2012年01月27日

出会うべき本(続き)

 この記事の続き。

「出会うべき本」
 について考える時、一番に思い出すのは二階堂奥歯さんだ。
 25歳で自殺した女性編集者です。

 彼女は雪雪さんという優秀な書店員の導きで、16歳の時に「出会うべき本」とばっちり出会ってしまった。
この話 本のリストはこれこれ
 魂が強く求めているにもかかわらず、まだ読めてない本。
 彼女はそれらを一気に吸収した。

 この出来事は彼女を彼女らしい方向へ加速させ、「二階堂奥歯」が完成する。
 自分さえ切り刻んでしまうほどの鋭い感覚。
 多くの人を惹きつける、美しい危うさ。

 もし彼女が雪雪さんと出会わずに、若者らしいとんちんかんな読書を続けていたら。
 思いもよらぬ変な本の中で、人生の突破口を見つけていたかもしれない。
 「八本脚の蝶」という魅力的な本が読者に届けられることもなかっただろうけど。

 出会うべき本って何だろう。
posted by 柳屋文芸堂 at 20:16| 読書 | 更新情報をチェックする