2011年06月30日

賀茂なすの炊いたん

私「今日は賀茂なすのタイタンだよ〜」
D「おお。土星の衛星だね」
 確かに私の発音だと、そっちの意味になってしまいます。

 京都の料理では「炊く」という動詞をよく使うのですが、いったいどんな調理法なのだろう。
 「煮る」と全く同じと思っていいのだろうか。
 それとも「蒸し煮」に近いのだろうか。

 「おからの炊いたん」「鰯の炊いたん」「おかぼの炊いたん」と何でも炊く。
 関東度100%の実家で「炊く」のは米だけだったよ。

 濃紫に格子もようの切れ目を入れてじゃこのだしでしっぽり炊く
(「茂山千五郎家のおまわり」より)


 しっぽり炊く……!
 その響きにエロスさえ感じる。

 でも実際どうやるのかよく分からない。
 想像で作ってみた。

R0024205.JPG

 全っ然、京料理にならないー
 まずこんなに真っ黒にしちゃダメだ。
 味も甘辛くなっちゃった。
 もっと上品なイメージだったんだが。

 まあでもDちゃんは喜んで食べてくれたので、良しとしよう。

R0024200.JPG

 これは田楽にしたもの。
 甘くしたみそを塗りました。

 賀茂なすって面白いですね。
 長時間煮ても(炊いても?)全く煮崩れない。
 グレープフルーツくらいの大きさで、猛烈に可愛い。
 真ん丸なんだもの。

 調理しやすく、見た目も美しく、何より美味しい。
 食べてみて、京都の人たちが大事にする理由がよく分かりました。

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posted by 柳屋文芸堂 at 00:32| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする