2012年12月20日

皇居の松林

 前回、母親の病院付き添いをした日のこと。
 検査だけで早く終わったので、東京駅を見せてやろうとタクシーに乗っていた。
 途中、急に空間が開け、松林が続いたので驚いた。

  私「へー 東京にもずいぶんだだっ広い所があるんだなぁ」
運転手「こ、皇居ですよ!! 知らないんですか?!」

 信じられないものを見た、というような甲高い声で叫ばれた……

  私「竹橋とか九段下からはよく見てたんですけどねー」
運転手「こっちが表ですっ ほらあれが二重橋!」

 十分知っているような気でいたけど、皇居周辺をきちんと回ったことって一度もない。
 あんな美しい松林があるなんて。
 東京の中心に海辺が出現したみたいだった。
 あたたかい日に散歩したいなぁ。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:05| 旅行・お出かけ | 更新情報をチェックする

2012年12月19日

エディアール

 私が三味線をやる理由は、
「音楽のことが知りたい」
「文章にリズムを出したい」
「単純に邦楽を楽しみたい」
 等々で、上手になってみんなに聴いてもらいたい、という気持ちはほとんどない。
 意識が内向きなのだ。

 しかしそういう心構えだと、どうしても演奏の細部が雑になる。
 発表会に出るからにはもっと切実な気持ちで演奏しないとなー
 と考えて、
「亡命先で日銭を稼ぐために弾いている」
 と思い込むことにした。

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 20XX年、近畿地方から関東地方までの広い地域を巨大地震が襲った。
 首都機能は壊滅。私は住む場所を失い、残った財産をはたいてパリへの片道航空券を手に入れた。
 日本人の多いオペラ地区ならどうにかなるかもしれない。
 財布の底の最後のユーロで地下鉄に乗り、マドレーヌ広場にたどり着いた。

 日本の大災禍が嘘のように、エディアール本店の窓からは明るい光が漏れている。
 昔、観光でパリに来て、この店に入った日のことを思い出す。
 あの頃は円が強かったから、庶民の私でもパリのレストランで食事をすることが出来たのだ。
 日本円は世界中のあらゆる通貨に対して暴落している。
 どちらにしても、私の所持金はゼロなのだけど。

 ああ、お腹が空いた。
 エディアールの二階にあるレストランに入るのはどう考えても無理だ。
 でも、一階にある食料品店で売っているキッシュくらいなら……
 私はノートのページを一枚破り、折り紙の要領で小さな箱を作る。

 どうか、誰か、この音を聴いてください。
 道ゆく人の心に響く演奏が出来なかったら、私は餓死するよりほかないだろう。
 目を閉じてすっと息を吸い、三味線にバチを振り下ろす。

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 ……ってこんな未来イヤだ!!
posted by 柳屋文芸堂 at 00:07| 音楽 | 更新情報をチェックする

2012年12月18日

ケイパーベリー

 スペイン料理屋で食べたケイパーベリーが美味しかったので、うちでも料理に使ってみた。
 風鳥木(ふうちょうぼく)のつぼみがケイパー、実がケイパーベリー、みたいです。
 ケイパーは小さい粒々ですが、ケイパーベリーはさくらんぼみたいに軸が付いている。
 何だろ、ケイパーとオリーブの不義の子、みたいな歯ざわり。

【作り方】
 まずアーリーレッド(赤い玉ねぎ)を薄切りにし、塩をかけてしんなりさせます。
 そこにレモン汁、酢、オリーブオイル、乾燥ディル、ケイパーベリーを入れて混ぜる。
 これをスモークサーモンに載せて食べると…… 美味しい!!

 ケイパーベリーは成城石井で買いました。
 このブログは成城石井のステルスマーケティングしてるみたいですね。
 一銭ももらってないよ! むしろ入れ揚げて破産寸前だよ!!
 傾城石井に名前変えてしまえー
posted by 柳屋文芸堂 at 00:40| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2012年12月16日

買い物は投票なのだ

 自民党の圧勝らしいですねぇ。
 自分の生活にどう影響してくるか、慎重に情報を見ていかなければ。

 さて、選挙は終わった訳ですが、世界を変えるのは政治の投票だけではない。
「人々が物を買う」
 という行為の持つ力の方がよっぽど強いのでは? と前々から思っていたのだけど、大好きなブロガーの伊藤聡さんがすごく上手くまとめていたのでご紹介。

[読書]『イーティング・アニマル アメリカ工場式畜産の難題』/ジョナサン・サフラン・フォア(東洋書林)

 個人が商品を選択し購入するという消費行動は、ある種の投票でもあるのだ。

 自然に近い方法で育てていない肉を食べれば、工場式畜産に賛成票を投じたのと同じことになり、不自然に安い商品を買えば、その値段を実現するために行われた非倫理的なビジネスを支持することになる。
 その商品がどのように作られ、どのような道筋をたどって来たのか。
 それを知らずに物を買えば、自覚のないまま不穏なシステムを増強してしまう。

