2011年12月08日

人の役に立ちたい

 「人の役に立ちたい」というのはやっかいな欲望だよな、と思う。
 人の役に立ちたい、のに、出来ない。
 と苦しむ人はことのほか多い気がする。

 確かに、役に立たない人ばかりじゃあ社会は回らないけれど、いつも必ず「誰かに必要とされる仕事」に空席があるとは限らない。
 体調が悪ければ、役に立つどころか誰かに世話をしてもらわなければいけなくなったりもする。

 そういう時は「誰の役にも立たない」ことに耐えなければいけない。
 人生にはそんな瞬間がいっぱいあるのではないか。

 一見ポジティブで有意義に見える「人の役に立ちたい」という欲望。
 もし苦しみの種になっていたら、捨てることも考えてみた方がいいと思う。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:06| 社会 | 更新情報をチェックする