
 邦楽のCDはCD屋ではほとんど売ってません……
 Amazonで「長唄」「端唄」等で検索をかけると出て来ます。
 うめ吉の「俗曲」も可愛いよね!

追記:お正月は邦楽を聴ける番組が増えるのだった。詳細はこちら
posted by 柳屋文芸堂 at 00:13| 音楽 | 更新情報をチェックする

2012年12月30日

のり解体ショー

 下の記事のヒロシさんにやってもらった髪型、Dちゃんがかなり気に入って、
「これ、家でも出来ないかなぁ?」
「何言ってるの?」
 後頭部の髪がふわっと膨らんでいて、ひと目見ただけでプロにしか作れない頭だと分かると思うんだけど。
 髪を伸ばしたことのない人には想像つかないのかしら。

 家に帰り、結った髪をDちゃんが解いてくれることになった。
 ピンを抜く。ピンを抜く。ピンを抜く。
 ピンを抜く。ピンを抜く。ピンを抜く。ピンを抜く。ピンを……
 抜いても抜いても終わる気配がない。いったい何本使っているのか。

「うわっ、アフロだ!! 内側の髪がチリチリになってるよ!!」
「え〜」
「髪を膨らませるためにわざと中だけアフロにするなんて…… こんな技を使うのか……」
「そんなことしてたかなぁ?」
「あっ、アフロが取れた」
 詰め物を使っていたんですね。
 しばらく「一部分だけアフロヘアー」で生きていくことになるのかと心配だったよ。
 
 大量のピンを抜き(ちり紙の上に山が出来た)二つのアフロを外して、ようやくDちゃんはヒロシさんの凄さを理解した。
「これは素人には無理だね」
「当たり前でしょっ 分解しないと分からないのか……」
 ま、分解は理系の基本である。

「髪を元に戻してくれてありがとう。自分一人じゃ大変だった」
「のり解体ショー」
「マグロみたいに言わないで……」
posted by 柳屋文芸堂 at 00:19| 健康・美容 | 更新情報をチェックする

2012年12月29日

美容師ヒロシ

 三味線発表会では着物を着たので、髪型も和風にセットする必要があり、三味線の先生の紹介で美容師のヒロシさんにお願いした。
「ちょっとオネエっぽくて面白い人だよ」
 と聞いて興味を持ったのだけど、どちらかと言うと楳図かずおに近かった。
 年齢不詳のおじさんで、やたら派手でハイテンション。
「しゃべらなかったら死んじゃうっ」
 そうです。

ヒロシ「お笑い芸人の△△の奥さんも邦楽をやっていてね、邦楽界で二番目に美人と言われているの! 貴乃花の奥さんの河野景子ちゃんみたいな感じで、すっごく綺麗で……」
  私「二番目って、一番目は誰なんですか?」
ヒロシ「あなたに決まってるじゃない!!」

 あるいは。

ヒロシ「あなたも東京に住んだらいいのよ! この近所に新しいマンションが建ってね」
  私「あー 来る時に見ました。ずいぶん立派な建物で」
ヒロシ「二億! たった二億で一部屋買えるから! それくらい出してくれる男いるんでしょっ?!」
  私「あー 旦那はいますけど、とても二億出せるような男じゃないですねぇ……」
ヒロシ「まあ、旦那さんがいるの? あなたが結婚してしまって、数えきれないほどの男たちが泣いたのねっ 泣かせたのねっ」

 こういう会話が凄まじいスピードかつノンストップで一時間ほど続くのである。
 朝からフランス料理のフルコースを食ったような満腹感だった。
 (実際には少し関西なまりが入る。再現出来なくて申し訳ない)

 ヒロシさんはこのマシンガントークを続けながら、ちゃっちゃっちゃーと手際良く髪を結い上げる。
 化粧もお願いして、それぞれのパーツの主張が激しくまとまりに欠けるクドい顔を、キリリと凛々しく整えてくれた。
 会場で会う人会う人に、
「別人みたい」
 と言われたから、相当腕が良いのだと思う。

 でね。驚いたのが、値段。

 ヘアセット+メイク+着物着付け+早朝料金=11,000円
 (着付けは別の人が担当)

 これ、あり得ないほど安いんじゃないかね?
 他の店の統計取った訳じゃないが、実感として、ちょっと申し訳なくなるくらいだった。
 何しろクリスマスイブの朝だし(しかも振替休日)

 ヒロシさんの美容室のホームページはこちら
 また着物を着る機会があったら絶対行くつもり。
 ちなみに、宝塚がお好きらしいので、ファンの人が行くと喜ぶと思います。
 話が止まらなくなって、帰してくれないかもな。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:33| 健康・美容 | 更新情報をチェックする

2012年12月28日

国立劇場に近いレストラン

 三味線発表会の会場は国立劇場(小劇場)でした。
 皇居と最高裁判所と高速道路に挟まれていて、周りにお店がほとんどない。
 東京のど真ん中なのに……
 夕飯どうしよう、と困っていたら、DちゃんがiPhoneでイタリア料理のお店を見つけてくれました。

 エノテカ・ドォーロ

 国立劇場から徒歩5分ほどの場所にあります。
 ここが当たりだった。
 濃厚なチーズがからむニョッキ。
 薄切りの赤玉ねぎが載った、ぴりりとするピザ。
 ツナの入った大きな唐辛子(小ぶりなピーマンみたいなの)も美味しかったなぁ。

