2011年02月27日

CONCERTO SOTTO L'ALBERO第2回演奏会

 CONCERTO SOTTO L'ALBERO第2回演奏会へ行ってきました。
 いつも通り、美しい歌声をたっぷり耳から食べて「まんぷく♪」
 音楽は、生きる上で絶対必要な栄養素だと思う。

 今回面白かったのは、
「Ah,dolente partita(あぁ、悲痛な旅立ち)」
 という曲。
 全く同じ歌詞を使って、モンテヴェルディ(1567年−1643年)とジャケス・デ・ヴェルト(1535年頃−1596年)がそれぞれ違う作曲をしています。
 この二曲を連続して聴かせてくれたのです。

 ヴェルトが教会音楽の延長線にある「すんなりと聴ける」和音を並べたのに対し、モンテヴェルディは不協和音によって「苦しみ」や「痛み」を表現した。
 どちらも悪くない。
 でも、モンテヴェルディの方が、心のより深い場所を刺激してくる気がする。

 ちょうどジャズ・ピアニストのセロニアス・モンク(1917年−1982年)の不協和音を注意して聴いていたところだったので(二つ前の記事に書いたCDに入っているやつです)
「いつの時代にも、同じような挑戦をする人がいるんだな〜」
 と興味深く思いました。

 不協和音って、無意味に鳴らしたら「ただのうるさい音」なのだろうけど、
「ここぞ!」
 という場所を慎重に選んで響かせると、新しい感覚を開発するような、独特の効果がありますね。
 原色だけの風景に、突然渋い色彩が加わってハッとする。

 いつも新しい発見があるので、ヤスノリの演奏会は大好きです。
 これからも、この貴重な試みを応援し続けたいと思います。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:57| 音楽 | 更新情報をチェックする