1
川上弘美
わたしの好きな季語
NHK出版
幸せな読書だった。切干大根はもどし汁と一緒に煮ると美味しいらしい。
2
三浦しをん
本屋さんで待ちあわせ
だいわ文庫
書評本。久々のしをんさん。
3
井上大烈(他多数)
OZ magazine 2021年2月号 文具の楽しみ
スターツ出版
ノートや日記を書く時、項目ごとに使うペンをあらかじめ決めておくと統一感が出るという話。カードや手紙はもはや通信手段ではなく贈り物のような存在という話。カードを用意する時、異なる素材を組み合わせると立体感が出るという話、などが役に立った。OZ magazine はサイズが2種類あるそうで、うっかり小さい方を買ってしまったけど、老眼になりつつある私には字が読みにくかった。次に買う時は大きいのにしようっと。また気に入る特集があると良いな。
4
小川洋子
犬のしっぽを撫でながら
集英社文庫
辛い時期、小川洋子さんの優しい文章にどれだけ救われただろう。感謝。
5
クラフト・エヴィング商會
ないもの、あります
ちくま文庫
クラフト・エヴィング商會の本、初めて読んだんじゃないかな?
6
インゴルフ・ケルン(他多数)
バウハウスってなあに?
白水社
バウハウス展行きたかった……
7
岸本葉子
俳句、はじめました
角川ソフィア文庫
どんな句会に出るかが重要だなぁ、と思った。
8
小川洋子、平松洋子
洋子さんの本棚
集英社文庫
過去は必然だったと考えた方が良い、毎日同じことを繰り返すのは幸せなこと、「しなくちゃいけない」を手放す、厄介ごとも神棚にお供えしちゃう、等の話が心に残った。
9
高木芳紀(他多数)
暮らしの図鑑 文房具
翔泳社
「手描き結社 WHW!」の挿絵が良かった。
10
佐野洋子
役にたたない日々
朝日文庫
佐野洋子さんのエッセイ初めて読んだ。迫力があった。
11
林原めぐみ
林原めぐみの ぜんぶキャラから教わった 今を生き抜く力
KADOKAWA
何かのエキスパートにならなくても、今の状況を少しでも変えていこうとする気持ちも夢、という話に励まされた。雲田先生のみよ吉のイラストが麗しい。
12
オカワダアキナ
ミントマイナスマイナス
ザネリ
久々におかさんの小説の感想をブログに書いて、脳みその、しばらく使っていなかった部分が動くような感覚があった。楽しかった〜!
13
市川春子
図説 宝石の国
講談社
月人も宝石も長命である点は同じなのに、月人の暮らしの方が虚しく感じるのは何故だろう。職業もやれることも月人の方が多いのに。宝石は学生時代、月人は老後が永遠に続いているような印象を受ける。コロナで出かけられない現在は、どちらの暮らしも羨ましいが。
14
湯浅政明(他多数)
TVアニメ 映像研には手を出すな!公式ガイド
小学館
この作品で特徴的な性別の描き方、日常パート・空想と回想パート・劇中アニメの表現の違い、監督の無茶振り(「ロング・ウェイ・ノース」みたいに)の話が面白かった。私の性格は浅草さんに近いと思うけど、小説の書き方は水崎さんだと思った。もっと数多く作品を完成させるには、金森さんの視点を持たなければいけないな。
15
石濱匡雄、ユザーン
ベンガル料理はおいしい
伊藤総研+NUMABOOKS
材料そろえるのが大変そうだなー ベッサン粉って何よ? 簡単そうなレシピもいくつかあって、青菜の炒め物はやってみた。他のも挑戦してみたい。
16、17
マーサ・ウェルズ、中原尚哉(訳)
マーダーボット・ダイアリー 上巻・下巻
創元SF文庫
面白かった〜! 夢中になって読んでしまった。
18
ユーディット・シャランスキー、細井直子(訳)
失われたいくつかの物の目録
河出書房新社
この作者の人、映像研の浅草さんみたいだなー と思っていたら、高い所から落ちる話があって可笑しくなった。「レスボス島 サッフォーの恋愛歌」が好き。
19
小川洋子
みんなの図書室
PHP文芸文庫
大好きなラジオ番組「Melodious Library」を書籍化したもの。番組内でかかった曲も載っていて面白かった。
20
ジェイ・ルービン
村上春樹と私
東洋経済新報社
学者さんの本だから難しかったらどうしよう、と思っていたけど全然そんなことはなく、面白くてあっという間に読み終えた。ジェイ・ルービンさんの深い深い日本への愛に感動すると同時に、気に食わない人間を「反日」と呼びたいだけの愛国者について考えてしまった。
21
川上和人
鳥肉以上、鳥学未満。
岩波書店
大好きな川上先生の本。なのにすごく難しく感じて読むのを中断していた。最近になって再開したら全く問題なく読めて、体と心が弱ると読解力も落ちるのだと実感した。読めるということは体と心が回復している証拠で嬉しい。
22
岸本佐知子
死ぬまでに行きたい海
スイッチ・パブリッシング
岸本さんのエッセイ、連載しているのを見かけたことはあったけど、本にまとまっているのは初めて読んだんじゃないかな。面白かった!
