2012年04月21日

勉強になる心臓

 在宅医療のお医者さんが、新人の先生を連れてきた。
 伯母(大)の胸に聴診器を当て、
「典型的な○○(←心臓の病気の名前)の音だから、聞いてごらん」
 と指導している。

「このザーッ、ザーッていうの」
「ああ、そうですね」
「大きな病院の、手術前の患者さんでも診ないと、普通聞けないからね……」
 と言うので、つい笑ってしまった。
 そんな貴重な存在だったのか、うちのばーさんは。

 私は新人の先生に説明した。
「その人の心臓、ヤカンみたいに大きくなっているんです。
 手術しようかって話もあったんですけど『年寄りだし』って断っちゃって。
 でも、それから何年も生きてるんですよ!」

 すると、主治医の先生がすかさず答えた。
「血液がサラサラだからです」
 血液検査の結果を見ると、なるほど寝たきり老人とは思えないほど、良い数値が出ている。
 エンジンはポンコツだけど、ガソリンの質が良いからどうにか走ってる、というような状態だろうか。

 これはしばらく死なないな。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:25| 健康・美容 | 更新情報をチェックする