2022年01月20日

映画「ミラベルと魔法だらけの家」感想



 1月19日からiTunes Storeでレンタル開始されたので見てみました。
 色彩が美しく、アニメーションとしての動きがすごい。
 アニメはここまで物や人物を細かく動かせるようになったのか……

 魔法を使える特別な一族。
 華やかに見えるけれど、姉二人は不満や不安を隠し持っているし、不吉な予言をするブルーノおじさんは排除されている。

 主人公ミラベルは魔法を使えない。
 でも、一族の中にある歪みを見つけ出し、
「これっておかしいんじゃないの?」
 とはっきり言うことが出来る。

 そういう「少数者・能力がないとされる者」の異議申し立ての大切さを描いているのが良かった。

「野党は批判ばかり」
 と言うような人には、ミラベルはただのトラブルメーカーに見えて、結末が意味不明なのではなかろうか。

 問題を抱えたものに「ここがおかしいよ!」と言う人がいなかったら、問題はそのままになり、後々もっと酷い形で破綻する可能性がある。

 問題を解決しようとする時に起きる混乱を避けたがる人は、長期的視野がないのかもしれないな……
 今どうにかなっていればそれで良い、と思っちゃうのかも。

 アニメとしての楽しさを存分に味わえる上、考えさせる部分もちゃんとあって、さすがディズニー! と思いました。

 「モアナと伝説の海」ではポリネシア、「ミラベルと魔法だらけの家」では南米文化。
 次に取り上げるのはどこだろう。

 世界には様々な文化があると伝えるのも、ディズニーの目標なのでしょうね。
 教育的であることは、決して作品をつまらなくしたりしない。
 世界で最も影響力を持つアニメーションスタジオの、挑戦と責任を感じました。

 まだレンタル期間終わってないからもう一度見ようっと。
 


posted by 柳屋文芸堂 at 14:16| 映画・映像 | 更新情報をチェックする

2022年01月09日

アニメ「平家物語」

いよいよ来週から、アニメ「平家物語」の放送が始まりますね〜
いつどこで放送されるかの情報はこちら

私は先行配信で全話見ました。
美しくて、切なくて、すごく良かったです。

↓紹介動画二つ↓




↓オープニング映像:羊文学「光るとき」↓


「光るとき」の歌詞が泣ける。
配信で見ていた時、途中からもう毎回オープニングで泣いていた。

悲しい物語ですが、明るく楽しい場面もあります。
懸命に生きる登場人物たちの姿から、人生の真理や深みを何度も感じました。

今はアニメの原作(古川日出男さんが現代語訳した、河出書房新社の平家物語)を読んでいます。


↑アニメ版の主人公、びわちゃんの帯付いてた〜!! 可愛い!!



908ページ。
意外と寝床で寝ながら読めるものですね。
ウトウトして、顔の上に落とさないよう気を付けよう。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 16:37| 映画・映像 | 更新情報をチェックする

2022年01月01日

謹賀新年



ようやくカリグラフィー用の万年筆でHappy New Yearと書けました。
年賀状用にと買った後で、2年連続喪中になっちゃったんですよ。
2021年は親戚がみな無事で良かった。

今年初めてやった家事は「お茶を淹れる」
今年初めて飲んだお茶は、ルピシアの「抹茶黒豆玄米茶」
今年初めて食べたものは、昨日の夕飯の残りのつくね。
今年初めて使った調味料は、つくねに付けたゆず胡椒。

「残り物には福がある」って良い言葉ですね。
我先にと、新しいもの・人気のあるものには手を出さずに、残り物で満足する、慎ましい(もしくはおっとりした)あなたには、きっと福がやってくる。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 12:33| 季節 | 更新情報をチェックする

米津祐介カレンダー

今年も我が家のカレンダーは米津祐介さんです!!
まずは壁掛け。





続いて卓上、和風柄。





めおとハニワと一緒に飾ります。



秋のうちに米津祐介さんのカレンダーとミドリのオジサン手帳リフィル↓を揃えないと落ち着かない。



自分にとっての「定番」が、心の安寧を支えてくれている気がします。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 12:12| 服・雑貨・文房具 | 更新情報をチェックする

