2013年11月03日

クラシックの迷宮

 今日(日付としては昨日)の「クラシックの迷宮」が面白かった!
 NHK-FMで土曜の午後9:00からやっている番組です。
 月曜の午前10:00から再放送もあるはず。

 能の「隅田川」を翻案したというベンジャミン・ブリテンの「カーリュー・リヴァー」を紹介していた。
 まず能(謡曲)を流して、その場面に対応する「カーリュー・リヴァー」の音楽を聴かせる。
 和音やメロディは全く違うのだけど、どちらの作品も同じ方向(鎮魂)に向かって進んでいくのがよく分かる。
 「隅田川」と「カーリュー・リヴァー」両方見てみたい〜!

 実を言うと今まで「クラシックの迷宮」は苦手な番組だった。
 司会の片山杜秀の話し方が気取っているように感じて……(ごめんなさい)
 でも、珍しい演奏がよくかかるなー とは思っていた。
 勉強になるし、今後はもっと熱心に聴くようにしようっと。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:40| ラジオ | 更新情報をチェックする

2013年11月02日

怪談に挑戦!

 私は幽霊を一度も見たことがない。
 知っている人間が目の前を通っても気付かないほど鈍感なので、幽霊に出会ってもそうと分からず、記憶に残ってないのかもしれない。

 そんな私にも、
「ちょっとあれ、変だったな」
 という思い出があるので書いてみる。

 従兄弟のお通夜の時の話だ。
 朝まで線香を絶やしてはいけないというので、親戚の人たちとおしゃべりしながら起きていた。
 代わりばんこにウトウトしたり横になったり、はっきり目を覚ましていたのは3人くらいだったと思う。

「ねえ、何か音が聞こえない?」
 棺の置いてある部屋の壁から、
 シャンシャンシャン、シャンシャンシャン……
 と小さな音が響いてくる。

 そこは団地の集会所だった。
「誰かが音楽を聴いているのかな?」
 時刻は午前三時。
 集会所まで届く音量で音楽を流す人がいるとは、考えにくい。
 コンクリートの壁は分厚くしっかりしている。

 シャンシャンシャン、シャンシャンシャン……

 サンタクロースが遠い夜空を通過しているような音だった。
 一月だったけど。

 結局原因は分からないまま夜は明け、告別式、火葬とつつがなく別れの儀式は終わった。
 従兄弟の家に戻ると、仏壇に写真が一枚置いてあるのに気付いた。
「そこから切り抜いて遺影にしてもらったのよ」

 あたたかい日差しの中、従兄弟はにっこり笑って、タンバリンを叩いていた。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:32| 思い出 | 更新情報をチェックする