2013年05月23日

若い頃の私みたいな人に

 若い頃、恋愛出来るのはとても狭い範囲の子だけだと思っていた。
 美人で、おしゃれで、色っぽくて、女としての自分を迷いなく前面に押し出せる女の子たち。

 しかし女の趣味が十人十色であるのと同じように、男にも変な趣味の人がいることが分かった。
 もちろん人数は多くないので、数撃ちゃ当たる、だ。
 男だらけの理工学部を選んだ高校時代の私を褒めてやりたい。

 私の場合、誰かを好きになるのは入学やクラス替えの後、環境に慣れて周囲の人の性格が分かってきた頃。
 だいたい6月くらい。
 だから今でも梅雨の季節になると、恋する気持ちを思い出す。

 自分には恋愛なんて無理なのかなぁ、と悩んでいる若い頃の私みたいな人に、幸せが訪れますように。
 さあさあ、蓼(たで)食う虫を探そう。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:58| 恋愛 | 更新情報をチェックする

2013年05月22日

ダンジョン(入場無料)

 大阪旅行でちかさんと落ち合った時、こう尋ねられた。

「ここに来るまで迷わなかった?」
「東京駅で少し迷った」
「……」

 東京という街がかなり無茶苦茶なので、旅で訪れるよその土地はシンプルで分かりやすく感じる。
 池袋駅はたぶんこれまでの人生で200回くらい行ってると思うが、いまだに地図が頭に入ってない。
 西武百貨店も東武百貨店も毎回「偶然」見つかるような。

 渋谷駅では目的地にたどり着くまでに何度も同じ場所を通過し、
「ここは森か!!」
 と思った。

 旅行で東京に来る人にとっては、駅そのものが観光地のような価値を持つのだろうか。
 遊びだと思えば腹も立たない。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:38| 旅行・お出かけ | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

文章の個性って何だろう

 NHKラジオの「英語で読む村上春樹」楽しく聴き続けておりますよ。
 英語だけでなく原文もアナウンサーが朗読するのだけど、いかにも村上春樹らしい文章のところで、
「待ってました! たっぷり!!」
 と掛け声をかけたくなる。
 取り上げられている「象の消滅」はそんなに個性が強く出てる作品とも思われないんだが。
 私は文章の中のどの要素に反応してるのかなー
posted by 柳屋文芸堂 at 01:09| ラジオ | 更新情報をチェックする

プランタン銀座のねこ展

 友人でイラストレーターの琴坂映理さんがプランタン銀座のねこ展に出展します〜
 ねこ・ねこグッズがお好きな方はぜひ!
 作家さんたちが常駐しているので、色々お話も聞けるかも。
 公式サイトはこちら
 期間は5月22日(水)〜28日(火)です。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:39| 同人以外のイベント | 更新情報をチェックする

2013年05月19日

焼きなすはメイン料理になりうるか

 結婚して間もない頃の話。
 フライパンで蒸し焼きにしてトロトロになった焼きなすは、私にとって焼いたサンマや舌平目のムニエルに匹敵する大御馳走だ。
 そう思ってごはん、焼きなす、おひたし、みそ汁、という夕飯にしたところ……

D「メインは?」
私「焼きなすだよ」
D「焼きなすは付け合わせじゃん!」
私「えー」

 Dちゃんにとって夕飯は、肉か魚のメイン料理がまずあって、そこにスープや野菜料理が付く、というイメージらしい。
 私にとって食事の中心は何と言ってもごはんだ(あるいは麺など炭水化物)
 おかずの中で最もごはんの進むものがメイン料理、なのかと思っていた。

 Dちゃんも焼きなすは好きだけど、美味しければ何でもメイン料理になる訳ではないらしい。
 あくまで野菜は付け合わせ。
 食事に対する考え方が洋風だなぁ、と思う。

 我々も中年太りする歳だし、もうそろそろ野菜メインのあっさりした夕飯を食べた方が良い気がする。
posted by 柳屋文芸堂 at 21:20| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

清浄歓喜団

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 友人が贈ってくれた珍しいお菓子の話。
 元々は密教のお供えもので、千年の歴史があるそうです。
 「清浄歓喜団」という美しい名前に魅了されたと、友人は京都からの絵葉書で知らせてくれました。

 巾着のような形で、ごま油で揚げてあり、堅い皮の中にこしあんが入ってます。
 大きさは握りこぶしより一回り小さいくらい。
 かなりしっかりスパイスが効いていて、独特の香りがある。

私「線香を食べてるみたいで美味しい!!」
D「そんな風に思わなかったのに…… もう線香としか思えない……」
私「私が気に入るってことは」
D「うん、相当クセのある味だよ」
 