読書始め

読んだ本と漫画のメモ、2021年は溜めずに書けて良かった。
読み途中の本もいっぱいあって、それは入ってません。
色んな本をその日の気分で選んで少しずつ読むのが好き。

2022年に初めて開いた本は、

春夏秋冬を楽しむ 俳句歳時記 - 由季, 日下野
春夏秋冬を楽しむ 俳句歳時記 - 由季, 日下野

季語の本は春から始まるものもあるけれど、これは「1月」からなので、買うなら今がおすすめ!
季節に合わせてじわじわ読み進めていくと楽しいですよ。
今年も新年の季語を使って俳句を作りたいな〜
 
posted by 柳屋文芸堂 at 11:41| 読書 | 更新情報をチェックする

読んだ漫画2021(自分用メモ)

1
鶴谷香央理
レミドラシソ 鶴谷香央理短編集2007-2015
KADOKAWA
「みんなが知っている、でも表現するのがすごく難しい、日常の中にあるささやかな感覚」を描くのが上手いなぁ〜 それは初期から変わらないんだな〜 と思った。

2
鶴谷香央理
メタモルフォーゼの縁側5
KADOKAWA
体が一番しんどい頃に最終回が公開されたんだよな〜 メタモルフォーゼを読める、と思いながら薬局で薬もらうのを待っていたのを思い出す。辛い気持ちを何度も癒してくれた作品。「どうしてこんなに どこまでも優しいものを作ったの」

3
九井諒子
ダンジョン飯10
KADOKAWA
大切に読もうと思っていたのに、一気に読んでしまった……

4
九井諒子
ダンジョン飯ワールドガイド 冒険者バイブル
KADOKAWA
は〜 幸せな読書だった。

5〜14
九井諒子
ダンジョン飯1〜10
KADOKAWA
ワールドガイドで細かい設定が分かったので読み直し。笑えるところは覚えていたけどシリアスな展開は忘れていた。読み直しは、最初に読む時と違う発見があって面白い。

15〜20
遠藤達哉
SPY×FAMILY1〜6
集英社
は〜 なんて可愛い話!

21〜28
市川春子
宝石の国4〜11
講談社
アニメの続きを知るために読み始めた。そういうことだったのか……

29、30
さくらももこ
ひとりずもう上巻・下巻
集英社文庫
さくらももこが「自分に向いている表現」を見つける様子が感動的だった。ヒロシの名言も良かった。最後のページのたまちゃんへの手紙で泣いた。

31〜34
大童澄瞳
映像研には手を出すな!1〜4
小学館
面白かった〜!

35
遠藤達哉
SPY×FAMILY7
集英社
ダミアンの野外学習の話がすごく良かった。

36
九井諒子
ダンジョン飯11
KADOKAWA
こんなことに……!

37
本田、堀本裕樹(監修)
ほしとんで5
KADOKAWA
連句、面白かった! この巻で完結しちゃって寂しい。

38
遠藤達哉
SPY×FAMILY8
集英社
一件落着せずに次巻へ。早く穏やかな日々が戻って来ますように。

39
蛇蔵&海野凪子
日本人の知らない日本語
KADOKAWA×DAISO
ダイソーで売っていたお試し版。面白かった!
 
posted by 柳屋文芸堂 at 11:23| 読書 | 更新情報をチェックする

読んだ本2021(自分用メモ)

1
川上弘美
わたしの好きな季語
NHK出版
幸せな読書だった。切干大根はもどし汁と一緒に煮ると美味しいらしい。

2
三浦しをん
本屋さんで待ちあわせ
だいわ文庫
書評本。久々のしをんさん。

3
井上大烈(他多数)
OZ magazine 2021年2月号 文具の楽しみ
スターツ出版
ノートや日記を書く時、項目ごとに使うペンをあらかじめ決めておくと統一感が出るという話。カードや手紙はもはや通信手段ではなく贈り物のような存在という話。カードを用意する時、異なる素材を組み合わせると立体感が出るという話、などが役に立った。OZ magazine はサイズが2種類あるそうで、うっかり小さい方を買ってしまったけど、老眼になりつつある私には字が読みにくかった。次に買う時は大きいのにしようっと。また気に入る特集があると良いな。

4
小川洋子
犬のしっぽを撫でながら
集英社文庫
辛い時期、小川洋子さんの優しい文章にどれだけ救われただろう。感謝。

5
クラフト・エヴィング商會
ないもの、あります
ちくま文庫
クラフト・エヴィング商會の本、初めて読んだんじゃないかな?

