2010年10月19日

庭山一郎「はじめてのマーケティング100問100答」

 自分がマーケティングの本を読むなんて考えてもみなかったな。
 きっかけはこのGR DIGITALの記事
 私は、
「マーケティング=リサーチ=顧客の研究」
 ととらえていたのですが、どうやらもっと広い意味を持っているらしい。
 はて、マーケティングとは何ぞや?

 もともとこの言葉が示す内容は曖昧なようで、庭山一郎さんは、
「売れる仕組みを創ること」
 と独自に定義し、話を進めてゆきます。
 ギャグをはさむ訳でもなく、淡々と理論と実例を説明するだけなのだけど、私は何カ所かで爆笑した。
 現実というのがそれだけ面白いということなのかもしれない。

 自社製品(サービス)を理解するために、
【1】誰の?
【2】どんな問題を?
【3】どのようにして解決するのですか?
 という設問から考えてゆく、というのがあって、自分でもやってみた。

 まずはエッセイや雑文。
【1】誰の?
 のんびりしたい人の
【2】どんな問題を?
 退屈を
【3】どのようにして解決するのですか?
 笑わせたり、へぇ〜と思わせたりして解決する

 私はいつも、
「難しい本はちょっと億劫、という時に、さらっと読める文章が書けたらいいな」
 と思っている。食後とか、電車に乗ってる時とかね。
 目的がはっきりしているから、すぐに答えがまとまった。

 しかし、小説の方は全然分からない。
 私の小説を読む人って、誰?
 その人の何を解決するの?
 うーん、うーん、と唸った末、ハッと気づいた。
 正解は、これです!

【1】誰の?
 私の
【2】どんな問題を?
 苦悩を
【3】どのようにして解決するのですか?
 物語に変換することで解決する

 そりゃ売れない訳だよ……!
 逆にいうと、今、元気にニコニコと暮らしているのは、若い頃に小説の力で苦悩を解決したからなのかもね。
 最近あまり小説を書かなくなったのは、苦悩が減っているせい?
 めでたいことじゃないか。

 そっかー 自分のためなんだ〜 と気付いたら、ずいぶん気が楽になりました。

 商売をしている人はもちろん、何らかの「活動」をしている人は、色々参考になると思います。
 売上を伸ばしたい同人サークルが、これを読んで工夫するのもいいかも。
 読み物としても楽しめました。

 「デフレの正体」と合わせて、経済強化週間だったな。
 強化週間はいつも突然やってくる。
 次はどんなジャンルに興味を持つのかしら……?
 
posted by 柳屋文芸堂 at 23:57| 読書 | 更新情報をチェックする