2014年04月19日

自分のための芸術

「芸術に正解なんて無いんだからさ」
 とDちゃんに言ったら、
「正解があると思っている人が世の中にはいっぱいいるんじゃない」
 と返された。
 うーん、そうなのかー

 人気のある芸術が、正解?
 経済的に成功した芸術が、正解?
 評論家が評価した芸術が、正解?
 100年後まで生き残った芸術が、正解?

 私は「僕の中にもある子宮」という立体作品に感動して、美術館めぐりを始めた。
 しかしこの作品はそれほど評価されなかったらしく、現在では全く情報を見つけることが出来ない。
 ここのブログで呼びかけたこともありますが(この記事)反応なし。

 「僕の中にもある子宮」は美術界では正解とされなかったのかもしれない。
 それでも私の心を動かし、体を動かし(美術館まで運び)、私の精神の形を変えるきっかけになった。
 私にとっては花丸の大正解である。
 
 芸術の正解は一人一人違う。
 他人の評価など気にせずに、多くの人が「自分のための芸術」を見つけられると良いな、と思うのです。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:50| 美術 | 更新情報をチェックする

2014年04月18日

徴農制

 荒川弘の「百姓貴族」3巻を読みました。
 相変わらず面白い!

 色々感想はあるけど、一番気になった「徴農制」について。
 徴兵制のように、国民(特に若者)を数年間農業に従事させ、それを義務化しよう、という話。

 これを推奨している人がラジオに出てきて「は?」って思ったことがあった。
 農家やスーパーなど、食の現場の実情を見て言ってるのだろうか。
 外国産の野菜や果物が国産よりいかに安く売られているか。

 国内農業が苦しいのは担い手不足のせいだけじゃない。
 経済構造の問題なんだ。
 GDPが増えて国家の信用が増し、自国の通貨が他国の通貨より相対的に高くなったら、運搬可能なものは通貨の安い国から輸入するようになる。

 良くも悪くもそれがこの世界の仕組みだ。
 誰も逃れられない。
 
 荒川弘は若者を受け入れたら農業の現場はどうなるか、という観点から徴農に反対している。
 当たり前だよ。
 農作物や家畜の世話で寝る間もないほど忙しいのに、農業に興味のない人たちの相手なんて出来る訳ない。

 「徴農制」を唱える人は、国民のほとんどが百姓だった時代を美しくとらえ過ぎているのではないか。
 ブランド化されて高くても売れる農作物のことしか考えてないのではないか。
 過去と現在の現実をちゃんと見て欲しい。

 今人々が手にしている自由だってずいぶん小さいのだから、もうこれ以上何かを強制しないで。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:01| 読書 | 更新情報をチェックする

伯母(大)の作品、続き

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↑これもカーディガン

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↑模様が入っている(写真は背中の部分)

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↑キューピーにも手作りの服を着せている

 全盲の人の作品、と発表されたが、実は見えていた。
 という言葉が思い浮かんで笑ってしまった。
 見えたり聞こえたりしたら、おめでたいじゃないの。

 子どもの頃は毎年、初詣の時に、
「おばあちゃん(←伯母(大)の呼び方)の目が見えるようになりますように」
 と神様にお願いしていた。
 治るようなものじゃないと知ったのはずっと後のこと。

 でも、伯母(大)は私のことを見ていた。
 誰よりもしっかり見ていた。
 全盲の人に見つめられながら育った人ってそんなに沢山いないよな、と思うと、とてつもない宝を手にしているような幸福を感じます。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:13| 家族 | 更新情報をチェックする

2014年04月17日

我が家のおから

 おからには何を入れますか?
 私は歯ごたえのあるものをいっぱい入れるのが好きです。

 鶏肉(名古屋コーチンだと嬉しい)、にんじん、たけのこ、干ししいたけ、きくらげ。
 あと風味を良くするために白ネギか青ネギ。
 最後にけしの実を1袋。こくが出ます。

 やたらに豪華だ。
 当然ながら美味しいです。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:59| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