6
インゴルフ・ケルン(他多数)
バウハウスってなあに?
白水社
バウハウス展行きたかった……

7
岸本葉子
俳句、はじめました
角川ソフィア文庫
どんな句会に出るかが重要だなぁ、と思った。

8
小川洋子、平松洋子
洋子さんの本棚
集英社文庫
過去は必然だったと考えた方が良い、毎日同じことを繰り返すのは幸せなこと、「しなくちゃいけない」を手放す、厄介ごとも神棚にお供えしちゃう、等の話が心に残った。 

9
高木芳紀(他多数)
暮らしの図鑑 文房具
翔泳社
「手描き結社 WHW!」の挿絵が良かった。

10
佐野洋子
役にたたない日々
朝日文庫
佐野洋子さんのエッセイ初めて読んだ。迫力があった。

11
林原めぐみ
林原めぐみの ぜんぶキャラから教わった 今を生き抜く力
KADOKAWA
何かのエキスパートにならなくても、今の状況を少しでも変えていこうとする気持ちも夢、という話に励まされた。雲田先生のみよ吉のイラストが麗しい。

12
オカワダアキナ
ミントマイナスマイナス
ザネリ
久々におかさんの小説の感想をブログに書いて、脳みその、しばらく使っていなかった部分が動くような感覚があった。楽しかった〜!

13
市川春子
図説 宝石の国
講談社
月人も宝石も長命である点は同じなのに、月人の暮らしの方が虚しく感じるのは何故だろう。職業もやれることも月人の方が多いのに。宝石は学生時代、月人は老後が永遠に続いているような印象を受ける。コロナで出かけられない現在は、どちらの暮らしも羨ましいが。

14
湯浅政明(他多数)
TVアニメ 映像研には手を出すな!公式ガイド
小学館
この作品で特徴的な性別の描き方、日常パート・空想と回想パート・劇中アニメの表現の違い、監督の無茶振り(「ロング・ウェイ・ノース」みたいに)の話が面白かった。私の性格は浅草さんに近いと思うけど、小説の書き方は水崎さんだと思った。もっと数多く作品を完成させるには、金森さんの視点を持たなければいけないな。

15
石濱匡雄、ユザーン
ベンガル料理はおいしい
伊藤総研+NUMABOOKS
材料そろえるのが大変そうだなー ベッサン粉って何よ? 簡単そうなレシピもいくつかあって、青菜の炒め物はやってみた。他のも挑戦してみたい。

16、17
マーサ・ウェルズ、中原尚哉(訳)
マーダーボット・ダイアリー 上巻・下巻
創元SF文庫
面白かった〜! 夢中になって読んでしまった。

18
ユーディット・シャランスキー、細井直子(訳)
失われたいくつかの物の目録
河出書房新社
この作者の人、映像研の浅草さんみたいだなー と思っていたら、高い所から落ちる話があって可笑しくなった。「レスボス島 サッフォーの恋愛歌」が好き。

19
小川洋子
みんなの図書室
PHP文芸文庫
大好きなラジオ番組「Melodious Library」を書籍化したもの。番組内でかかった曲も載っていて面白かった。

20
ジェイ・ルービン
村上春樹と私
東洋経済新報社
学者さんの本だから難しかったらどうしよう、と思っていたけど全然そんなことはなく、面白くてあっという間に読み終えた。ジェイ・ルービンさんの深い深い日本への愛に感動すると同時に、気に食わない人間を「反日」と呼びたいだけの愛国者について考えてしまった。

21
川上和人
鳥肉以上、鳥学未満。
岩波書店
大好きな川上先生の本。なのにすごく難しく感じて読むのを中断していた。最近になって再開したら全く問題なく読めて、体と心が弱ると読解力も落ちるのだと実感した。読めるということは体と心が回復している証拠で嬉しい。

22
岸本佐知子
死ぬまでに行きたい海
スイッチ・パブリッシング
岸本さんのエッセイ、連載しているのを見かけたことはあったけど、本にまとまっているのは初めて読んだんじゃないかな。面白かった!

