2011年11月26日

與謝野鐵幹

 田辺聖子「千すじの黒髪―わが愛の與謝野晶子」に出てくる與謝野鐵幹が身勝手で腹が立つ。
 新しい恋人(晶子)の前で奥さんの話をしたり、奥さんへの手紙に恋人の話を書いたり、女の嫉妬心を全く理解せず、
「どうしてみんな仲良く僕を愛してくれないんだろう?」
 という感じ。
 金もないくせに、光源氏にでもなったつもりかー!!

 プンプン怒りながら読んでいたら、Dちゃんが会社から帰ってきた。
「Dちゃんが浮気する人じゃなくて本当に良かったよ。與謝野鐵幹はホントひどい男でさぁ……」
「でも僕には詩歌の才能がないよ」
「そんなものなくてよろしいっ」

 ダメ男は好きだけど、こういうタイプはイヤだ。
 何でモテちゃうのよ。
 甘やかすんじゃない、明治女たち!

 鐵幹と出会って、與謝野晶子の歌がみるみる自在に、したたるようになってゆくのは面白いんですが。
 女流文学はダメ男が支えているんだろうか。
 そう考えると色々例が思いつくよね〜
posted by 柳屋文芸堂 at 11:08| 読書 | 更新情報をチェックする