今日は神保町の学士会館に入っている「二色」というレストランで、食事会をしてきました。
お魚が美味しかった…… けど今日書きたいのはその話ではなくて、その後に行った古書店街の話。
せっかくこれだけ古本屋さんがあるのだから、普通の本屋さんでは買えない本を見つけようぜっ! と、
残雪「カッコウが鳴くあの一瞬」
ジョージ・オーウェル「カタロニア讃歌」
を探してまわりました。
両方とも絶版本です。
古書店街の真ん中あたりにある「本と街の案内所」で相談してみると、置いてありそうなお店をいくつか教えてくれました。
便利ですね。
しかしどの店に行っても、
「あ〜 それ売れちゃって……」
という答え。
どちらも欲しがっている人が多いのかもしれない。
中国図書が専門の「内山書店」が面白かった。
中国語の翻訳がついた日本の漫画なども売っていて、なんと中国版「テルマエ・ロマエ」が!!
早〜い。
「カッコウ……」が無いことを確認した後で、
「残雪大好きなんです〜 なんでもっと本を出してくれないんでしょう……」
と店の人に言ったら、
「難しいそうじゃないですか」
「うーん、そうですねぇ、ちょっと変わってますよね」
万人受けは絶対しないが、好きな人は熱烈に好き、というタイプの作家。
「カッコウ……」の代わりに、残雪の回想録が載っている「中国現代文学」という翻訳誌を購入しました。
読むの楽しみ♪
あとは澤口書店でDちゃんがオーウェルの「パリ・ロンドン放浪記」を見つけてくれた!
これも絶版本。
好みの分かれる残雪はともかく、オーウェルはちゃんと全集を出して欲しいよ。
あれだけ色んな作品に影響を与えたんだからさ〜
なーんてブツクサ言いつつ、アキバヨドバシの有隣堂にまで寄って、たっぷり本を抱えて帰宅。
積ん読本をこんなに増やしてどうするの〜
いや、読んでいるんですよ。
でも、読み終わる本より買ってしまう本の方が多いから、少しずつ積み上がってゆく。
本には絶対引力があるんだ。
だからフラフラ古本屋や本屋に入っちゃうんだ〜
画面の前でぶんぶんうなずいている人がきっといるに違いない。