23
長田弘
深呼吸の必要
角川春樹事務所
鉄棒の感触を思い出した。

24
井上大烈(他多数)
OZ magazine 2021年8月号「アート」なおでかけ
スターツ出版
今回はちゃんと大きい方を買った! 美術展に行けないからその代わりにと読んだのだけど、美術を見に行きたくて行きたくて悲しくなってしまった。

25
川上和人
鳥類学は、あなたのお役に立てますか?
新潮社
外来種を排除することが重要なのではなく、在来生態系の保全こそが第一で、外来種の管理はその手段でしかない、という話になるほどと思った。生き物と生き物の関係は複雑で、外来種を全て駆除すれば在来種が元通りになる、なんて単純に考えてはいけない。駆除も簡単ではないし。外来樹が絶滅危惧種の安全地帯になっている例もあるそうだ。面白かった!

26
橋拓也
毎日を自分らしく生きるための 小さいノート活用術 みんなの使用例74
玄光社
手書きのノートを見るのって、なんでこんなに楽しいのだろう。

27
せやろがいおじさん(榎森耕助)
せやろがい!ではおさまらない
ワニブックス
自分の中の差別意識と向き合ったり、偉いなぁ。国内の声より海外の声の方が日本を変える、という意見になるほどと思った。沖縄在住だけあって沖縄の基地問題の解説が丁寧で分かりやすい。私も自分の考えをアップデートしていかないと。そしてささやかでも自分の意見を発信していこう。

28
Kanoco(他多数)
みんなの文具術
日本能率協会マネジメントセンター
デコ中心でちょっと私の好みとはズレていたけど、やっぱり文具の話はリラックス出来て良い。

29
サマセット・モーム、金原瑞人(訳)
ジゴロとジゴレット モーム傑作選
新潮文庫
それほど好みの話でなくても、最後まで読ませちゃうのがさすが。

30
角野栄子
「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出
角川書店
「そのときあったことがらよりも、出会ったときの心の動きの中に創作のエネルギーはかくれているような気がする」「言葉の意味にばかり頼りすぎると物語は次第に貧弱になっていく」という文章になるほどと思った。

31
マーサ・ウェルズ、中原尚哉(訳)
マーダーボット・ダイアリー ネットワーク・エフェクト
創元SF文庫
ディストピアになってもおかしくない設定なのに、マーサ・ウェルズは力強く理想を描く。組織に隷属するのをやめ、自由になって、仲間のために戦うこと。ARTにキレたマーダーボットの大人げない態度が可愛い。面白かった!

32
オカワダアキナ
百々と旅
ザネリ
短編集。百々は「どど」と読むそうだ。「インド水塔」が好き。「爆裂種」も良かったが「それよりマンゴー、冷蔵庫のマンゴーを早く食べて〜」とそわそわした。

33
菅未里(他多数)
文房具屋さん大賞2021
扶桑社
色んな文房具が載っていて面白かった。文房具を活用して何が出来るか書かれた本も読みたいな。

34
ヨシタケシンスケ
かみはこんなにくちゃくちゃだけど
白泉社
MOEのふろく。くすっと笑える。

35
古川誠(他多数)
OZ magazine 2022年1月号 かわいい文具さんぽ
スターツ出版
最近、雑誌を買うようになった。雑誌全盛の時代には全く読まなかったのに。コロナ禍で出かけられなくなって、文字の本だけ読んでいると窮屈に感じるのだと思う。OZ magazineは時々好みの特集を組んでくれて、看板モデルのKanocoちゃんも可愛い。今回はREGARO PAPIROデザインの図案が印刷されているページが素敵だった。イタリア料理店のお皿に描かれているような青が綺麗で、しばらく眺めていた。
 
posted by 柳屋文芸堂 at 11:15| 読書 | 更新情報をチェックする