これもちょっと合わなくてなー
フィリップは首から下が動かなくなったことで男としての自信をなくし、だからこそ自分を障害者としてではなく「男の欲望を持った者」として扱うドリスに心を開く。
そういう男のプライドの描き方は興味深く、面白かった。
2017年07月21日
映画「最強のふたり」感想
posted by 柳屋文芸堂 at 23:57| 映画・映像
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映画「天然コケッコー」感想
私にはいまいち合わない映画だった。
メインとなる少年・少女の恋が、不器用な恋なんだろうけど、不自然な恋に見えてしまって。
やりたいことは分かる。でも、なんかー! と不満が残った。
メインとなる少年・少女の恋が、不器用な恋なんだろうけど、不自然な恋に見えてしまって。
やりたいことは分かる。でも、なんかー! と不満が残った。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:44| 映画・映像
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2017年07月11日
映画「太陽の下で」感想
北朝鮮の少女を追ったドキュメンタリー。
……なんて当然普通に撮れるはずもなく、少女とその家族は北朝鮮側が用意した脚本・監督に従って「理想の生活」を演じ始める。
真実を写すために、その演出の様子を隠し撮りすることに。
具体的には、プロパガンダ映画にメイキング映像が混ざっている感じ。
北朝鮮政府が考える理想の国民がどんなものなのかは伝わってきたけれど、北朝鮮の人々の実態はあまりよく分からなかったな〜
少女の両親の仕事を「工場勤務」に変えるというのが興味深かった。
何かを生産している方が共産主義的で好ましいということなのだろうか。
少女と両親は演技を始める前、どんな暮らしをしていたのだろう。
今現在、元気にしているのだろうか。
posted by 柳屋文芸堂 at 18:57| 映画・映像
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2017年07月10日
からあげ!
先週の平日の昼間、Dちゃんからメッセージが届いた。
「今週末、休日出勤でなければ料理がしたい」
神様か七夕様か知らないけど、それくらいのささやかな夢、叶えてやってくださいよ……
と思っていたら、わーい! 休日出勤なかった〜!!
ということで、Dちゃんがからあげを作ってくれました。
土曜日ににんにくとしょうがをすってタレを作って肉を漬け込み、日曜日の夕方に揚げる、という二日がかり。
おかげでよく味が染みていた。

しょうがの香りが強く、ヒューガルデンホワイト(コリアンダーシードとオレンジピールが入っているベルギービール)を一緒に飲み始めたら、合うこと合うこと。ごくごく。
スパイスとスパイスのハーモニー♪
日曜日の昼間はDちゃんを見るたび、
「からあげ! からあげ!」
と叫んでいた。何だかお祭りの前みたいな気持ちで。
どこにも出かけなかったのに、楽しい週末だった。
追記:次の日、このからあげの残りと高菜チャーハン(肉は入れなかった)を一緒に食べたら素晴らしく美味しかった。高菜と組み合わせると不思議としょうが味が目立たなくなる。白いごはんだと少し負けてしまう感じだった。
「今週末、休日出勤でなければ料理がしたい」
神様か七夕様か知らないけど、それくらいのささやかな夢、叶えてやってくださいよ……
と思っていたら、わーい! 休日出勤なかった〜!!
ということで、Dちゃんがからあげを作ってくれました。
土曜日ににんにくとしょうがをすってタレを作って肉を漬け込み、日曜日の夕方に揚げる、という二日がかり。
おかげでよく味が染みていた。
しょうがの香りが強く、ヒューガルデンホワイト(コリアンダーシードとオレンジピールが入っているベルギービール)を一緒に飲み始めたら、合うこと合うこと。ごくごく。
スパイスとスパイスのハーモニー♪
日曜日の昼間はDちゃんを見るたび、
「からあげ! からあげ!」
と叫んでいた。何だかお祭りの前みたいな気持ちで。
どこにも出かけなかったのに、楽しい週末だった。
追記:次の日、このからあげの残りと高菜チャーハン(肉は入れなかった)を一緒に食べたら素晴らしく美味しかった。高菜と組み合わせると不思議としょうが味が目立たなくなる。白いごはんだと少し負けてしまう感じだった。
posted by 柳屋文芸堂 at 08:13| 料理・食べ物
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2017年07月09日
世津路章「ミス・アンダーソンの安穏なる日々 小さな魔族の騎士執事」感想

ミス・アンダーソンの安穏なる日々 小さな魔族の騎士執事 (電撃文庫) -
Twitterや同人誌即売会で時々おしゃべりする世津路さんが!
一緒にお出かけしたこともある、あの世津路さんが!!
電撃文庫でデビューしたよ〜 わーい!!
私はあまりライトノベルを読まないのですが、本の最初のところに入っているカラーイラスト、これから始まる物語の予告編のようでワクワクしますね。
アーティくんが可愛過ぎてエッチだ……
安穏なる日々、とタイトルにはある。
けれどもそれは、何の努力もせずに誰かが無条件に与えてくれるものではない。
ミス・アンダーソンは傭兵。戦うことが仕事なのだ。
ミス・アンダーソンの身の回りのお世話をすることになったアーティは、魔族でありながら戦いを嫌い、魔法を攻撃のためではなく料理や掃除に活用する(消臭のために月涙の葉のミストを発生させる手順が見事!)
平穏で温かく幸せな日常こそ、何より貴く、保たれるべきものであると固く信じている(本文より引用)彼も、魔族と人間の対立や、魔族の内乱、人間社会の問題と無関係ではいられない。
ミス・アンダーソンは当然、真っ先に火の粉をかぶることになる。
ミス・アンダーソンとアーティが美味しいお菓子を食べたり、ベッドですやすや眠ったり(アーティは抱き枕!)する「安穏なる日々」は、それを守るための「戦いの記録」でもあるのだ。
魔界も人間界も一筋縄ではいかない事情を抱えており、現実の世界で起きているあれこれを思い出し、身につまされる。しかしあちこちにユーモアと美味しい食べ物がちりばめられているから、最後まで淀むことなく楽しく読み進められる。
特に「乳白星の実のシチュー」と「まろヤギチーズとたまねぎの麦粥」が美味しそうだった。
じゅるる。
アーティの使命は「ミス・アンダーソンを抹殺すること」
でも彼なら、もっと大きなことを成し遂げられるのでは。
そんな風に感じた。
posted by 柳屋文芸堂 at 21:57| 読書
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映画「ピアノマニア」感想
ピアノの調律師の仕事を追ったドキュメンタリー。
音色へのこだわりが強いピアニストの無茶な要望に応えようとしたり、ピアノを使う芸人コンビにネタを提供したり。
調律師はピアノの「音程」を合わせるだけではなく、もっと幅広く音楽に関わるんだなぁと。
この映画に出てくるシュテファンさん(スタインウェイ社の技術主任)が特別なのかもしれないけど。
途中で古楽器のクラヴィコードの演奏を聴けたのが良かった。
親密で、人間的な愁いを含んだ音。
これと対比することで、ピアノが生み出す音楽の、暴力的なほどの華やかさがより強く感じられた。
音色へのこだわりが強いピアニストの無茶な要望に応えようとしたり、ピアノを使う芸人コンビにネタを提供したり。
調律師はピアノの「音程」を合わせるだけではなく、もっと幅広く音楽に関わるんだなぁと。
この映画に出てくるシュテファンさん(スタインウェイ社の技術主任)が特別なのかもしれないけど。
途中で古楽器のクラヴィコードの演奏を聴けたのが良かった。
親密で、人間的な愁いを含んだ音。
これと対比することで、ピアノが生み出す音楽の、暴力的なほどの華やかさがより強く感じられた。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:28| 映画・映像
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