2011年11月09日

セロニアス・モンク

 今年知ったミュージシャンの中で最高だったのは、セロニアス・モンクです。
 ぜひ紅白出場を!
 1982年に亡くなってますけど。
 発見するのが遅いんだよなぁ……

 変な和音を変なタイミングでガーンゴーンと弾く、奇妙なジャズピアニスト。
 CDを聴いていると、
「よく『ただの下手クソな人』と間違えられなかったな〜」
 と感心します。

 色々変なのに、何故か全く不愉快ではなくて、独特の快感がある。
 不協和音をバーンと鳴らして聴衆をハッとさせ、
「何か今、とんでもない音出さなかった?!」
 とピアノを見つめた時には、しれっと何事もなかったように次の音楽が生まれている。

 誰も見つけられなかった、心地よい和音が続いて、
「さっきのは聞き間違いだったのかなぁ……?」
 と首を傾げた瞬間、また空間を歪ませる不協和音。
 無茶苦茶なアクセントのメロディー。
 えー それでいいのー?!

 香りの強い、使いにくいスパイスのような音。
 一緒に演奏するミュージシャンは大変だったのではないか。
 だって、どんなに派手なソロを取ったって、結局はモンク味になっちゃうんだもの。

 今年は公私ともに事件が多くて疲れましたが、彼の型破りな音楽にずいぶん癒されました。
 自由な気持ちになれるから。
 芸術は荒唐無稽に限るぜ。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:26| 音楽 | 更新情報をチェックする