ジャム入り紅茶を「ロシアンティー」と呼ぶのは日本の勝手な勘違いで、ロシア人はそんな飲み方しない、というのはよく聞く話。
スパゲティナポリタンみたいなもんですな。
ウィキペディアによると、ロシア人はジャムを紅茶に入れるのではなく、ジャムを「舐めながら」紅茶を飲む、とのこと。
ジャムと紅茶を合わせるのに変わりはないのだから、それほど「大間違い」でもないのね。
私はこのロシアンティー(ジャム入り紅茶。舐めません)がけっこう好きで、旬のウバ紅茶が手に入ると必ずやります。
あのミントっぽい香りとさわやかな苦味が、ジャムに合うと思うのよ。
(前は「サロメチール香」いう説明が付いていたけど、湿布薬の臭いを連想させて印象が悪いと思ったのか、消えましたね)
いつもいちごのジャムを使います。あまおうとか。
ロシア料理屋「マトリョーシカ」の特製ジャムがあれば最高!
いちごジャムに蜂蜜と赤ワインが入ってるんだよね〜
字を見てるだけでヨダレが出てくるわ。
檀一雄もロシアンティーについて書いていたような。
紅茶のためにロシア人たちがジャムを手作りする話。
私もそうですが、美味しい飲み物を得るために、みな努力を惜しまないよね。
「生きるためにどうしても必要なもの」
ではないのに。
食べ物は体が食べているけど、飲み物は心が飲んでいる。
そんな気がする。