友人のブログで、
「終戦のことだけでなく、開戦についてももっと取り上げるべきでは」
という話題が出ていたので、それ関連の本をご紹介。
水木しげるは「ゲゲゲの鬼太郎」で有名ですが、現実を描いた作品にも面白いものが沢山あります。
ヒットラーや南方熊楠の伝記とかね。
この「コミック昭和史」は水木しげるの人生をたどりつつ、昭和に起きた事件を淡々と説明する(もちろん漫画で)
ブレーキのきかない自転車のように戦争にのめり込んでゆく日本。
世の中がどれだけピリピリしても、常にマイペースの水木しげる。
この混ざり具合がちょうどいい。
歴史だけだと読むのが大変、という人におすすめです。
もし戦争が起きたら、水木二等兵みたいに過ごそうと決めています。
生き残るのはああいう人です。
2012年08月17日
水木しげる「コミック昭和史」
posted by 柳屋文芸堂 at 02:03| 読書
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