2010年10月24日

音と時間のバロックコンサート

 Concerto Sotto l'Alberoの演奏会に行って来ました。
 Dちゃんと一緒に♪
 いつも一人で聴くことが多かったので、感動を分かち合えて楽しかったわ〜

 彼らの演奏会で毎回感心するのは、
「モンテヴェルディのマドリガーレがどんなものか、その魅力を伝えよう!」
 という意欲に満ちた構成になっているところ。
 綺麗な音楽を披露して終わり、ではなく、聴き所をきちんと解説してくれるので、メロディや和音の斬新さをしっかり感じることが出来る。
 行くたびに、音楽の世界の新しい扉を開けるような面白さがあります。

 ほんと、モンテヴェルディってすごいと思うよ!
 ポップスのように万人受けするのは無理だとしても、せめてヴィヴァルディやヘンデルくらいの知名度があってもいいのではないか。
 苦しみや辛さを表現するために、ぶつかる和音をわざと使ったりとか。
 当時の人々が感じたであろう驚きが、今の私の心の中でもパッと弾けるのです。
 その過激さ。全然古臭くない。

 Dちゃんに言われて気付いたのだけど、伴奏(チェンバロ)の入り方がちょっと長唄に似ている。
 かけ合いになる所とか、間の取り方を大切にする所とか。
 どちらも対話的で。

 吉田空寛さんの、時間をテーマにした美術作品の発表もあったため、音楽の中の「間…無音の時間」をより強く意識しました。
 その感覚は邦楽にも通じるものです。
 どちらも昔の音楽だからかな?

 今でも都会より、自然がいっぱいある田舎の方が時間がゆっくり進むような気がするものね。
 人間に与えられた「1日」はどこでも同じなのに。
 この「セカセカ」はどこからやって来るのかしら。

 期待大だったカウンターテノール、村松稔之さんの歌も素晴らしかった!
 Dちゃんも絶賛!!
 一人で歌うだけで、その空間を劇場に変えちゃうんだよね。
 学生さんとは思えない実力。

 あれは何? 努力? 才能? 両方??
 下手の横好きミュージシャンの私には、何故あんな風にやれるのか全く分かりません。
 いや、とんでもない人がいるもんだ。

 明日、もう一度公演があるので、興味のある方はぜひどうぞ!
 再び情報を転載しておきま〜す。

芸工展2010
音と時間のバロックコンサート


日時
2010年10月24日(日曜日) 15時開演 14時半開場

会場
スタジオBrick-one
(千代田線「千駄木」下車、1番出口より団子坂上がる、徒歩7分
南北線「本駒込」下車1番出口より徒歩11分
JR山手線「西日暮里」「日暮里」各駅とも下車15分)

演奏
Concerto Sotto l'Albero

プログラム
モンテヴェルディのマドリガーレ
Zefiro torna 西風が帰り
Gira il nemico insidioso Amore 油断ならない敵、アモーレが
Lamento della Ninfa ニンファの嘆き
ほか

出演
Soprano
沖澤のどか 粥川恵理子 瀬戸口絢音 森美由紀
Tenore
鈴木秀和 中村康紀
Alto
村松稔之
Basso
目黒知史 山本悠尋
Cembalo
金一恵

お話 作品提供
吉田空寛

芸工展は、「まちじゅうが展覧会場」をキーワードに、谷中・根津・千駄木界隈を舞台に開かれるアート企画。筆や彫金、せんべい、鼈甲といった谷中に根付く職人の他、まちに点在するギャラリーやアーティストのアトリエ、路地での落書き大会や街角でのワークショップ、また自宅の一室を公開して行う展示などの自主企画からなります。他の展示に足を運ぶのも楽しいですよ。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:47| 音楽 | 更新情報をチェックする