友人に赤ん坊が生まれると、必ず「いないいないばあ」をした。
しかしやってみて分かったのだが「いないいないばあ」を喜ぶ時期はかなり短い。
だいたい生後6ヶ月〜1歳くらいまでだったろうか。
生まれたばかりでは意味を理解出来ないし(見えてない?)
歩き始めると他に面白いことがいっぱいあって他人の「いないいないばあ」になんぞ付き合っちゃくれない。
それでふと思ったのだが、お母さんが赤ん坊を抱っこしている様子はいかにも母と子らしい美しい光景だけれど、実は子育ての中ではかなり短い「特殊な時間」なのではないか。
「母と子」の時間のほとんどは、
「どうしてそんなことしたのーっ」
と怒鳴って叱って、子どもの方は一瞬しょんぼりして、でも懲りずにまた悪さをしてまた怒鳴って叱って…… という躾と教育に費やされるのかもしれない。
先日会った幼稚園くらいの子が2人いる友人は、怒鳴り過ぎてのどをからしておりました。
「いないいないばあ」の季節は、子どもの天使っぷりを親や周囲が満喫出来る、生涯においてほとんど一瞬みたいな幸福な時、なのかもしれない。
「柳田に『いないいないばあ』されると丈夫に育つ」
という都市伝説があれば良いのに。
2013年09月29日
「いないいないばあ」の季節
posted by 柳屋文芸堂 at 23:30| 思い出
|

駅前のクルクル兄さん
私がいつも使う駅には飲み屋の客引きが多くいる。
みな若くて熱心で、足早に過ぎ去ろうとする通行人をつかまえるのに必死だ。
その中で一際目立つお兄さんがいる。
階段の下の空間で、バレエダンサーのようにクルクルクル〜ッと回転しながらチラシを配るのだ。
まるでそこは彼のためのステージ。
同業者が大勢いるから、差別化のために進化したのだろう。
単に好きでやっているだけかもしれない。
おそらくこの駅を利用する人は全員知っていると思う。
隠れた有名人。というか隠れてない。
先日、その彼が人命救助をしていた。
倒れたおじいさんを助け起こし、
「自転車が倒れただけなの? 具合が悪いの?」
と懸命に質問していた。
常に駅前にいたらそういう場面に出会う回数も多くなって大変だろうなと思った。
別の日には、流しの津軽三味線弾きが駅前に来ていて、お兄さんはその曲に合わせるように激しく舞っていた。
あまりにもぴったりで笑ってしまった。
通行人の冷たさと、客引きの熱さ。
その差が切ない。
私もとびきり冷たい通行人の一人だけど(チラシは絶対もらわない)
駅前はドラマだ。
みな若くて熱心で、足早に過ぎ去ろうとする通行人をつかまえるのに必死だ。
その中で一際目立つお兄さんがいる。
階段の下の空間で、バレエダンサーのようにクルクルクル〜ッと回転しながらチラシを配るのだ。
まるでそこは彼のためのステージ。
同業者が大勢いるから、差別化のために進化したのだろう。
単に好きでやっているだけかもしれない。
おそらくこの駅を利用する人は全員知っていると思う。
隠れた有名人。というか隠れてない。
先日、その彼が人命救助をしていた。
倒れたおじいさんを助け起こし、
「自転車が倒れただけなの? 具合が悪いの?」
と懸命に質問していた。
常に駅前にいたらそういう場面に出会う回数も多くなって大変だろうなと思った。
別の日には、流しの津軽三味線弾きが駅前に来ていて、お兄さんはその曲に合わせるように激しく舞っていた。
あまりにもぴったりで笑ってしまった。
通行人の冷たさと、客引きの熱さ。
その差が切ない。
私もとびきり冷たい通行人の一人だけど(チラシは絶対もらわない)
駅前はドラマだ。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:24| 地元(千葉・埼玉)ネタ
|

2013年09月28日
2013年09月27日
どんなシチュエーションなんだ(覚えてない)
まゆ毛とおでこの毛を勝手に剃られる夢を見た。
「Dちゃんの大事な財産なのに……!」
と非常に腹が立った。
「Dちゃんの大事な財産なのに……!」
と非常に腹が立った。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:16| 夢(寝ながら見る方)
|

