2016年10月29日

久々にパンを焼いたよ♪

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 土曜日にパンを作って(手で生地をこねてオーブンで焼く)週末の食糧にする、というのが習慣だったのですが、ここのところ介護だ本作りだイベントだとバタバタしていて、やれていませんでした。
 久々に作ってみたら、やっぱり手作りパン美味しい〜 ホッとする〜
 フォカッチャのレシピを使ったあっさり味のパンなので、カレーを付けたらよく合いました。

 もっと平べったい形にしたかったのに(ちゃんとつぶした)焼いたら全員立ち上がっちゃって。
 スコーンやパンはオーブンの中でモコモコモコ〜!と成長するのを見るのが楽しいですよね。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:13| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2016年10月26日

映画「闇金ウシジマくん Part2」感想

 今、劇場で公開しているものではなく、その前のをレンタルして見てみました。
 感想を箇条書きで。

☆菅田将暉が可愛い!!
 この子が愚かな若者の役をやると、不思議なほど憎めなくて、愛おしいですね〜
 ホストの話もからむのだけど、
「菅田将暉こそホストになるべき!」
 って思いながら見てた(ならなかった。残念)

☆綾野剛が走る場面があったのが嬉しい。
 他の人たちズタボロなのに(菅田将暉なんて何度血まみれになったか……)山田孝之と綾野剛は全然汚れなくて、ちょっとズルい気がした。

☆お金を大事にしよう!
 お金に困って闇金に手を出して首が回らなくなった人たちの話だから、しみじみと。

 家で映画を見る時は、アイロンがけをしながらになるので、展開が早いとついていけないかな? と思ったけど、それは大丈夫でした。
 続きもレンタルで見ようと思います。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 16:33| 映画・映像 | 更新情報をチェックする

2016年10月22日

明日、コミティアに参加しま〜す!

COMITIA118 公式サイトはこちら
開催日:2016年10月23日(日)
場所:東京ビッグサイト東1・2・3ホール(国際展示場正門駅から徒歩3分)
時間:11時開場〜16時閉会
柳屋文芸堂のスペース番号:O(オー)34a
※入場には『ティアズマガジン』の購入が必要。会場での販売価格1000円。

アニメ映画「この世界の片隅に」の監督、片渕須直さんと原作のこうの史代さんの
公開トークショーがあるそうですよ!!
聞きたい〜 でも売り場離れられないから行けない〜
トークショーをやるのは東1ホールで、私がいるのは東3ホールなんだよ……
13時30分開始〜15時までみたいです。
聞ける人良いな〜

ここからは2016年秋に頒布を開始した、人形小説アンソロジー「ヒトガタリ」の紹介。
A5版 116P 400円
この本についてのツイートまとめはこちら



 表紙担当は西乃まりもさん。
 タイトルを考えてくれたのは杉背よいさん。
 Twitterで公開したところ、タイトルと画像が合っていると褒めてもらって嬉しかった♪
 いや、私は全く関わってない部分なのだけど……

 ここからは各作品の作者名・タイトル・あらすじと、冒頭部分(画像)です。


 杉背よい「シンギング・オブ・粉骨」
 ある日神様は無名のミュージシャン、ハスミが懸命に歌う姿に見入る。
 神様は気まぐれに人形を男の元へ使わせることにした。
 その名も藤井。姿はおっさん。
 藤井はハスミに囁いた。「この藤井と、契約してみませんか──」



 最初の一文が印象的ですよね。
 独特の浮遊感のある風景や人物の描写は、彼女にしか書けないもの。
 この方、さりげなくプロです(角川から2冊本出してます)


 柳田のり子「別世界」
 市民のほとんどが人工子宮から生まれる未来都市で
 自分の体を使って妊娠・出産することに興味を抱いたクレマチスは
 未加工の遺伝子を持つ「原生人間」の男を探し始める……



 これは私の作品で、SFです。
「設計された遺伝子を持つ人間が多数派になり、普通の人間が少数派になったら」
 という「もしも」の世界を丁寧に積み上げてみました。


 匹津なのり「繭子さんも私も」
 着付け教室で和装マネキンの性格を妄想している「ぼっち」の主人公、麦子。
 静かに傷付き続ける彼女のもとに、ビスクドールの瞳を持った不思議な女性が現れる……



