2013年12月14日

「エドワード・ゴーリーの世界」感想

 銀座のヴァニラ画廊で開催されている、
「エドワード・ゴーリーの世界」
 という展示を見てきました。

 エドワード・ゴーリーはアメリカの絵本作家。
 可愛いのだけど、ちょっと怖くて何か引っかかるような雰囲気があります。
 西岡兄妹を軽やかにした感じ(という説明がどれくらいの人に伝わるのか)

 原画だけでなくポスターや人形など様々な作品がありましたが、私が一番気に入ったのは、
「Elephantômas」
 という象(?)の連作です。

 何故「象」ではなく「象(?)」かというと、全然リアルな象じゃないから。
 確かに鼻が長くて耳が大きい、でも体は人間。
 灰色の中の黒い影として描かれており、表情は分からない。
 これは本当に耳なのか、鼻なのか、象なのか、人間なのか、見れば見るほどこれが何なのか確信を持てなくなる。

 すごく怪しくて、奇妙で、魅力的だ。
 鼻で人をさらっていた。
 どこに連れて行くのだろう。

 美術館ではなく画廊なので、会場はそんなに広くない。
 平日だったのに、ずいぶん多くの人が見に来ていた。
 見たい絵を見るために、たまに人が移動するのを待たなければいけないくらいの混雑。
 不快なほどではなかったです。
 賑わってるな〜 と嬉しくなるくらい。

 あ、BGMがうるさいのが少々気になりました。
 美術館って音楽鳴ってないよね?(全然意識したことがなかった)
 それに慣れているせいか、
「絵に集中させて!」
 と思った。

 明日(日付としては今日)、翻訳家の柴田元幸さんをゲストに迎えてトークイベントをするらしい。
 いいないいなー(受付終了)

 展示は12月28日まで。
 公式サイトはこちら 
posted by 柳屋文芸堂 at 01:29| 美術 | 更新情報をチェックする

2013年12月13日

日本で一番悪口を言われやすい作家

 今年は、これまでで一番多く村上春樹の悪口を見聞きしたような気がする。
 その時に気になったのが、
「売れているのに」
「世界で読まれているというけれど」
「ノーベル賞の有力候補だというが」
 面白くなかった、という意見。

 他人の、世界の評価なんてどうだっていいじゃん!!
 私は村上春樹が文学フリマで30冊しか売れない素人作家だったとしても大好きなんだよ。
 評価が高いとされる本を無理に読んだりしないで、自分の感性で本を選ぼうよ。
 その方が得られるものも絶対多いから。

 好きなものを貶されるのって悲しいんだよね……
posted by 柳屋文芸堂 at 02:06| 読書 | 更新情報をチェックする

2013年12月12日

【着物を着る時に必要なものリスト】

□ 着物
□ 帯
□ 肌襦袢
□ 裾よけ
□ フェイスタオル2枚(補整用)
□ 半衿を付けた長襦袢
□ 衿芯
□ 腰ひも2本
□ 伊達締め
□ コーリンベルト
□ 帯板
□ 帯枕
□ 帯揚げ
□ 帯締め
□ 足袋
□ 草履
□ 和装に合うバッグ
□ 道行(コート)

 シチュエーションや体型によって少し変わるかもしれませんが、とりあえずこれを持って美容室に行けばするすると着付けしてもらえると思います。
 着付けしてもらうのが楽しくって、勉強して自分でやろうという気に全然なれない。

 美容室によっては、
「事前に一揃い持ってきて欲しい」
 と言われたりするので、早めに電話して相談しましょう。
 予約が取れなくてギャーってなる場合もあるしね……(自戒)
posted by 柳屋文芸堂 at 02:59| 服・雑貨など | 更新情報をチェックする

2013年12月11日

日本型新裁量労働制



 産業競争力会議が「残業代を払わないで済む働かせ方」を提案しているようです。
 怒りを覚えたので記事を貼ってみた。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:54| 社会 | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

今年一番おいしかった食べ物

 「音楽遊覧飛行−食と音楽で巡る地球の旅−」というラジオ番組の今週のテーマが、
「今年一番おいしかった食べ物」
 で、リスナーからのメッセージがどれも美味そうでたまらない……!

 みなさん旅先の食べ物を挙げる方が多いですね。
 静岡の人が佐賀の料理とか。
 静岡にも美味しいものが沢山ありそうなものだけど。
 思い出と結びつくと、食べ物の味は忘れられないものになるんですね。

 私の「今年一番おいしかった食べ物」は、和歌山で食べためはり寿司です。
 新宮駅の「めはりや」という店の…… とホームページを確認したら、びっくり。
 11月30日に火災に遭ったらしい。

 ニュースを検索したら、全焼。
 あの店、もう無いのか……
 幸いケガ人は出なかったらしい。
 もう一つ支店があるから「めはりや」が失われたわけじゃない。
 それでも、うう、泣きそうだ。

 世の中のあらかたのものは永遠に存在したりしない。
 しかし「店」の諸行無常っぷりはその中でもかなりのものだと思う。
 大好きなカフェが無くなったり、ずっと通っていた本屋が無くなったり。
 ああ、どうか「めはりや」の味がなるたけ長く守られますように。

 熊野へ行く機会があったらぜひ寄ってみてください。
 めはり寿司だけでなく、みそ汁や串カツも美味かった。
 私ももう一度行きたいよー!!

 めはりやのページはこちら
 音楽遊覧飛行のページはこちら
posted by 柳屋文芸堂 at 18:28| ラジオ | 更新情報をチェックする

私の夢

 文学賞に落ちたり、同人誌即売会で売上げが少なかったりすると、
「才能ないのかなー 頑張っても無駄なのかなー」
 と暗くなる。

 でも、作品置場のページを見たら、作品数が思いの外少ないのに気付いて、
「まずは書きたいことを全部書き切ってみないと、才能云々と言えないのではないか」
 と思い直した。
 才能があるか判断するのは私ではなく、読者だ。

 読みたい本を全部読もう。
 やりたいことを全部やろう。
 その上で、書きたいことを全部書こう。

 それこそが私の夢、なのかもしれない。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:13| 執筆 | 更新情報をチェックする

2013年12月09日

よしながふみ「大奥」第十巻 感想

「あたしゃ地位よりお金より人にありがとうって言われるのが大好きさ!」

 「ありがとう」のために努力し、敗れ去った者たちの物語。
 8巻から始まった田沼意次・平賀源内・青沼の時代が、10巻で終了します。
 平賀源内の性格がハチャメチャなこともあって、基本的に明るい雰囲気で進んできた。
 致死率の高い病「赤面疱瘡」を克服出来るかもしれない、という希望にもあふれていた。

 それなのに。
 この巻の展開・ラストは残酷で切ないのだった。

「先の事は誰にも分かりませぬ
 ですからその時まで私は私にできる事をできる限りいたしてゆく所存でございます」 


 確かに彼らは敗れた。
 けれども彼らが受け取った「美しい何か」を読者も受け取ることが出来るので、決して暗いだけの話にはなっていない。
 読後感が非常に良かった。

 私は平賀源内が大好きだったから、次の巻にはもう出てこないと思うと寂しくてならない。
 あの男らしくも女らしくもない、人によっては癇に障るだろうしゃべり方が絶妙だった。
 ちょっと「海辺のカフカ」の大島さんを思い出させる。博識だし。
 二人ともうどん県の人なんだなー

※黄色い字の引用、一つ目は平賀源内、二つ目は青沼のセリフです。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:29| 読書 | 更新情報をチェックする

2013年12月08日

「アーティストたちとの会話 アメリカン・ポップ・アート誕生の熱気」感想

 リキテンスタインやウォーホルと交流のあった、ポップ・アートのコレクターであるキミコ・パワーズさんへのインタビュー集。
 海の物とも山の物ともつかぬ若者たちの作品を、身銭を切って集め続けた人だけあって、美術に対する視線が鋭く、感覚的で面白い。

 ”POP”の方が、もっとドライで、こう”キャッキャッ”してますよね、開き直ったように。

 本当に上手な画家の絵は「生きている」じゃない?

 自分で見て、自分なりの解釈があったら、それで楽しめると思う。


 アーティストの裏話はどれもワクワクしながら読んだけど、一番驚いたのはキミコさんの旦那さんが、
「電話帳を送るから、包んでくれないか」
 とクリストに頼んだという話。
 やってくれたそうです。びっくり!!

 クリストは建物や、特定の場所を布で覆うプロジェクトで知られるアーティスト。
 小さい作品だと、布で包んでひもでがっちり固定する。
 ぱっと見は普通の荷物みたいだ。

 この本に載っている話ではないが、これを間違って「開封」しちゃった人がいると聞いたことがある。
「もう一度包んで」
 とクリストに頼んでも、断られたとか。

 クリストは何を包み、何を包まないのか。
 判断基準がよく分からない。
 キミコさんの旦那さんがクリストに愛されていたことはよく分かる。

 クリストとジャンヌ=クロード(クリストの奥さん)が寄り添っている写真があるのが嬉しいな。

 美術に興味のある人なら気楽に楽しめる本だと思うので、ぜひどうぞ。
 キミコさんが所有している作品の写真もいっぱい載っていて、綺麗です♪
posted by 柳屋文芸堂 at 01:33| 読書 | 更新情報をチェックする

2013年12月07日

咳をしても一人

 演奏会の後にひいた風邪がしぶとくて、なおかつDちゃんは残業で帰って来なくて、一人でご飯を食べながらゴホゴホ。
 尾崎放哉を地で行く私。

 Dちゃんを待っている辛さを人に話しても、あまり理解してもらえなくて悲しくなることが多い。
「待ってないで先に寝たら」
 出来ないよ。
 大好きな人が夜中まで仕事をして、ヘトヘトになって帰ってくるのに。
 横になっても、頭の中の目が冴え冴えとして、全然眠れないんだ。

 Dちゃんのおばあちゃんはモーレツ社員だったおじいちゃんを待っていた経験があるので、
「待っている方だって大変ですよ!」
 と一緒に嘆いてくれる。
 一人でいる不安、怖さ、寂しさ。

 男が14時間働いて女が支える、のではなく、男女ともに7時間ずつ働いた方が色んな意味で健康的であるに決まっている。
 でも7時間働く人を2人雇うより、14時間働く人を1人雇う方が企業の負担が少ないのだ。
 14時間働く男も、社会に出られない女も、精神的な負担はひどく大きい。

 企業というのはいったい何の権限があって、人をこれほど長時間拘束するのか。
 お金さえ払えば何をしたって構わないと思っているのか。
 滅びろ!!
posted by 柳屋文芸堂 at 01:32| 社会 | 更新情報をチェックする

2013年12月06日

ふなっしー

 Dちゃんが、
「ふなっしーってどんなのだろう」
 と言うから、
「船橋の梨のキャラなんじゃないのー」
 と適当に答えて、後で調べたら本当にそうだった。

 千葉は梨だ。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:31| 地元(千葉・埼玉)ネタ | 更新情報をチェックする