2013年09月26日
Dちゃんのことが好きだ
Dちゃんと結婚して9年経った。
結婚前は、
「あんまり長く一緒にいると、愛が冷めちゃったりするのかしら」
と心配していたけど、全然そんなことなくてホッとしています。
平日にDちゃんの会社の近くに行ったら、
「偶然ばったりDちゃんに会えないかなぁ。会いたいなぁ」
とキョロキョロする。
寝る時はDちゃんの二の腕におでこを押し付ける。
朝起きたらDちゃんの背中におでこを押し付ける。
「結婚とは○○である」
「夫婦とは△△である」
なんて言説は一切信じない方が良い。
一人ひとりが全く違う性格を持っているのと同じように、その組み合わせである夫婦も、結婚生活も、他のどこにもないオリジナルなものなのだ。
Aさん夫婦で上手くいったケンカの解決法が、Bさん夫婦の関係を決定的に壊すことだって十分あり得る。
その場その場で二人が真剣に考えてやってゆくより他ない。
Dちゃんとは、そんなに苦労しなくても仲良くやっていける。
そういう相手が見つかって、本当に良かったと思います。
白髪が増えたり豊齢線が深くなったりしても、
「Dちゃんとおそろい!」
と思うと幸せ♪(同い年なのでだいたい同じように老けてゆく)
結婚前は、
「あんまり長く一緒にいると、愛が冷めちゃったりするのかしら」
と心配していたけど、全然そんなことなくてホッとしています。
平日にDちゃんの会社の近くに行ったら、
「偶然ばったりDちゃんに会えないかなぁ。会いたいなぁ」
とキョロキョロする。
寝る時はDちゃんの二の腕におでこを押し付ける。
朝起きたらDちゃんの背中におでこを押し付ける。
「結婚とは○○である」
「夫婦とは△△である」
なんて言説は一切信じない方が良い。
一人ひとりが全く違う性格を持っているのと同じように、その組み合わせである夫婦も、結婚生活も、他のどこにもないオリジナルなものなのだ。
Aさん夫婦で上手くいったケンカの解決法が、Bさん夫婦の関係を決定的に壊すことだって十分あり得る。
その場その場で二人が真剣に考えてやってゆくより他ない。
Dちゃんとは、そんなに苦労しなくても仲良くやっていける。
そういう相手が見つかって、本当に良かったと思います。
白髪が増えたり豊齢線が深くなったりしても、
「Dちゃんとおそろい!」
と思うと幸せ♪(同い年なのでだいたい同じように老けてゆく)
posted by 柳屋文芸堂 at 02:16| 恋愛
|

2013年09月25日
テクノロジーに夢乗せて
きくお新曲!
この曲についてのご本人の解説を、Twitter(こちら)から引用させてもらいます。
歴代携帯の操作音、物理音、着メロサウンドのみを使って制作した曲です。
アラームやピッポッとかの操作音、カチッパカッとかの物理音、あとは着メロ実機の音だけを、中盤のごしゃーっとなるトコ以外はほぼエフェクト処理を行わずそのまま使って それだけで完成させてます。
音の配置とミクさんの力だけでどこまで出来るかというところで 没の山を累々積み上げての完成となりました。
かなり実験的な音楽なのに、普通にみんなが楽しめる雰囲気になっているのがすごい。
そしてあちこちに「きくお味」が散りばめられているのがファンとして嬉しい。
ミクの歌わせ方に癖があるよね。
民族音楽っぽいこぶし、と言えば良いのか。
メロディーもリズムも、聴けば聴くほどきくおだ……
posted by 柳屋文芸堂 at 13:00| 音楽
|

2013年09月23日
語彙力
語彙力というのは、単語を知っているだけではダメで、文脈の中で的確に使えないといけない。
辞書を引くたびに感じるのは「もっと用例を増やして!!」
私が知りたいのは意味だけではなく、その単語が「どのように使われているか」なんだ。
iPhoneに入っている広辞苑と類語辞典でまあ間に合っているのだけど、例は多いほどありがたい。
最近はネットで検索をかけて、
「沢山出て来るから、たぶん正解だろう」
とその単語を使うかどうかを決めたりする。
言葉というのは多くの人が使えば間違いも正解に転じたりするので、それほどいいかげんなやり方でもないと思う。
この間、間違って使いそうになったのは「気に添わない」
「気に染まない」ならOKらしい。
「意に添わない」もOKらしい。
なんかでもそのうち「気に添わない」もOKになっちゃいそうな気が。
辞書で「気」「意」「添う」「染む」を調べただけでは、どれが一般的なのかいまいち分からない。
ネットで検索すれば一応の正解は分かるが、自分の自然な言葉としてすぐに使えるようになる訳ではない。
辞書やネットだけに頼って文章を書くのは無理だ。
読書量を増やして、分厚い「脳内用例集」を作らないといけないのだろう。
けっこう長く努力しているつもりなのに、まだ全然足りない。
辞書を引くたびに感じるのは「もっと用例を増やして!!」
私が知りたいのは意味だけではなく、その単語が「どのように使われているか」なんだ。
iPhoneに入っている広辞苑と類語辞典でまあ間に合っているのだけど、例は多いほどありがたい。
最近はネットで検索をかけて、
「沢山出て来るから、たぶん正解だろう」
とその単語を使うかどうかを決めたりする。
言葉というのは多くの人が使えば間違いも正解に転じたりするので、それほどいいかげんなやり方でもないと思う。
この間、間違って使いそうになったのは「気に添わない」
「気に染まない」ならOKらしい。
「意に添わない」もOKらしい。
なんかでもそのうち「気に添わない」もOKになっちゃいそうな気が。
辞書で「気」「意」「添う」「染む」を調べただけでは、どれが一般的なのかいまいち分からない。
ネットで検索すれば一応の正解は分かるが、自分の自然な言葉としてすぐに使えるようになる訳ではない。
辞書やネットだけに頼って文章を書くのは無理だ。
読書量を増やして、分厚い「脳内用例集」を作らないといけないのだろう。
けっこう長く努力しているつもりなのに、まだ全然足りない。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:08| 執筆
|