「人形というものが、人間に何をしてくれるか」
 をこんなに鮮やかに描いた作品を他に知りません。
 文章もリズミカルで気持ち良くて、小説を読む楽しみに満ちたお話です。


 西乃まりも「弔う火」
 五十年に1度、作り変えられる女神像。
 その節目の巫女となるために育てられたマナは、女神を祀る神殿へと居を移した。
 そこで彫像の製作者・玉蓉と出会うのだが…。



 まりもさんの作品は展開が面白いからネタバレせずに紹介するのが難しい。
 神聖だと思っていたものが、どんどん妖艶になっていく様子にドキドキします。
 ラストシーンがこの本にすごくぴったりなんだ。

 裏表紙はこんな感じ。



 他には「贋オカマと他人の恋愛」 「邯鄲―かんたん―」を無料配布します。
 お時間があれば遊びに来てください♪
 
posted by 柳屋文芸堂 at 13:27| 同人活動 | 更新情報をチェックする

2016年10月19日

オカワダアキナ「猫を飼う」感想

 何この話、可愛い!!
 昭和の雰囲気を残す東京・雑司が谷を舞台に繰り広げられる、ちょっと子供っぽくて人懐っこい女性ミユキと、ヨレヨレの服を着た文学青年ハルオの、恋愛、というか恋愛未満ストーリー!
 甘酸っぱい……!

 ハルオは「マダム三毛子」としてフリーペーパーの占いコーナーを担当していて、そのオネエっぽい文章が面白い。
 先輩が見つけた西武線短歌(本川越南大塚新狭山狭山市入曽新所沢)も身近でウケた。
 やけによく通る声で接客する元役者の喫茶店店員とか、個性的でありながら「いそう!」と思わせる登場人物がいっぱい出てくるのも楽しい。

 お友達の結婚を記念して書かれた話だそうで、全体に幸福感が満ちている。
 死にまつわる話も、生まれ直すためにくぐり抜けなければいけない闇として、前向きに描かれているように感じる。

 文芸同人誌では意外とこういう王道ラブコメって少ない気がするから、読めて嬉しかった。
 もちろん猫の話なので(右目と左目の色が違うソーダくん)猫好きの方もぜひどうぞ。
 猫が魚の夢を見ているような、青い表紙も素敵です♪
 
posted by 柳屋文芸堂 at 02:21| 読書 | 更新情報をチェックする

2016年10月14日

映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」感想

 本当は映画館で見たかったのですが(今、柏のキネマ旬報シアターで上映している)見に行く時間を作れそうになかったのでApple TVでレンタルしちゃいました。

 主人公の七海(黒木華)が学校で働いたり結婚生活したりする場面がほんとにほんとにしんどくて(人と接するのが下手な子が必死で頑張ってるあの感じ!)
「だ、誰か助けてあげて!!」
 って思っていたら、スーパーマン役が綾野剛だった!
 喪黒福造的な怪しいスーパーマンなんだけど。

 七海が常識的な世界から転落してからは、最後までハッピーな気持ちで見ることが出来ました。
 非常識・非日常バンザーイ!

 ここからはネタバレっぽい話になるので、これから見る人はさようなら〜

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 黒木華と綾野剛が恋人になる話かと思いきや!
 恋に落ちるのは黒木華とCoccoだった……!
 もうこの二人、一緒に画面に出てるとめっちゃくちゃ可愛いの!!

 Coccoというのは本当に特別な女性で、普通の人とは全然つり合わないと思うのだけど、黒木華も特別な女の子だから、その魅力が掛け算になって計測不能って感じで、私、部屋でたった一人で見てたのに、
「か〜わ〜い〜!!!!」
 ってうめいて暴れましたからね(映画館じゃなくて良かったかも)

 真白(Cocco)が七海に、本当の優しさや愛情なんて耐えられないからお金で買うんだよ的なことを遠回しに言うところ、二人がどれだけ孤独で、お互いを切実に求めているかが心に刺さるように伝わってきた。

 Coccoは役者ではないし、そんなに器用な人とも思えないから、こんな風に彼女の魅力を引き出すの、大変だったんじゃないかなぁ。
 私はもともとウェディングドレス×2の女性同士の結婚式が大好きで、こんな素敵なカップルのそれを見られるとは! はー 幸せな時間でした。
 あの指輪のない指輪交換!! 存在しない指輪を見続ける七海!