念願のマイホーム

 結婚してから、
「家買わないの?」
 と度々訊かれるのが不思議で仕方なかった。
 家なんて全然欲しくないから。

「買わない」
「そう」
 で会話が終わるなら良いのだけど、みんなけっこう食い下がってくるんだよね。
 どうして? 子どもがいないから? とか。
 子どもと家に何の関係があるのかも分からない。

 そんな訳でずーっとこの質問に困惑し続けてきたのだけど、今日ネットを見ていたら、
「念願のマイホーム」
 という単語の入った宣伝を見かけた。

 この言い方、決まり文句のように使われるよな……
 私は改めて「念願」という単語の意味を辞書で調べてみた。

 常に心にかけて強く望むこと。
(「デジタル大辞泉」より)

 そんなにも世の中の人は自分の家を持ちたいと望んでいるのか。
 ごめん、その欲望、私には無い。

 欲望は不思議だ。
 アセクシャルと呼ばれる人たちは、男性にも女性にも性的欲望を持たないそうで、その性質を周囲に理解してもらえず苦しむという。
 欲望なんて人それぞれ違っていて当然のはずなのに、多くの人が持っている欲望を持っていないと生きづらくなるのは何故なんだろう。

 目には見えないけれど、他人がまともな人間かどうか判断するための、
「標準欲望1セット」
 みたいなものがあるのだろうか。

 食べたい
 トイレに行きたい
 眠りたい
 恋愛がしたい
 性行為がしたい
 お金が欲しい
 結婚したい
 子どもが欲しい
 家が欲しい
 
 そのどれかが欠けていたら、
「あれ? この人ちょっとおかしい?」
 と警戒したりするのだろうか。

 私は文章力が欲しい。
 見たもの、思ったこと全てを、納得のゆく言葉にしていく力が欲しい。
 子どもの頃からそれこそ「常に心にかけて強く望」み、自分なりに努力してきたにもかかわらず、37歳になった今も手に入っていない。
 今後も愚かしく努力し続けるつもりでいる。

 それでも、
「文章力つけないの?」
 と他人に尋ねたりしない。
「家買わないの?」
 と訊かれた私と同じように、相手が「?」だらけになるのが分かるから。

 何故私はそんなにも文章力が欲しいのだろう。
 何故世間の多くの人は文章力より家の方が欲しいのだろう。

 いちいち考え込むのが面倒なので「標準欲望1セット」が欲しい。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:03| 自分 | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

脳からもれてる

 森林公園の木には名前を示すプレートが付いている。
 [アカマツ][コナラ]という感じに。

 サイクリングの後、木立を眺めながら歩いていると、
[ネギ]
 というプレートのかかった木を見つけてびっくりした。

 ええっ?!
 と思ってよく見ると…… [スギ]だった。
 アホな勘違い、と思ってDちゃんにそのことを話そうとしたら、

「今、ネギって読んだでしょ」
「なんで?! まだ話してないじゃん!!」
「いや、口に出さなくても、のりからネギが伝わってきた」
「考えていることが外にもれてるの? 私の脳……」

 以心伝心というやつでしょうか。
 最近Dちゃんに心を読まれることが本当に多い。
 そのうちテレパシーだけで意思疎通するようになっちゃうのかも。
 夫婦って恐ろしい。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:41| 家族 | 更新情報をチェックする

小さな幸福がいっぱいの日

 昨日もまた滑川町の森林公園(これ)に行ってきました。
 木々は新緑、というより出たばかりの小さな新芽の時期で、黄緑色に光ってた。

 前回来た時より咲いている花の種類が増えてました。
 浮き立つ薄むらさき色の幻想的な花が満開で、心が写真を撮ったように頭から消えない。
 今調べてみたところ、ミツバツツジという名前みたい。
 桜もまだ残っており、花びらを浴びる浴びる。

 ぶつかって来る虫も増えた。
 こっちがチャリで高速移動している訳だから、
「お前たちがぶつかってくるんだろ!」
 と虫側は迷惑がっていると思う。

 サイクリングを終えた後、池袋に出て蕎麦屋の浅野屋へ。
 季節の蒸し野菜に芽キャベツが入っていて「オオーッ!」
 ちょうど「英語で読む村上春樹」の、

 ぼくがやったのは、芽キャベツを茹でるよりはいくぶん手間がかかるかな、という程度のことです。

 という文章の解説を読んでいたところだったので。
 春の苦味のある素敵な味でした。
 芽キャベツってどう調理したらいいか分からなくて、自分では買ったことがなかったのだけど、今度パスタにでもしてみようかな。

