2012年06月02日

川内倫子展 照度 あめつち 影を見る

 東京都写真美術館で開催中の、
「川内倫子展 照度 あめつち 影を見る」
 へ行って来ました。
 写真学校で同じクラスだった女性が、
「川内倫子が好き。生々しいから」
 と言っていて、どんな写真なのかなー? と興味があったのです。

 えも言われぬ写真でした。
 以上。

 と〆てしまいたいくらい、言葉にするのが難しい雰囲気だった。
 それでも何とか文章を書きたい、と思ってしまうのが私の性分。
 うーん、うーん、と考えた末に出て来たのは……

 彼女の作品(写真と映像)には、彼女が『生きている』と感じるもの全てが写っているのではないか?
 動いている虫や動物はもちろん、ゆらゆら揺れる光のきらめきや、天を目指す大きな炎、食べるための肉=死体さえも。

 好きか嫌いか、と言われると、まだよく分からない。
 何となく、女の集団にいる時の違和感、みたいなものも感じる。
 私は学生時代「女の子たち」と一緒にいるのがあまり好きじゃなくて、
「女子校になんて死んでも行きたくない!!」
 と思っていた。
 女だけ……? おお、恐ろしい。
 それじゃあ男と仲が良かったかというと、そんなことも全然なかったのですが。

 女の子の何が嫌だったんだろう。
 距離が近いのが嫌だったんだろうか。
 自分に似ているから嫌だったんだろうか。

 そういう息苦しさを感じさせるので、好き嫌いを超えて、力のある写真なんだろうなー と思う。
 今日マチ子の「COCOON」と印象が少し似ているような。
 江國香織「ホリー・ガーデン」とか。
 
 可愛く、優しく、グロテスク。
 教室の椅子がガタガタを引かれて、制服の紺色のスカートが一斉に立ち上がり。
 私は逃げます。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:26| 美術 | 更新情報をチェックする