 綾野剛は狂言回し的役割で、彼のおかげで映画が軽やかになった気がします。
 色んな格好をして、色んな仕事をして、突然劇中劇みたいなことを始めたり。
 何しろ役名が「安室行舛(あむろゆきます)」だからね。
 遊び過ぎです岩井俊二監督……

 前半のしんどさに耐えればあとは基本的に楽しい映画だと思います。
 黒木華・Cocco・綾野剛のうちの誰かに興味がある人はぜひどうぞ。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 17:17| 映画・映像 | 更新情報をチェックする

2016年10月12日

ハニワを作りに「のぼうの城」の行田市へ!のハニワ写真

先日参加したText-Revolutions(テキレボ)には公式アンソロジーがあり、私は、
「ハニワを作りに『のぼうの城』の行田市へ!」
という小さな旅日記を投稿しました。
ネットでも全文読むことが出来ます→こちら

その時に作ったハニワの写真がこれ。

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↑Dちゃんが作った私のハニワ。口がオバケのQ太郎っぽい。

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↑私が作ったDちゃんのハニワ。スマホに顔認識された。

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↑夫婦ハニワ。私が作ったハニワ、上向き過ぎ……

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↑焼き上がった後の私ハニワ。ずいぶん色が変わりますね。

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↑Dちゃんハニワ。カメラ目線で。

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↑こうやって玄関に飾ってます。

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↑ハニワを作れるはにわの館。公式サイトはこちら

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↑周囲にはいっぱいハニワが飾ってある。

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↑埼玉(さきたま)古墳群の説明。

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↑愛宕山古墳。バス停のそばだったのでこれだけ見られた。解説はこちら

私たちが行ったのはゴールデンウィーク中で、風と光と緑が気持ち良かった。
古墳見学とハニワ作り、秋の行楽にどうでしょう?
楽しいよ♪
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:32| 旅行・お出かけ | 更新情報をチェックする

オカワダアキナ「ぎょくおん」感想

 主人公の郡司は、半分だけ血の繋がった姉との歪んだ関係(性的な接触はするが、セックスはしない。常に姉の言いなり)から逃げ出し、海辺の温泉街で働いている。
 自分の意志で離れたのに「姉に捨てられた」という感覚に苛まれ、姉と過ごした日々のことばかり思い出す。

「姉さんがおれの名前を呼んで、息だけで笑います。合図だ、と思いました。それはもう段取りで、流れとしておれは姉さんに口づけました。頬は冷たいのに、口のなかはぬるりと熱いのもいつものことです」

 姉さんの様子や二人の関係が端的に伝わってくる文章に、ほうっとため息が出る。

 温泉街での出来事は、姉に報告するような文体で語られる。
 太宰治「斜陽」の「姉への手紙」がずっと続いていく感じ。
 郡司はまるで自分一人では思考出来ないかのよう。

 暗い主題と雰囲気に、繰り返し出てくる少女やクラゲのエピソード、リアルなモップがけ描写等々、良くも悪くもあまりに文学的で、正直、
「結末までこのままだったら物足りないなー」
 と感じていた。
 でもおかさんに限ってそんなことはあるまい、とも。

 そうしたら!
 中盤で日本語ペラペラの外国人アランが郡司を口説き始めた! 待ってましたーっ!

「そしたらもうセックスしかないよ。たとえばおれと郡司が、昔昔のおとぎ話に出てくるような騎士とかで剣と剣で語り合えるのならそれでいいだろうけど、ここは日本でしかも二一世紀だからね」

 そうですとも!
 アランは「好きじゃない人ともやれる」のではなく「みんな好きだから、男も女も関係なく寝ちゃう」
 身勝手なラブ&ピースによって、昭和的陰鬱を破壊する。
 そうそう、そう来なくっちゃ!

 海辺で嘔吐している郡司を見かけたアランが、
「口ゆすがせてあげたいけど、おれビールと氷結しか持ってないんだよね」
 って言う場面が好きだ。すごく彼らしい。

 ガイジンであるアランがきっかけになってゲンバクは落ち(暗喩)、郡司の戦いは終結する。

「姉さん、あなたときょうだいになりたかった。口づけや愛撫でごまかさずに、言えばよかった。おれはことばというものから逃げすぎた」

 「話す」というのは誰とでも出来る行為で、「口づけや愛撫」は特別な人としか出来ないことだから、口づけや愛撫より話す方が簡単で軽いと、私は思い込んでいた。
 でもそれが反対になる関係もある、いや、本当に大切なことを話すのは、セックスするよりずっと難しいことなのかもしれない。

 ところで綾野剛が郡司役をやったら、すごく良い感じに死んだ目をして演じてくれそうですね……(うっとり)
 
posted by 柳屋文芸堂 at 12:17| 読書 | 更新情報をチェックする

2016年10月10日

アジの炊き込みご飯

【作り方】
1、しょうが1片を千切りにする。
2、アジのお刺身2パック分と、1のしょうが、薄口しょうゆ大さじ2、日本酒大さじ1、塩少々を混ぜて5〜10分ほど置いておく。
3、お米2合を研ぎ、炊飯器の目盛りまで水を入れてから、大さじ3(調味料分)を取り除く。
4、2をお米に加えて軽く混ぜ、「炊き込みご飯」モードで炊飯。

ゴマや青じその千切りを載せて食べると美味しいです♪
 
posted by 柳屋文芸堂 at 22:31| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする

2016年10月09日

オカワダアキナ「水ギョーザとの交接」感想

 読み始めてから読み終わるまでの間ずっと、すごーく幸せな気持ちだった。
 綾野剛風に言うならば「愛おしい時間でした」

 感想を書くとなると、この幸せの理由を言葉に変換しなければいけない。
 言葉にする、というのは感覚の記号化で単純化で、そこからは絶対に大切な何かがこぼれ落ちてしまう。
「良い本だったよ」
 とだけ言うのがたぶん一番正確で、連ねる単語が長くなればなるほど、私は間違った紹介をすることになる。

 それでも感想文を書こうとするのは、
「創作文芸同人誌には、こんな素敵なものもあるんだよ」
 って自慢したいから。

 宇都宮を舞台に、家庭や学校での悩みを抱えた中学生の青葉くんが、叔父さんやその恋人たちと触れ合い、大切な夏の思い出を作るお話、なんて書くとありふれた映画のあらすじのようですね。
 でもこの話は映倫的にも表現されている雰囲気においても、映像化は絶対に不可能だと思う。
 青葉くんはごく自然に叔父さんとセックスするから。

 もっと年上の子が中学生のふりをして青葉くんを演じたら興ざめだし、性行為をきちんと見せなかったらこの物語の本質が消えてしまうし、実際に中学生男子とおじさんが裸で抱き合う様子が画面に映ったら倒錯的になり過ぎる。

 青葉くんと叔父さんのセックスはほのぼのとして切ない。
 この関係は小説の世界でしか成立しないものだと思う。
 文章にはこんなすげーことが出来るんだぞザマーミロ!

 叔父さんは死にかけていて、冷蔵庫は壊れていて(夏なのに大変!)、妖精のパックがあちこちに現れて、こんな状況なら青葉くんは叔父さんを抱いてしまうよな、と納得してしまう。
 当然のことをしたまでです。

 読んでいる間ずっと、30代のうちに死んだ従兄弟のことを思い出していた。
 私は彼を抱いたり出来なかった。
 歳が離れ過ぎていたし、親戚だったし、現実の人間関係は壁だらけだ。

 壁なんてすいっと通り抜けられて全然気にしなくて良い、この本の中にだけ存在する特別な空間にいられるのが本当に幸せだった。
 青葉くんは体と心を使って、弱虫な叔父さんをちゃんと慰めてあげられる。
 物語の中でなら、私たちは遠い他者とつながることが出来る。

 文章そのものに明るさがあって、内容の重たさを一切感じさせないのも素晴らしかった。
「おれ、山田倫太郎ね。略してリンダって言うんだ」
 というセリフに笑ったり(略してないだろそれ!)
「なんでもかんでも夏のせいにしている気がする」
 というのも、ほんと夏ってそうなるよねって。

 この本の良さを少しでも伝えられただろうか。
 私の感想は全然正しくない。
 ページを開いて、文字を読み進めて、脳内に立ち上がる世界だけが本物だ。

 今晩の夕飯は水ギョーザです。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 19:57| 読書 | 更新情報をチェックする

2016年10月06日

10月8日(土)は都立産業貿易センター台東館(浅草駅から徒歩5分)へ!!

第4回 Text-Revolutions(テキレボ)

公式サイトはこちら
開催日:2016年10月8日(土)
場所:都立産業貿易センター台東館(浅草駅から徒歩5分 地図はこちら
時間:11時開場〜16時閉会
スペース番号:D-18
入場無料

公式アンソロジーに載せてもらったエッセイ、
「ハニワを作りに「のぼうの城」の行田市へ!」
で作ったハニワの写真をスペースに飾り、埼玉銘菓の「五家宝」を持っていきます。
気軽に遊びに来て、見て、食べてってください。
綾野剛の話を振ってもらえると喜びます。

ここからは2016年秋に頒布を開始した、人形小説アンソロジー「ヒトガタリ」の紹介〜
A5版 116P 400円です。
感想などのツイートのまとめはこちら



 表紙担当は西乃まりもさん。
 タイトルを考えてくれたのは杉背よいさん。
 Twitterで公開したところ、タイトルと画像が合っていると褒めてもらって嬉しかった♪
 いや、私は全く関わってない部分なのだけど……

 ここからは各作品の作者名・タイトル・あらすじと、冒頭部分(画像)です。


 杉背よい「シンギング・オブ・粉骨」
 ある日神様は無名のミュージシャン、ハスミが懸命に歌う姿に見入る。
 神様は気まぐれに人形を男の元へ使わせることにした。
 その名も藤井。姿はおっさん。
 藤井はハスミに囁いた。「この藤井と、契約してみませんか──」



 最初の一文が印象的ですよね。
 独特の浮遊感のある風景や人物の描写は、彼女にしか書けないもの。
 この方、さりげなくプロです(角川から2冊本出してます)


 柳田のり子「別世界」
 市民のほとんどが人工子宮から生まれる未来都市で
 自分の体を使って妊娠・出産することに興味を抱いたクレマチスは
 未加工の遺伝子を持つ「原生人間」の男を探し始める……



 これは私の作品で、SFです。
「設計された遺伝子を持つ人間が多数派になり、普通の人間が少数派になったら」
 という「もしも」の世界を丁寧に積み上げてみました。


 匹津なのり「繭子さんも私も」
 着付け教室で和装マネキンの性格を妄想している「ぼっち」の主人公、麦子。
 静かに傷付き続ける彼女のもとに、ビスクドールの瞳を持った不思議な女性が現れる……



「人形というものが、人間に何をしてくれるか」
 をこんなに鮮やかに描いた作品を他に知りません。
 文章もリズミカルで気持ち良くて、小説を読む楽しみに満ちたお話です。


 西乃まりも「弔う火」
 五十年に1度、作り変えられる女神像。
 その節目の巫女となるために育てられたマナは、女神を祀る神殿へと居を移した。
 そこで彫像の製作者・玉蓉と出会うのだが…。



 まりもさんの作品は展開が面白いからネタバレせずに紹介するのが難しい。
 神聖だと思っていたものが、どんどん妖艶になっていく様子にドキドキします。
 ラストシーンがこの本にすごくぴったりなんだ。

 裏表紙はこんな感じ。



その他の頒布物はこちら

創作文芸同人誌即売会「尼崎文学だらけ(あまぶん)」で、
「贋オカマと他人の恋愛」
を委託販売してもらうためにいただいた推薦文はこちら
みなさん情熱的に語ってくださって感動しました!

ではでは、浅草でお会い出来るのを楽しみにしています♪
 
posted by 柳屋文芸堂 at 22:21| 同人活動 | 更新情報をチェックする