2013年01月08日

20年前の片想い

 高校の頃、好きだった先輩に、今も年賀状を出し続けている。
 先輩も律儀なものだから、ちゃんと返事をくれるのだ。
 文字を一つ見るだけで、
「あっ、先輩だっ!!」
 と分かり、その後しばらくニヤニヤ。
(まあこれは友人もだいたい判別出来る。文字って指紋みたい)

 先輩に片想いしていたのは、もう20年も前になるんだ。
 すくすく育ち盛りの豊齢線。
 こっちもおばさんなら、向こうもおじさんである。
 全く想像出来ないなぁ。

 両想いになりたい、なんて畏れ多くて思わなかった。
 願いはただ一つ。
「私を忘れないで欲しい」

 20年後も先輩は年賀状を送ってくれるよ、と高校生の私に教えたら、耳の先から足の小指の先まで真っ赤になって動けなくなるだろう。
 夢みたいだね。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:04| 恋愛 | 更新情報をチェックする