 日常で買うべき物は沢山あるし、全てに対して深く考えるのは大変。
 でも、決して忘れてはいけないと思うのです。
 買い物は投票なのだ。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:21| 社会 | 更新情報をチェックする

選挙ですね

 郵便受けに入っていたチラシを見て、
「この人に入れよう」
 と決めていたのに、調べてみたらその人は隣の選挙区の候補者だった……
 市の境目近くに住んでいるから、勘違いして配っちゃったのね。
 選び直すのが面倒だった。でも一応決めたよ。

 選択の参考になればと、政党のホームページへのリンクを貼っておきます。

 民主党
 自由民主党
 公明党
 みんなの党
 日本未来の党
 日本共産党
 社会民主党
 日本維新の会
 国民新党
 新党大地
 新党改革
 新党日本
 みどりの風
 沖縄社会大衆党
 ※解散前まで国会に議席があった政党のみです。

 党の中で意見がまとまらずにわーわーしてるのを見ると、
「党なんてやめちゃえば?」
 って思ったりするんですけどね。

 確か臓器移植法は党に関係なく議員一人ひとりの考えで賛成・反対したはず(宗教観がからむから)
 全ての法律を党に縛られずに作ったり変えたりしたら……混乱するのかな。
 全員一匹狼の国会。
 ダメかね?
posted by 柳屋文芸堂 at 00:12| 社会 | 更新情報をチェックする

2012年12月15日

沖縄のらっきょ

 沖縄のらっきょは甘くなくて美味しい。
 いや、普通の甘酸っぱいやつも好きなんだけどさ(特に鳥取の)
 細い島らっきょの塩漬けに、かつお節と醤油をさっとかけたのが、さっぱりしてサラダのようで。

 銀座の「わしたショップ(沖縄のアンテナショップ)」に売ってます。
 パイナップルの缶詰も美味しかったなー
 また行かなければ。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:08| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2012年12月14日

三浦しをん「風が強く吹いている」感想

 箱根駅伝の小説。
 前半、物語世界に入り込めなくてちょっと困ったのだけど、後半は面白かった。

 一人だけ飛び抜けて足の遅い「王子」が、
「僕のせいでみんなに迷惑かけて……」
 みたいなことを一切言わないのが良い。
 そういう所に作者の考え方が出ている気がして。

 大切なのは、早いか、遅いか、優れているか、劣っているか、ではない。
 その行為にどんな意味を見出すか。
 いかに成長していくか。

 村上春樹と同じように、三浦しをんも「走ること」に「書くこと」を重ねているのかな。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:11| 読書 | 更新情報をチェックする

2012年12月13日

悪い世の中、とは

 全員がまんべんなく不幸になるのではない。
 不幸になる確率が高まるのだ。
 「凶」を引いてから「どうにかしなきゃ」と思ったのでは手遅れだ。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:36| 社会 | 更新情報をチェックする

2012年12月12日

インド式化粧法

 三味線の発表会のために口紅を買った。
 化粧品屋さんで試しに塗ってもらったのをそのままにして帰ると、Dちゃんが私の顔をちらちら見る。
 ふだん全く化粧をしないので、違和感があるのだ。

「のりはさ、日本人向けの化粧は合わないんじゃない?」
「そんなこと言われてもねぇ」
「インドの女性は濃い顔でも落ち着いた化粧をしているよ。のりもインドの化粧方法を学ぶべきなんじゃない?」

 三味線のためにインド式化粧法を学ぶというのも訳が分かりませんが……
 でも確かにインドの女性は濃い顔を綺麗にまとめてますよね。
 どうやってるのかしら。色が違うのかな。

 日本の化粧はのっぺりした顔を派手にする方向に発達している気がする。
 全てのパーツが激しく自己主張して収まりの悪い顔には向いてないのかも。

kao.gif

 目が小さいと思われるのがけっこう寂しい。
 眉毛と唇が大き過ぎるだけなんだよ!
 バランスを取るために目を派手にすると、
「食われそう」
 とか言われるしな。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:49| 健康・美容 | 更新情報をチェックする

2012年12月10日

まんぷく独裁

 選挙戦真っ盛りですなぁ。
 いったいどうすりゃいいの、と悩んでいる人が多いに違いない。
 うちの市では少し前に市長選があったのだけど、やはりロクな候補者がいなくて選ぶのにたいそう困った。

D「ここはのりが立候補しないと!」
私「市内全ての飲食店を市長みずから食べ歩き、まずいと判断した店は営業停止にします」
D「北島亭を誘致します」
私「いいねぇ〜」

 実際は、行政はともかく料理屋さんには満足している。
 今まで住んだ場所の中で一番美味しい店が多いんだ。
 埼玉って意外と食い倒れ県なのかも……
posted by 柳屋文芸堂 at 22:17| 社会 | 更新情報をチェックする