2011年10月12日

小出裕章「原発のウソ」

 原発が危険なだけでなく、無駄で無益な施設であることがよく分かる本です。
 建設費の高い原発を持つことで、儲けを増やせる仕組みとか、本当にバカバカしい。
 どうしても必要だった訳じゃないのに、こんなに汚染されちゃったんだよ?

 放射性物質とともに気になったのが「原発が海の温度を上げている」という話。

「1秒間に70トンの海水を引き込んで、その温度を7℃上げ、また海に戻しています」
「日本には現在54基の原子力発電所がありますが、それらから流れてくる7度温かい水がどれくらいあるかというと、約1000億トンです」
※1年あたり

 これ、二酸化炭素なんかよりよっぽど直接的に日本を温めてませんか?
 猛暑を作り出してクーラー使いまくってさらに電力が必要になって……
 ってアホらしいっ
 
 日本って、いらないものが多過ぎる。
 国をあげて断捨離でもしたらどうか。

「ほとんどの日本人は「原発を廃止すれば電力不足になる」と思い込んでいます」
「原子力利用に反対すると、「それなら電気をつかうな」と怒られたりします。これらは根本的な誤解から生じています」
「原子力を止めたとしても、火力発電所の3割をまだ止めておけるほどの余力があるのです」


 これから日本は人口がどんどん減少していくのだし、家電だって省エネ化が進んでいるし、原発の廃止は難しいことじゃないと思うんだよね。
「原発はイヤだけど、電気が無いのは困るし……」
 と反対していいのか迷っている人は、ぜひ読んでみてください。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:01| 読書 | 更新情報をチェックする