 西武百貨店を通り抜ける時、鳩サブレーを買った。
 可愛いし、美味しいよね〜
 店に置いてあった鳩のイラスト入りダンボールを盗みたかった。
 鳩サブレー、お前は完璧だ……!!
posted by 柳屋文芸堂 at 08:18| 地元(千葉・埼玉)ネタ | 更新情報をチェックする

2014年04月12日

ピーター・バラカン

 ピーター・バラカンの番組が好きです。
 家事をしながら聴くのにぴったりの、気持ち良い曲をいっぱい流してくれるから。
 時々民族音楽を紹介してくれたりするのも嬉しい。
 
 自分用のメモもかねて、放送時間等をまとめておきます。

Barakan Morning
月曜日〜木曜日 7:00〜10:00
放送局:InterFM

The Lifestyle MUSEUM
金曜日 18:30〜19:00
放送局:TOKYO FM

ウィークエンドサンシャイン
土曜日 7:20〜9:00
放送局:NHK-FM

 他にもあるようですが主なものだけ。
 The Lifestyle MUSEUMは聴いたことないな(今調べて知った)
 Barakan Morningはよく聴く(専業主婦特権)
 ウィークエンドサンシャインは寝坊して聴けないことが多い。
 金曜の夜はたいていDちゃんが残業で遅いから。ちゃんと聴きたいよー

 今年度はバラカン強化だ!!
posted by 柳屋文芸堂 at 22:15| ラジオ | 更新情報をチェックする

インプットとアウトプット

 スコット・フィッツジェラルド(村上春樹 訳)「グレート・ギャツビー」の訳者あとがきが面白くて、時々読み返す。

 インプットとアウトプットのかねあいが、フィッツジェラルドという作家のひとつの泣きどころになる。インプットにまわすエネルギーが大きくなりすぎると、アウトプットが手薄になるし(中略)かといってインプット作業を絞り込むと、アウトプットすべきマテリアルが不足してくる

 これってプロ・アマ関係なく、物語を作る人はみな悩むところなんじゃないかなー
 マテリアルは「素材」、フィッツジェラルドは小説家なので、アウトプットは「文章を書くこと」
 で、この「インプット」が複雑なんだよね。

 本を読むことも、恋人とケンカすることも、何だって物語の元になり得る。
 でも最終的にどれが役に立つ経験になるか、物語を書くまで分からないのだ。
 仕方ないのでどんな知識も経験も、やみくもに頭に詰め込んでおく(インプット)

 文章を書いているだけでは文章は書けない。
 暗室にずっといたら写真が撮れないのと同じこと。
 経験だけあっても文章は書けない。
 美しい風景を目の前にしても、カメラが無ければ撮れないのと同じこと。

 だから私はあちこちに出かけてゆく。
 少しでも良いカメラ(=文章力)を手に入れたいと願いながら。

 小説を書かない人にはこのあたりの事情がいまいちぴんと来ないみたい。
 私の説明が下手なのかもしれないけど。
 文章って、書いている姿だけ見ていると、無からするする出てくるように見えるものね。

 心に無いものは書けないのです。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:49| 執筆 | 更新情報をチェックする

2014年04月11日

加賀太きゅうり

 加賀太きゅうりを初めて食べたのですが、いや〜 美味いっすね!!
 いったい何が起きたんだ、と驚くほど太っちょのきゅうりです(直径約7センチ)
 果肉の味が、普通のきゅうりよりしっかり感じられる気がする。

 皮は少々硬めなのでむき、普通のきゅうりのように薄い輪切りにし、アンダンスー(沖縄料理。みそ含有量の多い肉みそのようなもの)をのっけて食べたらもう、合う合う。
 また買おうっと!
posted by 柳屋文芸堂 at 00:28| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする