2014年07月12日

アンドロイド― 人間って、なんだ?(日本科学未来館)

 今日はお台場の日本科学未来館に行ってきました。
 一番の目的は、石黒浩先生のアンドロイドを見ること!!
 公式サイトの説明はこちら
 ロボットというより生き人形に近いです。

 コドモロイドという少女の姿をしたアンドロイドはニュースを読んでくれるのですが、何故か時々ふっと上を向く。
 
私「どうして時々上を向くんだろうね?」
D「何か降ろしてるんでしょ」

 巫女か!
 油断すると機械の体から魂が抜けていってしまうの……?

 人間のアナウンサーはそんな仕草しない。
 自然な動きを追求しているのか、アンドロイドの不思議さを強調したいのか。

 オトナロイドという成人女性型のアンドロイドはかなり近付いて見ることが出来ます。
 リアルで美しい瞳と、カクカクした不自然な動きが最高でした。
 押井守監督の映画「イノセンス」みたいな感じ。

私「爆発する直前だね、あの動きは!!」
D「いちいち爆発していたら大変だろう」

 テレノイドという赤ん坊のようなアンドロイドは周りに人が多くて近付けませんでした。
 見た目も動きもかなり気味が悪いのに、楽しく遊べるなんて、みんなすごいなぁ……

 間近で見られたこともあり、オトナロイドが気に入ったな〜
 江戸川乱歩「魔法人形」に出てくる、薬で半分人形になってしまったお姉さんの役をやってもらいたい。
 頭の中で小説とオトナロイドの姿を重ねるとドキドキする。

 他に満喫したのは、
「アナグラのうた 消えた博士と残された装置」
 という体験型展示。公式サイトの説明はこちら

 その空間に入ると、足元にカラフルな丸い生き物みたいなものが映し出される。
 これは自分用に用意されたキャラクターで、手が生えており、私が動くと一緒に付いてくる。
 他の人のそばに行くと、このキャラクターどうしが手をつなぎ、離れる時には手を振る。
 この動きがなかなか可愛い。

 いくつかの装置と対話して情報を渡すと、私のためにボーカロイドが歌を歌ってくれる。
 これが一応、この展示のゴール。
 ここにたどり着くまでに、小学生男子からの妨害を何度も受けた。

 足元の生き物は人と近付き過ぎると消えちゃうのですよ。
 でも男子はそんなこと気にせずダダダダと会場を走り回っている。
 消されるたび入り口近くまで戻って再表示させなきゃいけない。
 先生、男子が! 男子が〜!!

 小学生女子はちゃんとルールをわきまえていて、キャラクターどうしが重ならないようピョンピョン飛んでよけてくれるの。
「男子って脳みそ入ってるのかな……」
 と疑問に思っていた小学生時代を思い出しました。
 
 まあそんな感傷も含めて面白かったです。

 日本科学未来館は全体的に子どものための施設で、大人だけで行くと肩身が狭い。
 どうして科学は子ども優先なのか。
 科学技術のあふれる昨今、科学の知識は老若男女問わず必要だと思うんだが。

 まあその分、子どもたちは何の気兼ねもなく暴れることが出来るので、
「どこか連れてって〜」
 攻撃を受けたお母さん、お父さんはどんどん活用すると良いと思います。
 涼しいしね。

 最寄り駅はゆりかもめの「テレコムセンター駅」
 そこから徒歩約4分。
 ドームシアターなど事前予約が必要なものもあるのでご注意を。

 実験教室(これも事前予約制)があって、
「じーさんがしゃべってるなー」
 と特に注目もせずに通り過ぎたのですが、今調べたらノーベル化学賞を受賞した白川英樹博士だった。
 そんな名のあるじーさんだったとは。

 実験教室の説明はこちら
 大人もOKらしい。
 申し込んじゃおうかしら。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:40| 旅行・お出かけ | 更新情報をチェックする

