2010年08月16日

マメ系ミュージシャン

 ある日のお稽古でのこと。
 必死に三味線を弾いていたら、顔にパッと水しぶきがかかった。
 量はほんの少しで、たとえるなら、セミにおしっこをかけられた感じ(経験無いけど)
 でもそこは部屋の中。
 セミなんているはずがないのだ。

 ハッと気付いて左手を見たら。
 ああーっ!!
 いつの間にかマメが出来て、つぶれてる……!
 顔にかかったのは、自分の体液かよ。

 先生は驚いて、すぐに絆創膏を用意してくれました。
 ありがたい〜 でも 弾きにくい〜
 せっかくの練習がムダになっちゃったよ。

 私がその時やっていたのは、「ハジキ」という、ヴァイオリンの「ピッチカート」にあたる奏法(※)がいっぱい出てくる部分だった。
 はじいていた指がやられた訳です。

 考えてみると、私はマメの出来やすい楽器ばかりやって来た。

 和太鼓はバチと手の摩擦がすごいので、指のつけ根がマメだらけになる。
 この間、一曲打っただけで人差し指の皮がむけたもんな。
 しばらく米が研げなくてまいった。
 まだ痕が残ってますよ。
 習っていた頃の夏なんて、祭りをハシゴするものだから、両手が常に血まみれだった(でも打つ!)
 
 高校の吹奏楽部でやっていたコントラバスは、弦がえらい太くて(一番低い弦は直径4ミリくらいかな)最初のうちは左手の指先が血まみれに。
 慣れてきたら硬くなって、押さえやすくなった。

 マメの出来る楽器ってそう多くないと思うのだけど、何でわざわざそういうのを選ぶのか。
 マゾなのか。
 力技でどうにかする楽器が好きなのかもしれない……
 
※ハジキについて
 「ハジキ」という奏法は、糸(三味線の弦)を左手の指で押さえたまま、同じ左手の指ではじきます。ヴァイオリンやコントラバスの「ピッチカート」は右手ではじくので、厳密には違う奏法ですね。
 小唄の三味線で使う「爪弾き(つまびき)」という奏法の方がピッチカートに近いかもしれません。
 Wikipediaによると、左手のピッチカートもあるらしい。
 あのパガニーニが始めたそうです。へぇ〜
posted by 柳屋文芸堂 at 00:27| 音楽 | 更新情報をチェックする