2011年12月27日

恋愛で一番大切なこと

 三浦しをんの「仏果を得ず」という小説を読んでいます。
 まだ途中なのだけど、気に入った場面があったので引用してみる。

「恋愛で男が要求される、一番大切なことは?」
「……優しさですかね」
「馬鹿か、きみは」
(中略)
「色気だよ」
「えー」
「はっきり言えば、セックスのうまさだ」
「ええー」
 健は座席でのけぞった。「そんな単純で即物的なことじゃないような……」
「セックスは単純でも即物的でもない」
 兎一郎はやけにきっぱり言いきった。「たいていの女は、男の仕草や言葉から、そこを透かし見ている」


 この「透かし見ている」というのが真理だなーと。
 誰だってセックスの内容を予想しながら恋に落ちたりしない(よね?)
 しかしその人の容姿や言動から、
「セックス中にどれだけ興奮出来るか」
 を無意識かつ間接的に計算しているのだ。
 性的なことを何も知らない子どもの頃から。

 小学生の頃、運動神経の良い男子が何故モテるのか全然分からなかったんだけど、そういうことだったのか〜
 35歳になってようやく納得したよ。
 そんな判断力が本能に刻み込まれているなんて、すごいですね。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:25| 読書 | 更新情報をチェックする