23
長田弘
深呼吸の必要
角川春樹事務所
鉄棒の感触を思い出した。
24
井上大烈(他多数)
OZ magazine 2021年8月号「アート」なおでかけ
スターツ出版
今回はちゃんと大きい方を買った! 美術展に行けないからその代わりにと読んだのだけど、美術を見に行きたくて行きたくて悲しくなってしまった。
25
川上和人
鳥類学は、あなたのお役に立てますか?
新潮社
外来種を排除することが重要なのではなく、在来生態系の保全こそが第一で、外来種の管理はその手段でしかない、という話になるほどと思った。生き物と生き物の関係は複雑で、外来種を全て駆除すれば在来種が元通りになる、なんて単純に考えてはいけない。駆除も簡単ではないし。外来樹が絶滅危惧種の安全地帯になっている例もあるそうだ。面白かった!
26
橋拓也
毎日を自分らしく生きるための 小さいノート活用術 みんなの使用例74
玄光社
手書きのノートを見るのって、なんでこんなに楽しいのだろう。
27
せやろがいおじさん(榎森耕助)
せやろがい!ではおさまらない
ワニブックス
自分の中の差別意識と向き合ったり、偉いなぁ。国内の声より海外の声の方が日本を変える、という意見になるほどと思った。沖縄在住だけあって沖縄の基地問題の解説が丁寧で分かりやすい。私も自分の考えをアップデートしていかないと。そしてささやかでも自分の意見を発信していこう。
28
Kanoco(他多数)
みんなの文具術
日本能率協会マネジメントセンター
デコ中心でちょっと私の好みとはズレていたけど、やっぱり文具の話はリラックス出来て良い。
29
サマセット・モーム、金原瑞人(訳)
ジゴロとジゴレット モーム傑作選
新潮文庫
それほど好みの話でなくても、最後まで読ませちゃうのがさすが。
30
角野栄子
「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出
角川書店
「そのときあったことがらよりも、出会ったときの心の動きの中に創作のエネルギーはかくれているような気がする」「言葉の意味にばかり頼りすぎると物語は次第に貧弱になっていく」という文章になるほどと思った。
31
マーサ・ウェルズ、中原尚哉(訳)
マーダーボット・ダイアリー ネットワーク・エフェクト
創元SF文庫
ディストピアになってもおかしくない設定なのに、マーサ・ウェルズは力強く理想を描く。組織に隷属するのをやめ、自由になって、仲間のために戦うこと。ARTにキレたマーダーボットの大人げない態度が可愛い。面白かった!
32
オカワダアキナ
百々と旅
ザネリ
短編集。百々は「どど」と読むそうだ。「インド水塔」が好き。「爆裂種」も良かったが「それよりマンゴー、冷蔵庫のマンゴーを早く食べて〜」とそわそわした。
33
菅未里(他多数)
文房具屋さん大賞2021
扶桑社
色んな文房具が載っていて面白かった。文房具を活用して何が出来るか書かれた本も読みたいな。
34
ヨシタケシンスケ
かみはこんなにくちゃくちゃだけど
白泉社
MOEのふろく。くすっと笑える。
35
古川誠(他多数)
OZ magazine 2022年1月号 かわいい文具さんぽ
スターツ出版
最近、雑誌を買うようになった。雑誌全盛の時代には全く読まなかったのに。コロナ禍で出かけられなくなって、文字の本だけ読んでいると窮屈に感じるのだと思う。OZ magazineは時々好みの特集を組んでくれて、看板モデルのKanocoちゃんも可愛い。今回はREGARO PAPIROデザインの図案が印刷されているページが素敵だった。イタリア料理店のお皿に描かれているような青が綺麗で、しばらく眺めていた。
posted by 柳屋文芸堂 at 11:15|
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