2014年07月11日

梅雨の楽しみ

 この台風が梅雨前線を持っていっちゃって梅雨明け、になるのかなー
 と思っていたら、そうでもないみたいですね。

 梅雨は洗濯物が乾かないし、水回りがカビやすくなるし、主婦として見るとイヤな季節なのですが、家事から離れるとけっこう好き。
 青空の美しさは雲の形の美しさだと思っていて、梅雨の間はたいてい空に雲がある。

 分厚い大きな雲の間からのぞく青。
 雲の間からまっすぐに伸びる光。

 傘に当たる雨の音も良い。
 残り少ない梅雨を楽しみましょうね。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:17| 季節 | 更新情報をチェックする

徒然草 美術で楽しむ古典文学

 サントリー美術館で開催中の「徒然草 美術で楽しむ古典文学」という展示に行ってきました。
 徒然草を元にした絵画が中心で、面白いところもあったのだけど、うーん、何となく不満が残った。
 何でかなー と考えて、
「私は『徒然草がどんな風に読まれたか』が知りたかったんだ!」
 と気付いた。

 例えば、徒然草は美しい絵を添えたものが嫁入り道具になったりするのですが、これを夫婦が読んだのか、それとも飾っておいただけなのかが分からない。
「徒然草の〇〇段のおかげで夫婦の危機を乗り越えられました!」
 みたいな日記は残ってないのだろうか。
 そういうのを見たいんだよ。

 徒然草は教訓話が多いので、しっかり読み込むとずいぶん影響を受けると思う。
 自己啓発本が好きで徒然草をまだ読んでない方がいたら、ぜひ。
 今回の展示でも現代語訳を沢山読めます。
 ただ、入場料より本を買う方が安い……

 もう一つ不満。「猫また」の絵が無かったの。
 私が見落としただけ?
 好きな話なのに〜
posted by 柳屋文芸堂 at 00:20| 美術 | 更新情報をチェックする

2014年07月09日

ゴーヤカレー

 みなさんはカレーにゴーヤを入れますか?
 どうしても全体が苦くなってしまうので、食べられない人もいるかもしれません。
 私は大好き。

 ゴーヤを入れてカレーを作る場合、和風にした方が合うように思います。
 カレーうどんのカレーみたいな感じ。
 かつお節のダシをきかせて、「陳皮(ちんぴ)」が入っているカレー粉を使う。

 陳皮は乾燥させたみかんの皮の粉末。
 インドや東南アジアのカレー粉やカレーペーストには陳皮が入っていない。
 そのせいで「陳皮入り=和風のカレー粉」という印象がある。

 例えば、エスビーの赤い缶のカレー粉には陳皮が入ってます。
 フタが開けにくいので私は使いませんが。
 うちにあるのはマスコットという会社のカレーパウダー(これ
 辛過ぎず、味を調節しやすいので気に入ってます。

 数日前に作ったゴーヤカレーには、冬瓜も入れました。
「じゃがいもかと思って食べたら、冬瓜……!」
 と驚くDちゃん。

 冬瓜も和風カレーに合う。
 加熱し過ぎると溶けて消えちゃうけど。

 和風カレーに七味とうがらしをバババッとかけて食べると、汗だくになって「日本の夏」
 ゴーヤカレーを食べる日本人がどれほどいるのか不明ですが。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:53| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2014年07月08日

やせても良いことはあまり無い

 今はやせても太ってもいない普通の体型だけど、20代の頃は割とやせていた。
 特に私は顔に肉が付かないので、ガリガリだと思われることも多かった(脂肪は腹に蓄えるタイプ。餓鬼体型)
 そのせいで、色んな人に色んなことを言われた。

「またやせた?」
「大丈夫?」
「病気?」

 会うたびやせてたら消えてるし。
 本当に病気だったらどうするつもりだよ。
 かなりうんざりした。

 体型も、生き方も、買う物も、「標準」から外れるととたんに周りがうるさくなる。
 全員を均質にするためにみんなで監視し合っているみたいだ。
 「ダイバーシティ」なんて言うけど、多様性に耐えられる人がどれくらいいるのだろう。

 とりあえず、ほどよく太ることが出来て本当に良かった。
 これ以上ゴチャゴチャ言われるきっかけを増やしたくないので、BMI22を維持出来るよう頑張ります。
(BMIは肥満指数で22が標準。計算式など詳しい説明はこちら WiiFitで体重を量ると自動的に出て来ます)
posted by 柳屋文芸堂 at 23:57| 健康・美容 | 更新情報をチェックする

着物姿のジローラモ!

