2014年03月12日

高山なおみへのインタビュー記事

 Soup Stock Tokyoが毎月出しているチラシが好きで、必ずもらってくるようにしている。
 今月のには高山なおみへのインタビュー記事が!!(ネットでも読める→こちら
 私の料理の師匠……!
 と言っても直接習ったことがある訳ではなく、料理を始めたばかりの頃に彼女の本をよく読んでいたのです。
 レシピはもちろん、料理に対する姿勢、暮らし方などいっぱい教わったなー

 今回の文章にも参考になる部分があったので引用してみる。

 たとえば洗濯物を干しながら、風がそよいで木が揺れたとき、その葉っぱの様子や心に起こった変化などをていねいに描写していくと、読者も同じ景色を見ることができるようなのです。ある時、それがわかった瞬間がありました。自分の中にわき起こる実感や、風の微妙な変化など、綿密に書けば書くほど、それは私の内面だけにとどまらず、外に広がって読んでいる人に重なることができる。

 優れた情景描写はトンネルのようなもので、読み手は文字という記号を通り抜け、今いる場所と違う景色の中にすっと入り込むことが出来る。
 そういう文章を書きたい、ものなんですが。

 すごい、と思った文章は技を盗みたいから何度も読むけど、意外と奇抜なことはしていない。
 その代わり、その場面で一番大事なものの描写は絶対に端折ってないんだよね。
「どうしてそんなこと覚えてるの?」
 と言いたくなるほど細かい部分まで書いてある。

 日々の暮らしの中で外界と内面をしっかり観察し、それを忘れない。
 そういう人の文章だけが、読者を別世界に連れてゆく。
posted by 柳屋文芸堂 at 03:17| 執筆 | 更新情報をチェックする

2014年03月11日

愚痴と見せかけて

 昔、勤めていた薬局で、お客のおばさんたちから旦那さんの愚痴を沢山聞いた。
 たとえばこんな。

「うちの人は気が弱くて、ケガをすると必ず家に戻ってきちゃうの。
 車に轢かれても、仕事中に高いところから落ちても、すぐ救急車を呼べば良いのに、
 足を引きずりながら家に戻ってきて、私と一緒じゃないと病院に行かないの……」

 凄まじいノロケだよな、これ。

 当時、愚痴は100%愚痴だと思って聞いてしまい、
「結婚生活って大変なのかなー」
 と不安になったものだ。

 自分が結婚してようやく、
「愚痴を言うようなふりをしてのろける」
 という感覚が分かった。
 堂々とのろけるのって照れるもんね。

 他のおばさんたちの愚痴も半分くらいはノロケだったのかもしれない。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:31| 思い出 | 更新情報をチェックする

2014年03月09日

ミクの日なので

 ミクの日なので、supercellの最初のアルバム(「メルト」や「ワールドイズマイン」が入っているやつ)を聞いてます。
 作曲者によって色んな初音ミクがいるけれど、このアルバムのミクが一番あのツインテールの愛らしい姿に合っている気がするんだよね。
 勝ち気で、わがままで、実は一途で……

「ツインテールは若いうちにやっておかないとねー
 37になったらもう無理よねー」
 とDちゃんに言ったら、
「でも、ドーラはツインテールじゃん」

 うーん、あれはツインテールに入るのかなー
 高い位置のおさげ。
 まあ見えなくもないか。
 ウルトラの母もツインテールだよな。

 や、やっちゃって良いですか?!
posted by 柳屋文芸堂 at 23:01| 健康・美容 | 更新情報をチェックする

ミクの日なのでネギを食べたよ

 西武池袋の「THE GARDEN」で鳥取・大山の白ネギを買った。
 惚れ惚れするほど太く、白い部分が長い。
 ミクに振らせたい……!