 味を楽しむというよりは、歴史や神々しさを感じるための食べ物みたいです。
 音楽にたとえるなら声明や雅楽かな。
 音楽や絵画ではなく食べ物で「この世のものではない雰囲気」を表現しているのは初体験かもしれない。
 
 スパイス集めが趣味の私はこういう香りの強いもの、大好き。
 また食べたい。
 関東では買えないのかなー
 京都物産展が来たら探してみよう。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:22| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2013年05月18日

恐怖写真

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 よく見ると……

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 鳥びっしり。
 写真はクリックすると大きくなります。
posted by 柳屋文芸堂 at 03:19| 写真遊び | 更新情報をチェックする

2013年05月17日

スチュアート・ウッズ「警察署長」感想

 桜庭一樹が「赤朽葉家の伝説」を書く時に参考にしたという、スチュアート・ウッズの「警察署長」を読んでみました。
 村といっても良いような田舎町で、異常な死体が発見される。
 設定だけ見ると横溝正史みたいだが、驚くほど似ていない。
 名探偵がいないのだ。

 するとどうなるか。
 40年以上にわたって40人以上の人間が同じ方法で殺され続けちゃうのである。
 おいおいおい……
 
 犯人探しはそれほど難しくない、のだが、まず警察署長があんまり優秀じゃない。
 一話目の主人公である初代署長は農場主から転職したばかりで手際が悪く、二話目の主人公(三代目署長)はアホ過ぎて本人が暴力沙汰を起こす。
 三話目の主人公(五代目くらいか)は切れ者だが、黒人であるため差別により捜査を阻まれる。

 物語の舞台になっているのは1920年〜1960年代のアメリカ南部。
 第二次世界大戦を挟んで黒人の立場が大きく変化していった時代。
 生活苦と病気で錯乱した黒人が白人を殺したり、地位が向上し裕福になった黒人を白人が殺したり、妊娠中の若奥さまが散弾銃でKKK(クー・クラックス・クラン)を追っ払ったり(なかなか痛快)みんな日常の中の暴力や殺人だけで手一杯。
 非日常的な猟奇殺人に注意を払う余裕なんてないのだ。

 でもさあ、40年以上40人以上放置は困るよ。
 名探偵は謎を解くだけで殺人を防ぐことは出来ない、なんて思ってたけど、予防効果あるんだね。
 いないと困る。
 世の中には未解決事件がごまんとある訳で、「警察署長」の世界の方が現実なんだろうなぁ。

 ストップ、連続殺人!
 全ての市区町村に名探偵を!!
posted by 柳屋文芸堂 at 02:08| 読書 | 更新情報をチェックする

2013年05月16日

夢ツイート

 よいこぐまさんの夢ツイート転載。

 夢の中で見知らぬ議員の秘書をやっている。お付き合いのような関係もしている。「体は立方体、心は直方体」というキャッチフレーズを掲げている議員だが、次は落選するだろうなーと薄々皆が思っている。

 キャッチフレーズがすごい。
 Twitterの文章はどんどん流れていってしまうので、気に入ったものは忘れずに記録しておかないと。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:56| 夢(寝ながら見る方) | 更新情報をチェックする

2013年05月15日

「1973年のピンボール」は「万延元年のフットボール」のパロディらしい(この記事のタイトルも長くしてみた)

D「ライトノベルの題名が長くなったのは、背表紙だけを見て内容を理解してもらう作戦なんだね。全ての本が平積みしてもらえる訳じゃないから」
私「確かにあのジャンルは競争が激しいってよく聞くよ」
D「本来なら村上春樹はブランドだけで選んでもらえるんだし、短い題名で良いはずなんだけど」
私「あれだけ売れてても、なお読者に手に取ってもらうための努力を惜しまないんだね」

 獅子は兎を撃つに全力を用う……!

 まあ昔から、
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」
 なんて題名をつける人だからね。

「どうにか自分の言いたいことを理解してもらいたい」
 という気持ちが強い作家だなー と感じる。
 その割に誤解されっぱなしのような気もするが。

 この記事を書くためにライトノベルの題名について調べたら、前より長くなっていて驚いた。
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
 どころの騒ぎじゃないのね。

「恋人にしようと生徒会長そっくりの女の子を錬成してみたら、オレが下僕になっていました」
「問題児たちが異世界から来るそうですよ?YES!ウサギが呼びました!」

 背表紙どうなってるんだろう……
posted by 柳屋文芸堂 at 01:46| 読書 | 更新情報をチェックする