2014年02月28日

まどさん

 洗濯物を干しながら聞いていたラジオのニュース。
「童謡『ぞうさん』や『一年生になったら』などの作詩で……」
 最後まで聞かないうちに体が震え、ボタボタ涙がこぼれる。
 ああ、とうとう、この日が来てしまった。
 まどさん。

 私はまど・みちおが大好きだった。
 ファンレターを出したこともある。
 詩も歌詞も、何より本人が好きだった。
 大昔から生えている、優しい木みたいなおじいさん。
 まっすぐで、丈夫で。

 高齢なのは知っていたから、お別れの日が来てしまうのは覚悟していた。
(というか、なかなか来なくてすげーと思ってた。享年104歳)
 私が泣いたのは悲しみのせいではなく、まどさんの偉大さを改めて感じたからかもしれない。

 書き続けたこと。
 晩年まで言葉の輝きが失われなかったこと。

 まどさんは絵も描いていたので、追悼展があると良いなー
 詩集もまた読みたい。
 まど・みちおの詩は子供も大人も楽しめるので、お子さんのいる方は一緒にどうぞ。
 まずは図書館で探してみてください。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:16| 読書 | 更新情報をチェックする

伊藤聡さんがラジオに

 大好きなブロガー、伊藤聡さんがラジオに出演したので集中して聴いてました。
 いつも文字しか見られないので、声が分かって嬉しいな♪
 映画・文学評論を中心に活動されている方です。

 ブログと同じようにラジオでも「褒める情熱」がすごかった。熱い!
 けなすことには力を割かず、とにかく褒めるために言葉を尽くすところが好きなのです。

 世界で一番優れた小説は、どんな文学研究者に尋ねても「カラマーゾフの兄弟」とのこと。
 よ、読まねば……

 伊藤聡さんのブログ「空中キャンプ」はこちら
 Twitterはこちら
posted by 柳屋文芸堂 at 01:20| ラジオ | 更新情報をチェックする

2014年02月26日

右傾化して何が悪いの?

 ラジオを聞いていたら、
「右傾化して何が悪いの?」
 というような内容のリスナーの意見が紹介されていた。

 うーん、何が悪いんだろうねぇ、と自分なりに考えてみた。

 日本が右傾化する
   ↓
 周辺国との対立が深まる
   ↓
 国防費が増える
   ↓
 国の借金が増える
   ↓
 税金が高くなる
 文化に対する予算が減らされる

 国防費が増えて立派な武器を沢山持てたら、右寄りの人たちは嬉しいのかもしれない。
 でも、現代の武器って、国によってあんまりオリジナリティが無いんだよね。

 たとえば自衛隊員が全員武士の格好をして日本刀で戦うなら、
「日本のものが増えた!」
 って感じがする。

 アメリカ・日本・韓国・北朝鮮・中国あたりがみんなして同じような武器をそろえても、
「武器屋が儲かってる!」
 としか思えない。

 その挙句、日本の伝統文化を守るための予算が削られる。
 日本が好きなんだか嫌いなんだかよく分からないよ。
 右寄りの人たちは排外主義者であって、愛国者ではないんだろうね。

 昔は日本にも内戦があった(関ヶ原の戦いとか……)
 今は平和になって、各県がそれぞれ軍を持ったりする必要がない。
 その分の予算を福祉や教育に使える。
 とてもありがたいことだなー と思う。

 日本国民全員が仲良くなったから、内戦が無くなった訳じゃない。
 都市部と地方の対立などは深まっているようにも感じる。
 それでも武力まで持ち出さないのは、単純に、
「戦をするより協力する方がお互い得だ」
 と考えているからではないだろうか。

 都市部の人が地方に旅して美味しいものを食べれば、その地域の経済は潤う。
 都民に闇討ちをかけるより、
「遊びに来てね〜♪」
 とゆるキャラを踊らせた方が、お互い安全を守れる訳だ。

 国と国も、今ではずいぶん経済的に結びついている。
 仲良くしなくても良いから、
「戦争をするより協力する方がお互い得だ」
 と多くの人が考えるようになって、国防費を他のことに使えるようになると良いな、と思う。

 ゆるキャラを積極的に海外派遣すべきなのか?
 それが結論かよ。
posted by 柳屋文芸堂 at 21:46| 社会 | 更新情報をチェックする

カルビーの「おさつほっこり」

 九州物産展で買った、カルビーの「おさつほっこり」が美味しかった(これ
 安納いもを揚げただけのシンプルなお菓子だけど、かりかりして、でも固過ぎず、ほどよい甘さ。
 物産展は終わっちゃったけど、またどこかで買いたいな。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:34| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2014年02月25日

ユタ州のホームレス政策

 喫茶店で日経新聞を読んでいたら興味深い記事があった。
 ホームレスに無条件・無償で住宅を提供し、社会復帰を支援する、ユタ州の取り組み。→この記事

 人道的にやるべきだからやった、という訳じゃないところが面白い。
 行き倒れたホームレスを治療するより、家を与えて安心出来る暮らしをしてもらった方が経費が安く済むことが判明したらしいのだ。
 人間は道徳ではなく経済で動くのね……

 利益を得るための投資ではなく、損失を防ぐための投資。
 日本でも、色々やれることがあるんじゃないかな?
posted by 柳屋文芸堂 at 01:26| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年02月23日

「エドヴァルド・ムンク版画展」感想

 モネ展と同じ国立西洋美術館で開催されていて、モネ展の券があれば無料で入れます。
 実を言うと、私はこっちの展示品の方が好みでした。

 モネ展の絵は本当に綺麗で、
「3枚ばかり盗んで帰ろうかな〜」
 と一緒に行った友人に冗談を言ったほど。
 部屋に飾りたくなるような雰囲気なのです。

 ムンクの絵は、絶対に飾ったりしたくない。
 所有するのもイヤ。
 美術館というのは、決して個人が持ち続けることの出来ないような負のエネルギーを放つ作品を、封印しておくための場所でもあるんじゃないか、なんて思った。

 恐ろしい、でもムンクの絵って、ユーモラスなんだよね。
 本人が意図したのかは分からないけど。
 不条理ギャグ漫画みたいに楽しめたりする。
 おそらく漫画家たちがムンクの影響を受けているのではないか。

 特に良かったのが「アルファとオメガ」という連作。
 アダムとイブの物語が元になっているが、展開はもっと混沌としている。
 陰鬱な絵も、ストーリーを追えるから親しみやすい…… と感じるのは漫画好きだからかも。

 作者のうんざりした気持ちが非常によく伝わってくる結末。 
 素晴らしい!

 モネ展ほど混雑してないので、ムンクに興味のある人はぜひどうぞ。
 彼が絵の中で表現した不安は、誰もが感じたことのある不安だ。
 だからこそ世界中で愛されるのだろう。

 公式サイトはこちら
posted by 柳屋文芸堂 at 23:52| 美術 | 更新情報をチェックする

「モネ 風景をみる眼」展感想

 上野にある国立西洋美術館で開催中の「モネ展」に行ってきました。
 メチャクチャ混んでた。
 土曜だから仕方ない、と思いつつ見ていったら、混雑の理由はそれだけじゃないと判明。

 展示品が思った以上に豪華なのである。
 モネを中心として、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルノワール、果てはピカソの青の時代まで!!
 どれも馴染みやすい美しい風景画で、うっとり気持ち良〜く鑑賞出来る。
 こりゃあ評判になるはずだ。

 印象派の絵はどれも「リアルじゃないのにリアル」に感じるので面白い。
 地べたに落ちる日差し。水面の船影。
 山の岩肌。雪の日の樹の色。
 乾いた冬の畑。森の湿った空気。

 どれも、
「うん、ほんと、こんな感じ!!」
 とうなずいちゃうのだ。

 写真みたいにそのままを描いている訳じゃないのに。
 近付くと裸の大将(山下清)の貼り絵みたいにつぶつぶしてるのに。
 画家によってつぶつぶの大きさは違いますが。

 よくこんな不思議な方法を思い付いたなー
 と感心します。
 そして、印象派の作品が、多くの人の心をとらえることも。

 「万人受け」と言うとあまり褒めているように聞こえないかもしれない。
 でも、美術マニアだけでなく多くの人々を幸せに出来るのって、素晴らしいことだ。
 その幸福感は、豊かに人を支える。

 もし可能なら平日に行くことをおすすめします。
 会期は3月9日(日)まで。
 公式サイトはこちらです。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:36| 美術 | 更新情報をチェックする

2014年02月22日

ワンタンの皮スープ

【作り方】
1、しょうが、にんにく、青ネギをみじん切りにする。
2、ごま油でひき肉を炒めてパラパラにする。
3、2に1を加えてさらに炒め、紹興酒をかけてアルコールを飛ばす。
4、3に水を加えて沸騰させ、春雨を投入。
5、ワンタンの皮を一枚ずつはがしてスープに入れてゆく。
6、塩、しょうゆで味をつけ、再び沸騰したら完成。
7、食べる時、お好みでラー油をどうぞ。

 ワンタンって具を包まなくても美味しいんだー と最近気付きました。
 提案したのはDちゃんです。
posted by 柳屋文芸堂 at 03:17| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2014年02月21日

歴史の信憑性

 歴史問題(慰安婦とか)のニュースを聞くたび、
「実際にあったか無かったか、どうやって決めるのだろう?」
 と不思議に思う。
 もちろん歴史学者にはこれまで積み上げてきた学問的手法があるのだろうけど、結局のところ、タイムマシンに乗ってその場に行ってみなければ、本当のことは分からないような気がする。

 例えば、ソクラテスって本当にいたのだろうか?
 ソクラテス自身は本を書き残しておらず、プラトンなど弟子の文章の中にしかソクラテスは出てこない。
 これって、
「ソクラテスという登場人物を使って本を書くことが流行した」
 だけだったりしないのだろうか?

 千年後に、西暦2000年頃の史料を調べたら、大量の初音ミクのイラストが見つかったとする。
 当時のアイドルだったのだろう、と歴史学者は推測する。
 その頃には科学技術が変化し過ぎて、ボーカロイドの仕組みが全く理解出来なかったとする。
 さて、初音ミクは実在したのだろうか?

 フランスには、歴史的事実の否定を禁止する法律があるらしい。
 もちろんナチスがやったことを否定されたらたまらない、ということから来ているのだと思うけど、歴史全般で考えるとけっこうすごい法律だよね。
 「政府認定の歴史」が法律みたいに定められているのだろうか……
posted by 柳屋文芸堂 at 02:24| 勉強 | 更新情報をチェックする

2014年02月19日

どちらも可愛い恋愛小説です

 ふと思い立って小説を作品置場に上げてみました。
 まだ完売してないんですけどね……
 今年はあまり即売会に出ないので、少しでも読んでもらう機会を増やせたら良いなーと。

 「パパ」
   可愛くて切ない恋愛小説(掌編)
 「秘密」
   可愛くて世知辛い恋愛小説(短編)

 「パパ」が短くてササッと読めるのでおすすめ。
 文章書き仲間の速水さん(サークル名:光の旅)が、
「もっとこういうの書いて!」
 と言ってくれて、嬉しかったなぁ。

 短い話はアイデア勝負なので、指をパチンと鳴らしたくなるような思い付きが無いと書けないのよね。
 長編は地味にコツコツ部分が多い(それはそれで大変)

 しかしまあ「作品置場」を見ていると、
「この人、文章書くのが本当に大好きなんだなー」
 とあきれる。
 長編やら短編やら旅行記やら詩やら、節操ない。
 ……って自分だよ!

 下手の横好き王が書いた小説ですが、何か感じるものがあれば幸いです。
posted by 柳屋文芸堂 at 16:27| 更新のお知らせ | 更新情報をチェックする