 「女殺油地獄」を見た帰り、「男きもの専門店 SAMURAI」という店を見つけた。
 男性用の着物だけの店、というのも珍しいけれど、それより何より素晴らしいのは、店の外にも中にもジローラモのポスターがいっぱい飾ってあるの!!
 もちろん着物姿です(これとかこれとか)

 ネットには載せてない、女の子をガバっと抱き寄せている写真もあった。
 そこらへんのおじさんがやったらセクハラなのに、ジローラモがやると様になるんだよね〜
 買える訳でもないのに店に入ってキャーキャー言っちゃった。
 ↑私一人だったから。値段はそんなに高くなかったです。

 Dちゃんにも着物を着せたいなぁ。
 羽織袴より、烏帽子と狩衣の方が似合いそうだけど……
posted by 柳屋文芸堂 at 00:14| 服・雑貨など | 更新情報をチェックする

2014年07月07日

若者と年配者のすれ違う叫び

 Twitterで年配の人たちに対して、
「若者がどれだけ低賃金で働いているか知って欲しい」
 と訴えかけている人がいた。

 一方、新聞には、
「若者は何故デモに参加しないんだ!」
 と怒っている60代男性の意見が載っていた。

 総務省のサイトにある資料(これこれ(インターネットの利用動向))によると、60〜64歳のインターネット利用率は約70%、65歳〜69歳は約60%、70歳〜79歳は約50%、80歳以上は約25%、となっている。
 利用目的のグラフがちょっと分かりにくいのだけど、60歳以上でマイクロブログの閲覧・投稿をしているのは5%以下だ(他の年代の%も妙に低い。TwitterはSNSとして数えられたのか? そうだとしても60歳以上の利用はやはり5%以下)

 何が言いたいかというと、Twitterで年配の人たちに文句を言っても、届かないんじゃないか? ってこと。

 一方新聞はこの逆で、10代(18歳〜)の約60%、20代の約45%が「読まない」
メディアに関する全国世論調査(2012年)より)

 若者も年配者も、目的の人に届かない虚しい叫びをしている可能性が高い。
 もし誰かに言いたいことがあったら、その誰かが見ているものに文句を載せるようにしないと意味が無いだろう。
 愚痴をこぼしてガス抜きしたいだけなら構わないんだけどさ。

 いくら愚痴を言っても不愉快な世界は変わらない。
 そんなの私は絶対イヤ。
 たとえ効果が見込めなくても、不愉快の発生源になるたけ近いところに言葉を投げていきたい。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:10| 社会 | 更新情報をチェックする

2014年07月05日

きみは立派なかぐや姫になれる

【問題】
 長ネギとにんじんを使って、かじきまぐろのソテーにかける洋風のソースを作りなさい。

【答え】
 長ネギを薄い小口切りにし、塩を振ってバターでじっくり炒める。
(カレーのベースになる炒め玉ねぎを作る要領で)
 くたくたになったら(←私が、ではなく長ネギが)長ネギと同じくらいの水と、千切りにしたにんじんを加え、さらに加熱。
 味見をして塩味を調節したら完成。

 出題したのはDちゃんで、答えたのは私です。
 長ネギとにんじんで魚にかけるなら、和風のあんだろうよ。
 だしをきかせて、しょうがでピリッとさせてさー

「和風だと残り物(サグチキン:ほうれん草のペーストで作った緑色のカレー)に合わないから、洋風で」
 ってひどいよ。
 長ネギとにんじんは冷蔵庫にたまたまあっただけです。

 まあ結果的に長ネギのうまみの出た美味しいソースになったけれども。
 「人気のビストロフレンチ」という本に出ていたポワローとじゃがいものスープのレシピを参考にしました。
 玉ねぎだけでなく長ネギも、炒めると良い味出ますね〜
posted by 柳屋文芸堂 at 23:21| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

