昨日、東京ミッドタウンにあるSAKE SHOP 福光屋で甘酒のかき氷を食べました。
甘酒を凍らせて削ったもの。福光屋の甘酒は少しクセがあるのだけど、これは美味しかった!
福光屋は金沢の酒蔵。この店ではつまみやお菓子などお酒以外のものも売っていて、化粧品まである。
私は氷見産のイワシで作ったアンチョビを購入。
美味しそうなものが色々あって我慢するのが大変でした。
2018年08月31日
SAKE SHOP 福光屋
posted by 柳屋文芸堂 at 10:28| 料理・食べ物
|

2018年08月25日
映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」感想
映画「オーシャンズ8」の舞台になっているメットガラのドキュメンタリーを見てみました。
メインはパーティーではなく、メット(メトロポリタンミュージアム)で開催される服飾部門の展覧会「鏡の中の中国」の準備。
ファッションデザイナーが夢見た中国、過去の中国、現在の中国。
政治的に難しい部分もあり、関係者たちの意見はまとまらず喧喧囂囂。
開催日が近づくにつれクタクタになっていくキュレーター。
これで泥棒まで入ったらたまんないよね……
ファッションはアートではないのではないか、という議論もあるという。
アートって、何だか面倒くさい単語だよねぇ。
アートを「技術の粋を尽くした美しいもの」として使えば褒め言葉になるけれど、
「芸術家が自分勝手に表現したもの」ととらえれば、ファッションデザイナーは、
「俺たちゃ自分のためじゃなく、客を喜ばせるためにやってんだ」
と腹を立てるだろう。
デザイナーのジョン・ガリアーノの言葉がすごく良かった。
「アートかどうかは分からないが、あの技術や創造性を思うと… すばらしいものを創り上げたと感じる」
そう、絵だろうが服だろうが、「すばらしいもの」が素晴らしいんだよ!
みんな美術館で「すばらしいもの」が見たいんだ!!
アナ・ウィンターの服は相変わらずどれもこれも最高に美しく似合っている。
そして相変わらずびしばし気に入らないものを切り捨てる。
意地悪なのではなく、醜いものが許せないのだ。
ああいう美意識がしっかりある人、好きだな〜
リアーナも本当に綺麗で、可愛らしいとも思った。
オーシャンズ8を気に入った人は、こちらの映画も見てみると良いんじゃないかな。
あの事件が起きたら、キュレーターさんショックで気絶するだろうね……
posted by 柳屋文芸堂 at 23:01| 映画・映像
|

2018年08月24日
映画「オーシャンズ8」感想
Twitterで話題になっていたので、
yanagiyamanpuku / 柳屋文芸堂
RT @compota_nomoo: オーシャンズ8観てきたんやけど…頼むから可及的速やかに観てきてほしい…とんでもない社会人百合やった… at 08/24 00:26
面白そうだな〜 と調べてみたら、雑誌「VOGUE(アメリカ版)」の編集長、アナ・ウィンター(プラダを着た悪魔のモデルと言われている)が関わっていることが分かり、
これは見に行かねば! となったのでした。
アナが主催するファッションの祭典「メットガラ」を、アナのセッティングで再現したそう。
とにかく豪華で、色もデザインも様々なのに、不思議と統一感がある。
ドレスと会場(メトロポリタンミュージアム)を見ているだけでうっとりした。
アナ・ウィンター(本人)がテニスの試合を見ていて業務を疎かにする、という場面が出てきて、
「こ、これは間抜けなアナがいるパラレルワールド……!」
とびっくりした。映画の役の上とはいえ、アナが隙を見せるなんて!!
パンフのアナの紹介文がすごかった。
「冷徹さと気まぐれさで知られるファッション界の女帝」
冷徹+気まぐれって恐ろし過ぎないか。
主演の8人の女性それぞれが魅力的で、この人も、この人も好き、ってなるのだけど、一番好きなのはスリのコンスタンス(オークワフィナ)かな〜
東洋系で友達にもいそうな感じで、笑うと可愛い。
彼女がトイレで活躍するシーンが良かった。
シン・ゴジラの尾頭ヒロミ的存在のナインボール(リアーナ)は、お色直しの後が美し過ぎた。
アミータ(ミンディ・カリング)もインドの王妃のよう。
私が着たいのはローズ(ヘレナ・ボナム=カーター)の服です。
頑張れ、時代遅れのデザイナー!
パンフにドレスの詳しい解説が載っているのも嬉しい。
湿っぽいところのない楽しい娯楽作品で、こういう映画が増えると良いのに〜
泣かせようとする映画は見たくないんだよ……
posted by 柳屋文芸堂 at 00:49| 映画・映像
|