 文楽や歌舞伎を見に国立劇場へ行く機会があったら、ぜひ寄ってみてください。
 おすすめ。
「東京なんだから、夕飯くらいどうにかなるだろ」
 は全く通用しない会場なのでご注意を。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:50| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2012年12月27日

大鼓(おおつづみ)の皮

 三味線発表会の楽屋で一番感動したもの。
 それは電熱器の上でモチのように炙られていた大鼓の皮……!
 カーン、という高い音を出すために、加熱して乾燥させるのですよ。
 (詳しい説明はこちら

 話には聞いていたけど、実際に見たのは初めて。
 写真に撮りたかったなぁ〜
「撮影しても良いですか?」
 なんて尋ねて忙しい奏者を煩わすのも悪いから、目だけで撮影して心のアルバムに入れました。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:35| 音楽 | 更新情報をチェックする

2012年12月26日

三味線発表会

 三味線発表会、無事終わりました〜
 最高の出来とは言えないが大失敗でもない、というあたりで乗り切れた。
 やれやれ。

 長唄三味線というのは、演奏が情熱的でも、奏者はクールに振る舞うのが良しとされている。
 ヴァイオリニストのように体を揺らしたりせず、前だけをじっと見て眉一つ動かさない。
 これ、やってみるとけっこう大変なのです。
 指やバチの位置が間違ってないかな? と顔を傾けて見てしまったり、長く弾いているうちに三味線がグラグラしたり……

 本番の時、私は舞台の上で、
「よし! 無表情出来た!!」
 とほくそ笑んでいた(もちろん心の中で)
 しかし演奏後、Dちゃんに感想を聞くと、
「ソロに入ったらどんどん前のめりになって、必死になってるのがよ〜く伝わってきた。
 見てるこっちも手に汗握ったよ」
 がーん。それ、最もダメ!!
「で、ソロが終わったら『あー終わった終わった』って感じになってた」

 そんな分かりやすい変化を観客の皆さまにご披露してしまったのか。
 やはり私にクールは無理です……
posted by 柳屋文芸堂 at 01:33| 音楽 | 更新情報をチェックする

2012年12月23日

下浚い最高!!

 今日は三味線発表会の下浚い(リハーサル)でした。
 目の前でプロのお囃子を聴けるのが、最高!!
 あっ、鼓を舐めてる! 笛が超格好いい!! ってな調子ですよ。

 興奮しつつ、私たちはとても大きなものを守ろうとしているんだ、と思った。
 徳川幕府が崩壊しても、空襲で東京が焼け野原になっても、ずーっとずーっと生き延びてきた、邦楽。
 私は単なる下手な愛好者に過ぎない。
 でも文化というのは、それを愛する人がいなければ、簡単に忘れ去られてしまうものなのだ。

 明日の本番も頑張ります。
posted by 柳屋文芸堂 at 21:24| 音楽 | 更新情報をチェックする

2012年12月22日

シュークルットでクリスマス

 今日はちょっと早めのクリスマスっぽい夕ごはん。
 Dちゃんが私の誕生日のお祝いにベルギービールのゾットを買ってくれたので、それに合わせて私も三日前から鶏肉と豚肉を塩漬けにし、シュークルット(ザワークラウト)を煮ました。
 自宅でやると自分好みの酸味・香りに出来るから良いわ〜
 あと大量に食べられるし。

 日本の店で出るシュークルットはたいてい味が穏やかで量が少なく毎回不満なのです。
 もっとみんなシュークルットを愛そうよ! 付け合わせじゃないんだよ!!
 シュークルットと肉は対等の関係、夫婦みたいなものなのさ……
(私の考えですが。本場のドイツやフランスの人たちがどう考えているかは不明)

 美味しいビールを飲むと、料理も美味くなり、美味しい料理を食べると、ビールが美味くなる。
 そして腹ばかり肥えてゆく。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:49| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

ジャンボ!

 宝くじの収益金の約4割が公共事業に使われるそうですね。
 公園を整備したり、福祉施設の改修をしたり。
 平成23年度は約4000億円(宝くじ公式サイトより)

 こんなにお金が集まるなら、国の借金も宝くじで解決出来ないだろうか。
 収益金の約4割を国債の利払いにあてるのだ。
 その名も「借金ジャンボ」
 ……売れないだろうなぁ。
posted by 柳屋文芸堂 at 03:53| 社会 | 更新情報をチェックする

2012年12月21日

越後獅子

 例年だと、
「クリスマスソング飽きたー」
 とかぶーぶー言ってる時期ですが、今年は三味線の発表会の曲がずっと脳内で流れているので他の曲は頭に入ってきません。
 クリスマスイブに演奏会、というのは意外に良かったかも。
 最初に日取り聞いた時は驚いたけどね。

 私たちが演奏するのは長唄「越後獅子」

 おらが女房を褒めるぢやないが 飯(まま)も焚いたり水仕事♪

 という歌詞が好き。
 自分のことみたいだから。

 御座れ話しませうぞ こん小松の蔭で 松の葉の様にこん細やかに♪

 という部分も綺麗だな。
「松の葉のように細やか」
 って素敵な表現だよね。

 長唄では、三味線と唄は別の人が担当します。
 弾きながら唄う、ということはお稽古中の先生くらいしかやらない。
 でも三味線ばかりじゃなく、歌詞からも学ばないとね。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:21| 音楽 | 更新情報をチェックする