2015年03月31日

母親が可愛くなってきた

 80近くなり、母親が子どもに戻りつつある。
 一緒に街を歩いているとどんどん勝手な方向に進んでいってしまうし、工事しているお兄さんにいきなり話しかけたりする。
 スーパーでは刺身のパックを指でむぎゅっ(ダメッ!)
 今日は病院の待合室にある水槽をとんとん叩いていた(魚さんが怖がるでしょ!)

 認知症ではないのだけど、昔は自制出来ていたことが出来なくなっている感じ。
 好奇心のおもむくままにやりたいことをやってしまう。
 子育て気分が味わえてなかなか楽しい。

 80過ぎてモテ期が来た伯母(小)のように、母の可愛さもこれから加速していくのだろうか。
 人間の変化や成長は最後の最期まで見逃せない。
 すごいな。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:49| 家族 | 更新情報をチェックする

2015年03月29日

夫婦の異常な愛情

 母親から、
「あんたが子どもの頃、××くんのお母さんは○○さんのお父さんと付き合っていたのよ」
 などと、近所のおじさん、おばさんの不倫話を聞かされたりすると、もうこっちもおばさんになっているというのに、
「大人って……」
 と裏切られた子どもみたいな気持ちになってしまう。

 お母さんやお父さんの女の顔、男の顔ってあんまり知りたくないですね。
 他人の親であっても。

 しかし「結婚して10年経った人間」として考えてみると、配偶者以外の人にちょっと心が移る時がある、くらいが普通かもしれない。
 私とDちゃんはかなり熱烈に愛し合っている。
 時間が経っても減衰していかないところが狂気めいている。

 長い期間、一定の強度で同じ人間を愛し続けるのは、異常と言っても良い部分がある。
 短い期間で情熱的な恋に落ちるより、熱の総量が圧倒的に大きい。
 相当しつこい人間にしか出来ないんじゃないか。

 世間的にはそういう「異常な愛情」を持った夫婦の方が「普通」とされ、時々心が浮つく「並みの愛情」では道を外れていると見なされる。
 そう判断されるとキツい人もいるだろうな、と想像する。

 一番辛いのは「異常な愛情」を持った人と「並みの愛情」しか持たない人の組み合わせではないか。
 一途さを求めるのも強要されるのも苦しそうだ。
 量の多寡を気にせずに、互いに向けられた愛情に満足出来たら良いのだけど。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 22:21| 恋愛 | 更新情報をチェックする

2015年03月28日

限りがあるのは時間だけじゃない

 人生で食べられる食事の回数は有限だ。
 朝ごはんを食べるたび、夕ごはんを食べるたび、死ぬまでに口に出来る食べ物の量は減っていく。
 そう考えると、不味いものなんて食べている場合じゃない。
 毎日食卓に並べる料理の全てを、なるべく美味しいものにしたいと思う。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:53| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

安行桜

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posted by 柳屋文芸堂 at 23:29| 季節 | 更新情報をチェックする

村上春樹の性描写

 村上春樹が好き、と言うと、
「性描写が多いから苦手」
 と返されることがたびたびあり、不思議に思っていた。

 確かにまあ性描写はあるけれど、食べ物描写や音楽描写だって多いし、そもそも村上春樹の性描写は性を表現することを第一に考えている訳じゃない気がして、あれを単純に性描写と言って良いのだろうか。

  期間限定サイト「村上さんのところ」で村上春樹はこんな風に書いている。

「僕は小説家として性というものを、魂と魂を結びつける通路のひとつとして捉え、そのように描いています。しかしもちろん性だけがその通路ではありません。ほかにいろんな通路があります。というか、性はその通路のひとつのメタファーに過ぎないかもしれません」

 性的に興奮したり、美味しいご飯を食べたり、美しい音楽を聴いたりする時、頭の中がいつもと違う状態になる。
 常日頃人間をまともにし、縛り付けている常識や現実が、一瞬緩む。
 村上春樹はその隙間を狙って、非現実的な物語を読者の心に注ぎ込むのだと思う。

 性も食べ物も音楽も、飾りではなく扉なのだ。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:57| 読書 | 更新情報をチェックする

2015年03月27日

細江英公「薔薇刑」展

 築地のふげん社ギャラリースペースで開催中の「薔薇刑」展に行って来ました。
 ちょっと展示作品数が少なかったかなー
 もっとまとめて見てみたい。

 簡単に言うと「薔薇刑」は三島由紀夫のヌード写真集です。
 細江英公が撮影する肉体が好きで見に行ったのだけど、一番印象に残ったのは目の写真だった。

 実を言うと三島由紀夫ってほとんど読んでない。
 「仮面の告白」はすごく好きで、でもその後に読んだ「潮騒」が全然好みじゃなくて、離れちゃったのだ。

 今日、三島の目を見ていて、何者なのか定まらない感じが良いなと思った。
 「潮騒」が合わなかったとしても、他の小説の中に私好みの三島がいるかもしれない。
 小説一つ一つにそれぞれ別の三島がいるのかもしれない。

 また読んでみようかな。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 01:19| 美術 | 更新情報をチェックする

2015年03月26日

わが軍



 安倍首相が自衛隊を「わが軍」と呼んだことに対し、民主党の枝野幹事長が、
「わが国の自衛隊であり、安倍さんのものではない」
 と批判した、というニュースで笑った。

 そうだよね、「軍」もおかしいけど(憲法9条)「わが」もおかしい。
 皇帝にでもなったつもりか。

 株価が暴落すれば良いのになー
 そうすれば安倍政権の支持率も一緒に下がるはず。
 円が下がって株価と物価が上がっても、主婦に良いことなんて何もないもん。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 02:34| 社会 | 更新情報をチェックする

2015年03月25日

結婚という制度

 旦那さんや奥さんに冷たく出来る人は、結婚を信じているんだなー と思う。
 私は結婚の外側で生まれたせいか(婚外子)結婚を単なる割引制度(働き方によっては税金や年金の支払いを減らせる)くらいにしか思っていない。
 一緒にいる理由がなくなったら、簡単に解消されてしまうもの。
 ポイントカードを捨てるみたいに。

 そう考えているからこそ、Dちゃんを大事に出来たとも言える。
 でも、冷たくしたって酷いことを言ったって、ちょっとやそっとで壊れるもんじゃない、と鷹揚に構えられたら、それはそれで心安らかだろうな、と羨ましくなる。

 私はいつだって、失うのが怖い。
 絶対に失いたくない。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 01:26| 恋愛 | 更新情報をチェックする

2015年03月23日

オノ・ナツメ「子連れ同心」感想

 妻を亡くし、子育てしながら働く同心のお話。
 同心というのは江戸時代の警察官みたいな役職ですね。
 十手を持っていて、
「八丁堀の旦那〜!」
 とか呼ばれたりする……

 そういう設定ですが、特別な事件が起きたりはしません。
 ちょっとしたいざこざを解決している様子はあるけれど、それは背景のようなもの。
 一番詳しく描かれているのは、同心と息子のほのぼのとした日々の暮らし。
 初鰹を食べたり、団子を作ったり。

 オノ・ナツメの別の作品「not simple」を思い出した。
 家族の愛を求め、父、母、姉に会うために放浪を続け、結局全員の心がバラバラになっていることを確認し、死んでしまう主人公。
 「子連れ同心」とは真逆の雰囲気だ。
 その中にこんなセリフがある。

「歩いてると、よく親切な人と出会う。
 今ここにこうしていられるのはその人たちのおかげだと思う。
 あたたかいよね。
 でも、本当に感じたいのは、もっと近くにいる人たちからのぬくもりなのに」


 「子連れ同心」は「近くにいる人たちからのぬくもり」にあふれている。
 2つの作品は真逆のようでいて、裏と表というか、主人公が求めているもの、大事に思っていることは全く一緒だ。

 人が人を想うというのは、なんて優しく切ないのだろう。
 どんな関係であっても。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:49| 読書 | 更新情報をチェックする

森林公園

 今年初めて埼玉県比企郡滑川町の森林公園(ここ)に行って来ました。
 いつも通りサイクリング。1周コース(約17km)を走ったよ。
 何度やっても楽しい♪ 気持ち良い♪♪
 信号や車を気にせずに爆走出来るのは最高です!!

 まだ森の木々には葉もなく花も少なく、風景は冬と変わらないのですが、虫が多かった。
 何度も顔にポコポコ当たった。
 口を開けていたら10匹くらい入っていたかも。

 鳥の声もよく聞こえたな。
 風を受けても寒くなかったし、春が来たのを実感しました。

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 サイクリングの後に園内をお散歩したら、菜の花が満開。
 眩しくなるような黄色。

 これからの季節、次々咲いてゆく花と新緑を楽しむために、毎週通いたいな〜
 
posted by 柳屋文芸堂 at 00:02| 旅行・お出かけ | 更新情報をチェックする