2018年08月22日
星野ルネ「まんが アフリカ少年が日本で育った結果」感想

まんが アフリカ少年が日本で育った結果
ネットで見かけた漫画がほのぼのしていて良いなぁと思い、書籍版を楽しみにしていました。
ルネさんは見た目100%アフリカ(カメルーン)人、4歳直前に来日し兵庫県姫路市で育ったので、日本語(関西弁)がほぼ母国語。
カメルーン人が日本人の集団の中で暮らす、という特異な状況に対して、ルネさん御本人や周囲の人が「関西弁でツッコミを入れる」
この「異文化の接触」と「関西弁」の相性が良いんだな。
いっぱい笑った!
人間というのは「イメージ」によってこの世界を把握している。
「外国人」のイメージ→日本語を話せない。日本のことをよく知らない。英語を話す。
関西弁とフランス語を話し(日本で育ったから当たり前に)日本のことを知っているルネさんは、周囲の人々の「イメージ」を飛び越えてしまう。
ルネさんは戸惑う人々を批判しない。
あまりに度々でうんざりもしているだろうけど、あきれつつ怒らないでツッコミを入れてネタにして楽しんでいる。
人間は何故ここまで「イメージ」に囚われるのか。
今、目の前にある世界を「全く知らない状況」として毎回一から把握していくのは大変だ。
「イメージ」によって世界を単純化すると、考えたり想像したりする回数を減らせる。
そうやって無意識に思考や時間を節約しているのだろう。
「イメージ」に合わない人を犠牲にすれば済むだけだ。
人間の脳にはあるがままの世界を受け入れる力があると、私は信じている。
たくさん考えたり想像したりすれば良いのだ。
漫画や小説のような「物語」は、イメージを作りもするし、壊しもする。
ルネさんの漫画は良いイメージを作り、狭いイメージを壊している。
関西の人が描く「おかん」って素敵ですね(これもイメージだ)
又吉直樹やダウンタウンの松ちゃんがエッセイの中で描くおかんを思い出す。
民族衣装を着て入学式に来て、カメルーンのピリ辛スープをお弁当に持たせたりする「おかん」
お母さんというのはおおむね素晴らしいものなのだろうけど、イタリア人と関西人は躊躇せずに母への愛を表現する。
ルネさんの漫画は色彩が明るく鮮やかで美しい。
本の三分の一くらいがフルカラーなのが嬉しかった。
ヤシの木やパンの実など、日本では馴染みのない植物、食べ物の紹介も興味深かった。
yanagiyamanpuku / 柳屋文芸堂
RT @RENEhosino: 漢字を文字として完全に捉えていると、線を複雑に組み合わせたアートだという事は忘れてしまう。フォローで応援、感謝という字を描きます。リツイートで家畜の運ぶ荷物が軽く感じます。いいねであさりが一瞬殻を開きます。#漫画 #エッセイ #漢字 #文字 #ア… at 08/21 23:24
これは私がルネさんを知るきっかけになったツイート。
最近の作品のようで、今回の本には入っていない。
続刊を楽しみにしています♪
posted by 柳屋文芸堂 at 10:32| 読書
|

2018年08月20日
2018年08月14日
映画「モアナと伝説の海」感想
ポリネシアのお話ということで見てみました。
最近、太平洋の島々の文化にハマっているのです。
島の生活の様子や、入れ墨で語られるマウイの神話が興味深く、面白かった。
海を渡る先祖の船団、星を読む航海術の描写も良かった。
映画に出てくるダブルカヌー、国立科学博物館の地球館地下2階に3分の1模型がありますよ!
(写真と説明はこちら この間見てきた)
最近、太平洋の島々の文化にハマっているのです。
島の生活の様子や、入れ墨で語られるマウイの神話が興味深く、面白かった。
海を渡る先祖の船団、星を読む航海術の描写も良かった。
映画に出てくるダブルカヌー、国立科学博物館の地球館地下2階に3分の1模型がありますよ!
(写真と説明はこちら この間見てきた)
posted by 柳屋文芸堂 at 18:57| 映画・映像
|