 レジで並んでいたら前の人も同じネギを買っていて、
「このネギ、素晴らしいですよね!!」
 と声をかけたくてウズウズしちゃった。

 味も甘くて最高でした。
 また買いたいなー
posted by 柳屋文芸堂 at 14:03| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2014年03月08日

にっこり微笑みながら反逆を

 私は自分の小説の中で「親との対立」を書くことが出来ない。
 ついつい物分かりの良い親ばかり出してしまって、
「こんな風に簡単に理解してくれる訳ないだろ!」
「リアリティがない!」
 と思われるだろうなー と思いつつ、やっぱり書けない。

 それは、うちの親がものすごーく私に甘かったからです。
 親だけじゃなく、伯母×2も、伯父も。
 溺愛、という言葉がまさにぴったり。

 私は母親が40歳の時の子で、伯母や伯父にとっても、
「人生の後半に突然やって来た赤ん坊」
 だった。

 彼らの愛情を表現しようとする時、高村光太郎「レモン哀歌」の
「生涯の愛を一瞬にかたむけた」
 という一文が思い浮かぶ。

 戦中、戦後の苦労があり、がむしゃらに働いた高度成長期があり、気がつけば全員婚期を過ぎて独身で、目の前に父親の分からない女の子が。
 それはそれでちょっと偏った愛だったかもしれない。

 しかしまあ、私は世間的に見れば「複雑な家庭」の「私生児」な訳で、私がもし愛情不足で不幸だったら、世間の思う壺(?)という感じがする。
 たとえ標準家庭と構成がズレていても、戸籍の父親の欄がからっぽでも、全く問題なくのほほんと生きられるのだ、ということを私は生涯かけて証明すべきなのだろう。

 私は幸福な少数派について書く。
 人間の寛大さを描く。
 私が受け取った大量の愛情を文章の中に散りばめる。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:06| 執筆 | 更新情報をチェックする

「オカマ」という言葉について

 私が自分の小説の題名に「オカマ」という単語を入れようと決めたのは、同性愛者への差別を人権問題としてとらえる世の中の意識の変化がきっかけだった。
 何かの差別を無くそうとする時、まず最初に行われるのは「言葉狩り」だから。

 このままだと「オカマ」は「差別用語である」として使えなくなってしまうだろう。
 というか、本当はもう使っちゃいけないのかもしれない。
 私にはそれが、非常にもったいないことのように感じたのだ。

 おすぎとピーコが、
「私たちはオカマだから」
 と言う時の、あの力強さ。
 彼らが自ら笑い物になったことで、同性愛者への差別を深めたと批判する人もいるだろう。
 でも、本当にそれだけだろうか。

 彼らは「笑われて」いたか?
 「笑わせて」いなかったか?

 私は「オカマ=男性同性愛者」ではないように感じている。
 オカマというのはそういう「人の性質」を指す単語ではなく「芸能の名称」なのではなかろうか。
 「歌舞伎」とか「文楽」みたいな。
 これだと人数が多いから「漫談」「パントマイム」とかの方が近いかな……

 差別されそうになった者たちが、笑わせることで相手の敵対心を解き、親密な空気を作り出す。
 少数派が世界と戦うために身につけた術=芸能、と考えられないだろうか。
 ということは、同性愛者への差別が消えた時、この芸能は滅びてしまうはずだ。
 「オカマ」という言葉で傷つけられた経験のある人々は、それを強く望んでいるに違いない。

 それでも。
 ユーモアと強さを含んだ「オカマ」という言葉を、せめて自分の小説の中に残しておきたかった。
 大昔に消えてしまった白拍子が、歌舞伎の登場人物として生き続けているように。
posted by 柳屋文芸堂 at 03:39| 執筆 | 更新情報をチェックする

2014年03月07日

結婚式に憧れる義務

 若い頃、
「女の子なら結婚式に憧れるはず!」
 という考えを押し付けられるのがけっこう面倒だった。

 ある人の結婚式に行った時に、
「柳田さんもこういうのやりたいなぁって思うでしょう!」
 と言われて、つい、
「別に」
 と答えちゃって「しまった〜」と青ざめたり。

 たぶんウソでも、
「やりたいです〜 素敵です〜
 とか言わなきゃいけなかったんだろうなぁ。

 結婚式は本当に苦手で大変だった。
 新郎新婦を褒めて褒めて、会場が浮ついた言葉でいっぱいになるのが耐えられなかった。

 大切な友人のだけは、
「ここで断ったら関係が切れちゃうかもしれないし……」
 と頑張ってどうにか行った感じ。
 途中で具合が悪くなって会場から退出したこともある。

 結婚式っていったい何のためにやるんだろう。
 何故、あんなに新郎新婦を褒めなきゃいけないんだろう。
 それが結婚生活と何の関係があるんだろう。
 何回結婚式に参加しても、よく分からないままだった。

 結婚生活そのものは楽しいんだけどね……
「毎日ダンナさんに抱っこしてもらうの、楽しみでしょう!」
 とかあんまり言われなかったなー
posted by 柳屋文芸堂 at 00:31| 思い出 | 更新情報をチェックする

2014年03月06日

異星人に会うことになったら

「異星人に会うことになったら、何を持っていく?」
 とDちゃんに尋ねられた。

「異星人…… 習慣も言葉も全然違うだろうし……
 人間なら国が違っても『笑顔』とか共通する表現があるけど、異星人には通じないよなー
 他の星でも同じ宇宙なら物質の構造は変わらないはずだから、原子構造の図を持っていって、
『我々は科学を理解する理性的な生物である』
 ということを示そうとするかなぁ」

 それに対するDちゃんの答え。
「異星人が文系だったら?」
「うっ」
 文系の異星人。共通するものゼロ。お手上げである。

 Dちゃんは、
「自分そっくりのロボットを持っていく。
 ロボットなら、食べられない異星人の食事も食べたふりが出来るし、
 その様子を見て習慣も研究出来る」

 我々はこういう愚にもつかない話ばかりしています。
 他の夫婦はどんな会話をしてるんだろう?
posted by 柳屋文芸堂 at 02:02| 与太話 | 更新情報をチェックする

2014年03月05日

お金の不思議(信じる者が成り立たせる)

 ビットコインって不思議ですよねー
 ……と思ってるのは私だけ?
 みんなちゃんと仕組みを理解してるのだろうか。
 私は何度ニュースを聞いてもネットで調べても「?」って首を傾げてしまう。

 マウントゴックスが倒産して資産を失う(であろう?)人が出たことでも分かるように、ビットコインはかなりあやふやな存在なのだと思う。
 それでも一応通貨のように利用されていたのは、
「ビットコインはお金(の一種)である」
 と信じていた人が沢山いたからだ。

 日本円も、かなり強く「お金」だと信じられている。
 いつか紙切れ同然になる、と思っている人が多ければ、貯蓄せずに使ってしまうだろう。
 10年後も20年後も日本円を使い続けられるはずだ、と信じるから、みんな銀行にお金を預ける。
 集まったお金で銀行は国債を購入する。

 老人たちは、
「これだけ預金があれば老後は安心」
 と通帳の残高を見つめながら死んでゆく(お金を使わずに)

 こういう敬虔な「日本円信者」が大勢いれば、国がどれだけ借金しても大丈夫なのかもしれない。
posted by 柳屋文芸堂 at 03:07| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年03月04日

ニック・ピテラ

 ニック・ピテラの歌を時々Dちゃんがかけてくれる。
 一人で何役も(男も女も)こなして一人ミュージカルしちゃう人。

◇オペラ座の怪人◇


◇美女と野獣◇


 女性の声で歌い上げる時が一番好き。
 女というのは、男が演じて作り上げた時に最も美しい存在になるのではないか。

 他にも色んな動画があるので、興味のある方は「Nick Pitera」で検索してみてください。
posted by 柳屋文芸堂 at 03:28| 音楽 | 更新情報をチェックする