2011年11月29日

伊藤潤二の猫日記 よん&むー

 新婚夫婦が猫を飼い始め、その愛らしさに夢中になる。
 その様子を描いたエッセイ漫画…… というと、どんな絵を思い浮かべますか?
 伊藤潤二は、たぶん全員の予想を裏切ります。

 何しろ彼は、ホラー漫画家なのである。
 その能力を存分に発揮して「猫」と「猫バカ」を表現する。
 猫だけが持っている、複雑な気配。
 何かを深く愛してしまった人の、狂気と滑稽さ。

 リアルで、アホらしくて、とにかく面白い。
 こんな漫画見たことないよ。
 絶対に伊藤潤二にしか書けない。

 猫好きの人にすすめていいのか迷うなぁ。
 どちらかというと、ギャグ漫画ファンに読んでもらいたいです。
posted by 柳屋文芸堂 at 21:23| 読書 | 更新情報をチェックする