2013年09月13日

秋葉原でナンパ

 大昔、秋葉原でナンパされたことがあった。
 大学4年の終わり、22歳の頃の話。

 電気屋で突然話しかけてきて「可愛い」だったか「キレイ」だったか、とにかく少ない語彙で私を褒めた。
 私は世間の基準から言って可愛くもないしキレイでもない。
 いったいどんな企みがあるのかと訝しんだ。

 しかしちょうどモデムを選ぼうとしていたところだったので、
「機械の説明をさせるのに便利かも」
 としばらく連れて歩いてみることにした。

 そうしたら……
 この男、全っ然役に立たないの!!
 当時私は理工学部にいて、コンピュータ関連の質問をすると即座に細かく丁寧に答えてくれる男が身近にわんさといた(Dちゃんを含む)
 機械の知識が無いくせに秋葉原でナンパするって、いよいよ何なの、この人……

 適当な言葉でその男を追い払い、かばんの中身を確認した。
 ああ良かった、何も盗られてない。スリが目的ではなかったらしい。
 もっと長くそばにいたらやられていたかもしれないけど。
 
 私はセクシー偏差値30くらいなので、性的な目的でもなかったと思う。
 ほんと何だったんだ。まゆげマニア……?
posted by 柳屋文芸堂 at 02:22| 思い出 | 更新情報をチェックする

2013年09月12日

コンビニの本売り場

 うちの実家の近所には本屋がありません。
 私が子どもの頃にはあったのだけど、十年ほど前に閉店してしまい、その後新規出店はなし。
 田舎ではなく、東京へ自転車で行けるような場所なのに。

 本好きの母は仕方なくコンビニで本を探す。
 しかしコンビニの本売り場の本って…… 正直ろくでもないんだよね……
「誰が買うんだ、こんな本」
 みたいなのが多くてびっくりする。

 あれは何? どういう基準で選んでいるんだろう。
 ベストセラーがそろっている方がまだマシ、というラインナップ。
 普通の本屋の売れ残りなの?

 まあ私の本の好みはけっこう変な気もするので、文句を言う資格はないかもしれない。
 どこかの誰かはああいう本を良いと思っているのかもしれない。
 問題は、うちの母の好みにも全く合ってない、ということ。

 若くて元気なら、遠くの本屋まで自分好みの本を探しに行くことが出来る。
 姉(=伯母(大))を老々介護しながら押し車を押してやっとやっと買い物をする母は、
「この人の本も! この人の本も! 全部面白くないのよ!!」
 とコンビニ店内で叫ぶしか手立てがないのだ。

 あとは書評だけ見て「Amazonで注文して」と娘(=私)に頼んだり。
 本はやっぱりパラパラ試し読みして選びたいよね〜

 街の本屋が失われてゆくのは仕方ないことなのかもしれない。
 でもその代わりに、コンビニの本売り場をもっと魅力的にしてもらうことは出来ないだろうか。

 まずみなさん、コンビニに行ったら本売り場がどんな様子か確認してみてください。
 そしてそこでしか本を選べない人のことを想像してみてください。
 そういう人(本屋難民?)がどれほど沢山いるか、も。

 この国の文化は豊かですか?
posted by 柳屋文芸堂 at 00:01| 読書 | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA

 J-WAVEで午後1:00からやっている、
「BEHIND THE MELODY 〜FM KAMEDA」
 という番組が最近気に入っています。
 亀田誠治さん(東京事変でベースを弾いていた方だそうです。私はこの番組で知ったのですが、有名なのかな?)がポップ・ミュージックの解説をしてくれる。

 この亀田さんの話し方が、ちょっとオネエっぽいんだよね〜
「オネエが何かを教えてくれる」
 というシチュエーションがたまらなく好きなので、それだけでも楽しい。

 人の音楽を批判するのではなく、
「素晴らしいものが、何故素晴らしいか」
 を華やかに語るのも気持ち良い。
 クラシックと邦楽(長唄三味線)の世界で生きてきた私は、ポップ・ミュージックの知識が完全に欠けているので、勉強になる。

 音楽以外のことがテーマになることも。
 今日は広告を出すのに必要な金額を媒体ごとにかなり具体的に説明していて、なかなか聞けない貴重な話だなー と思った。
 それを知って何の役に立つのか、と言われると困るんですが。
 私の主成分はムダ知識です。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:01| ラジオ | 更新情報をチェックする

2013年09月10日

胸はもっと大きくなる予定だったが

 今着てるタンクトップ、小5の時に買ったやつだ……!
 と気付く36歳。

 2年ほど前に、
「6−3 柳田のり子」
 と書いてあるパジャマがすり切れてしまい、捨てた。
 6年3組、つまり小6の時、臨海学校へ持っていくために買ったものである。
 だから名前入り。
 よく着たなーと感心していたのだけど、さらに上があるとは。

 小5から体型変わらないのか……
posted by 柳屋文芸堂 at 02:55| 服・雑貨など | 更新情報をチェックする

2013年09月08日

キザ普及委員会(会報)

 「理屈っぽい」と同じように「キザ」もあまり良い意味では使われないですね。
 私はゾクゾクするほど好きなんですけど……

「もっとキザなことを言う人が増えれば良いのに」
 とDちゃんに言ったところ、
「キザなセリフだけでなく、お願いとか苦言とか『言いにくいこと』を言うためには高いコミュニケーション能力が必要なんだよ。みんな日常会話だけで手一杯なんだから、キザさまで求めるのは無理」
 とのこと。

 でもさ、言葉を使わない「キザ」もあるよね。
 アラーキーが小さな紅葉した葉っぱを一枚だけ封筒に入れて、奥さんの陽子さんに送った「手紙のない手紙」の話とか、しみじみとキザで素敵だと思う。
 「センチメンタルな旅・冬の旅」という写真集にこのエピソードが入ってます。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:55| 恋愛 | 更新情報をチェックする

女性誌のおまけ

私「最近の女性誌はおまけが付いてて分厚いよねー」
D「え? 全然知らない。何付いてるの?」
私「さあ……(←女性誌を買ったことがない)バッグとか?」
D「バグ?」
私「バグじゃないよ。バグ取りはしないよ」
D「いや、そうじゃなくて、蹄鉄とか鞍(くら)とか……」
私「馬具?! 女性誌に馬具は付けないよ!」

 ネットで検索してみたら、エロDVDが付く女性誌もあるそうですね。
 でも馬具はない。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:30| 与太話 | 更新情報をチェックする

じーころじーころ

 今書いている小説の話。
 この登場人物の家の電話はどんなのかな…… と考えた末、こういう文章を書いた。

「電話の前に立って周平の携帯の番号を回す

 そう、ダイアル式なのである!
 Dちゃんにこの話をすると、
「『かつてダイアル式と呼ばれる電話があり、円形の板を回すことで番号を送信した』
 って注を入れないと分かりにくいよ。イラストも付けて」

 今やダイアル式を全く知らない人もいっぱいいるのかなー
 でもその登場人物、古いものを使い続けそうな奴なんだ。
 性格にぴったり合う小道具を考えているのは幸せです。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:54| 執筆 | 更新情報をチェックする

2013年09月07日

不自由からの引退

 宮崎駿監督の引退会見、ネットで見ました。
 「長編アニメの監督」を辞めるだけで、他の仕事は続けるようでホッとしました。
 私は宮崎アニメをセリフ丸暗記するくらい愛していますが、一番好きなのは漫画版の「風の谷のナウシカ」なのです。
 だから次の新作が長編アニメでなくても全然構わない。むしろ歓迎。

 宮崎駿や庵野秀明の最近の作品を見ていると、
「長編アニメの世界は、富と名声を得れば得るほど不自由になっていくんだな」
 というのを感じる。
 次回作もヒットさせなければいけない、そのためには映像を美しく、倍増する制作費、それを回収するために必要な観客動員数はこれくらい、そのための宣伝費……
 動くお金が大きくなればなるほど、影響を受ける人や組織が増えてゆく。
 失敗は許されない=好き勝手な創作が出来なくなる。

(庵野秀明は本当にエヴァの続きが作りたいのかなぁ……(ボソボソ))

 「公式引退の辞」と会見で繰り返された「自由」という言葉が印象的だった。
 引退しなくたって本当は自由なはずなのに。
 「監督引退」というよりは「不自由からの引退」を希望しているように見える。
 尾崎豊みたいだけど。

 自由でいるためには何も所有してはいけないのかもしれない。
 富も、名声も、ファンも。
 宮崎駿が自由になるのはかなり難しそうだ。

 そして、私はけっこう自由なのかも。
 何もないって素晴らしい。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:18| 映画・映像 | 更新情報をチェックする

2013年09月05日

「理屈責め」が素敵なプレイみたいに聞こえる

 架空・実在ともに、理屈っぽい人が好きだ。

 架空ですぐに思い浮かぶのは「海辺のカフカ」の大島さん。
 病気で激しい運動が出来ない分、頭を人の数倍の速さで動かしてないと気が済まない、というちょっと張り詰めた感じの理屈っぽさ。
 主人公のカフカ少年にシューベルトの音楽について語って聞かせるシーンは、村上春樹作品の中で一番好きな場面です。

 実在だとDちゃんもそうだけど、その前に付き合っていた彼氏もなかなか理屈っぽかった。
 私と母とその彼氏でラーメン屋に入った時、出て来たラーメンを前にして、
「そもそも醤油ラーメンとは」
 と演説を始めそうになり、
「いいから早く食え」
 と母に一喝されていた。

 「理屈っぽい」ってたぶん褒め言葉じゃないよね?
 ああ、私はこんなにも理屈っぽい人を愛しているのに!
 理屈っぽい人や作品を集めて「日本へりくつ村」を作りたい。
 「東京へりくつランド」でも良い。

 理屈っぽい人と話すために行列を作って、炎天下1〜2時間待ち続けるのだ。
 もちろん理屈をこねながら……

 というような話をDちゃんにしたら、
「『へりくつの里』の方が良くない?」
 急に涼しくなった……! ひぐらし鳴いてそうだよね。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:55| 与太話 | 更新情報をチェックする

「crazy vanilla」再開!!

 大好きなブログ「crazy vanilla」が再開した……!
 相変わらず文章が上手くて、Dちゃんに音読して聴かせたりしている。

 アキラさんの部屋からは夜景が見えたが、特にきれいなわけでもなく、一番近くに見える景色が「明太子の福さ屋」の大きな電子看板だった。
 白い背景に赤い縁取りのその巨大電子看板に、青い文字が、福、さ、屋、の順番に光り、そのあとで「福さ屋」の三文字が一緒に点滅する。
 僕とアキラさんはその部屋で、暮れてゆく空に精巧に描き出されたその福さ屋の看板を前に、よく一緒に酒を飲んだ。


 この風景、頭にはっきり浮かぶよね〜
 何ということもない日常の一場面を、一生の思い出のように印象的なものとして読者に伝えるのが本当に上手いのだ。
 こういう文章を書けたら…… どうして書けないんでしょう…… ううう。

 昔の記事にも好きなものが沢山あったのに、消してしまったのか見つからない。
 「ブルーレット」とかさー あの切ない話、どこやっちゃったの……
 ネットの文章は気に入ったらすぐにテキストデータとして保存しておいた方が良いですね。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:25| ネット | 更新情報をチェックする