シネマ歌舞伎「女殺油地獄」感想

 シネマ歌舞伎の「女殺油地獄」を見てきました〜
 歌舞伎座のそばにある映画館「東劇」で、録画の歌舞伎を見られるのです。
 公式サイトの上映予定作品リストはこちら

 「女殺油地獄」はその名の通り、油まみれで女が殺される話。
 ストーリーはそれほど複雑じゃないのに、エヴァンゲリオン並みに謎だらけで、見終わった後呆然とした。

 主人公の与兵衛は大阪の油屋、河内屋の放蕩息子。
 芸者に入れあげ借金を作り、喧嘩沙汰を起こして親戚にも迷惑をかけてしまう。
 家に帰ると家族に暴力。

 そんなどうしようもない男だが、同業の油屋、豊嶋屋の若おかみお吉は、与兵衛をいつも心配しあれこれと世話を焼いてやる。
 勘当された与兵衛はお吉の店に行き、金を無心する。
 しかし断られ、カッとなって襲いかかる。

 実際はもっと沢山細かいエピソードが入るのですがまあ大筋はこんな感じ。
 この話の何が謎かというと、まず与兵衛の性格。
 暴力的なのに気が弱く、情にもろいのに残忍。
 衝動的で、自分がやることの結果を想像出来ないから、殺人の快楽に夢中になった直後に恐怖に怯える。

 物語の登場人物にしては一貫性が無さ過ぎるのだ。
 とらえるのが難しく、戸惑いを感じる。
 でも現実の人間にはもともと一貫性なんてない。
 すごくリアルだ。

 もう一つの謎は、与兵衛とお吉の関係。
 与兵衛はお吉に惚れているのか?
 お吉は与兵衛に惚れているのか?
 相思相愛なのを隠しているのか?
 それともお吉は大阪のおばちゃんとして、ごく当たり前の親切をしているだけなのか?

 与兵衛の性格と、与兵衛とお吉の関係は、演出や俳優の解釈によっていくらでも変えられる。
 もし与兵衛がお吉に惚れていたら、殺人の理由は金だけではなくなり、油まみれで組んずほぐれつ、の意味も変わってくるだろう。

 この殺しの場面で演奏される三味線の音が素晴らしいんだ。
 バイオリンのピッチカートを多用した現代音楽に似ている。
 聴く者を不安にし、心をざわざわさせる。
 この不吉な音楽と赤ん坊の泣き声が響く中、与兵衛はひざを震わせながら家中の引き出しを開けて金を集める。

 で、最後の謎。
 この与兵衛がお吉の店を出るところで話が終わっちゃうんだよ。
 「罪と罰」だったら話はここからなのに……!
 こんな酷い殺人をしておきながら、まんまと逃げおおせちゃうわけ?!

 調べてみると、捕まる場面もちゃんとあるみたいです。
 ただ、今回の上演では省かれていた。
 この方が想像をかき立てて私は好きだな。

 そう。「女殺油地獄」は想像の余地をたっぷり含んだ豊かな物語なのだ。
 一回見たからもういいや、ではなく、他の演出で、他の俳優で、他の媒体で(文楽や映画がある)見てみたい!
 色んな解釈を知りたい!
 そう思わせる。

 池澤夏樹が編集する日本文学全集では、桜庭一樹が女殺油地獄を現代語訳するそうですよ。
 これも楽しみだけど、私は舞城王太郎版の女殺が読みたいなぁ。
 ムチャクチャなのに同情してしまう暴力的なダメ男、と言ったら舞城でしょう。
 もちろん全部福井弁で。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:24| 演劇・演芸 | 更新情報をチェックする

2014年07月04日

栄養バランス

 実家ではずっと伯母(小)が料理を担当していた。
 残された母は高齢なこともあり、食事のほとんどを市販の惣菜やお弁当に頼っている。

「しっかり栄養取れてる?」
 心配して聞くと、
「うん! ちゃんと甘いものと辛いものを両方食べるようにしてる」
 そんなバランスの取り方があるか!!
posted by 柳屋文芸堂 at 00:51| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする