2013年01月10日

読んだ本2012(メモ)

1
1月14日
よしながふみ
あのひととここだけのおしゃべり
太田出版
対談集。女の人って、私が思っている以上に抑圧されているのかもなー と思った。それをふまえて女友達と付き合えば、女を描く時の勉強になるし、腹が立つことも減るかもしれない。面倒臭い人間関係を、いかに創作に生かしてゆくか。「「わかりあえない」という思いが私がものを描く原動力になる」という言葉に深くうなずく。

2
1月24日
俵万智
短歌をよむ
岩波新書
青春時代を過ぎると、若い頃とは違う創作の壁を感じるようになる。それをどう乗り越えてゆくか。上手下手を二種類に分ける考え方が特に参考になった。

3
1月24日
円城塔
Self-Reference ENGINE
ハヤカワ文庫
難解と聞いていたからこれまで手に取らなかったのだけど、全然難しくなくてめちゃくちゃ面白くてびっくりした。物理文学というか、ギャグ小説というか。私のために書いてくれたみたいだわ。

4
2月7日
清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2011年10月号
NHK出版
時間がかかってしまった。

5
2月8日
円城塔
Boy's Surface
ハヤカワ文庫
理解するためにプログラムまで組んでもらっちゃったよ……

6
2月24日
円城塔
道化師の蝶
講談社
どこが難解なんだ。ため息つくほど美しい小説。

7
2月24日
円城塔
これはペンです
新潮社
切ない〜

8
2月24日
荒川洋治
忘れられる過去
朝日文庫
荒川さんの本、初めて読んだわ。納得しかねる部分もあったけど、全体的に面白かった。

9
2月26日
マイケル・オンダーチェ
映画もまた編集である ウォルター・マーチとの対話
みすず書房
「誰かが私の文章を編集してくれたら楽なのにな〜」なんて思っていたのだけど、その「編集」こそが最も創造的過程であることを思い知った。自分でやります。頑張ります。読むのに時間がかかったけど、すごく面白い本だった。

10
2月29日
円城塔
烏有此譚
講談社
注と重ねて読むのが面白かった。とりあえず、部屋掃除しろ円城塔! 結婚して変わったかしら。東大大学院を出たエリートのはずなのに、不安定な研究職に長年就いていたせいで、派遣切りに遭った非正規労働者のような心許ない雰囲気が身に付いている。それは私たちの世代の空気のようでもあり、荒唐無稽なのに全然他人事じゃない。まあでも、切ないよりは笑える系。特に「注」がね。

11
3月6日
清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2011年11月号
NHK出版
溜めてる。頑張る。

12
3月13日
國枝孝弘(他多数)
まいにちフランス語2011年8月号
NHK出版
この講座、楽しかったな。國枝先生とパトリスの雰囲気が明るくて良かった。

13
3月22日
伊藤計劃
虐殺器官
ハヤカワ文庫
主人公の未成熟さが魅力だし、怖い。一番肝心な時に「だれか、決めてくれ」だもんなー 「大人」になるためには「自分で選択し、その結果を受け入れる」ということを意識的に繰り返す必要があるのかもしれない。

14
3月23日
伊藤計劃
The Indifference Engine
ハヤカワ文庫
表題作も良かったが「セカイ、蛮族、ぼく。」が特に気に入った。これまでに読んだ伊藤計劃の小説の中で一番好きだ。ユーモアがあって、設定がオタクっぽく、主人公は自分の境遇に違和感を抱きつつそこのルールから抜け出せない。たった7ページの中に伊藤計劃のエッセンスが詰まっている。

15
3月28日
菅原一剛
写真がもっと好きになる。写真を観る編。
ソフトバンク クリエイティブ
元はネットで連載されていた文章。本の状態で読みたいとずっと思っていたからすごく嬉しい。紹介されている写真集を見てみたいな。

16
4月1日
村上春樹
1Q84 BOOK1 前編
新潮文庫
ついに文庫化! ということで購入。オーウェルの1984より明るい雰囲気。共通するテーマは今のところ「改竄」かな。相変わらずキャラが立っている。

17
4月1日
村上春樹
1Q84 BOOK1 後編
新潮文庫
ふかえりがますます可愛くなってきた。この二冊だけでもかなりの長さなのに、物語はまだ始まったばかりという感じ。でもそれが全然嫌じゃない。ゆったりと村上春樹の文章と世界に浸れるのが嬉しい。前編・後編ともノロウイルス(たぶん)で倒れている時に読んだ。断続的な腹痛で何も出来ないのに、本だけは読めるんだ、と思った。

18
4月1日
池井戸潤
下町ロケット
小学館
おとぎ話みたいでびっくりした。

19
4月5日
國枝孝弘(他多数)
まいにちフランス語2011年9月号
NHK出版
國枝先生とパトリスの講座はこれで一応終了。再放送が楽しみ。でも、その頃まだフランス語を続けているかなぁ。

20
4月5日
カレル・チャペック
いろいろな人たち
平凡社
女性の描き方が古臭いのが少し気になったけど(百年近く前のおじさんの文章なんだから仕方ない)社会の見方は今読んでも十分鋭い。風邪や歯痛の話も面白かった。

21
4月6日
佐々木慎二
眠れない夜が明ける前に
Black and Tan
紺藤実さんが編集した詩集。こそばゆい。

22
4月20日
檀ふみ(選)
バナナは皮を食う
暮しの手帖社
昭和23年〜32年の、食べ物エッセイを集めた本。面白かった。平塚らいてうの「胡麻じるこ」が気になる。食べてみたい。

23
4月30日
円城塔
後藤さんのこと
ハヤカワ文庫
ほんっと、美しいなぁ……

24
5月4日
村上春樹
1Q84 BOOK2 前編
新潮文庫
「空気さなぎ」の書評の部分が面白かった。

25
5月4日
村上春樹
1Q84 BOOK2 後編
新潮文庫
タマルが愛おしい…… ふかえりがトーストにジャムを塗るシーンの比喩が大袈裟でウケた。

26
5月9日
藤田裕二(他多数)
まいにちフランス語2012年4月号
NHK出版
フランス旅行まで頑張ろう〜

27
5月27日
松岡環(他多数)
ロボット
アンプラグド
インド映画のパンフレット。インド国内の映画事情が書いてあって面白かった。

28
5月28日
紺藤ミノル(編)
スーパーラッキーストライク
Black and Tan
去年、ポエケットで買った。

29
5月30日
神無遼
少年と光の図書館
LOVESICKNESS
図書館の雰囲気が良かった。光を感じる。

30
5月30日
藤田裕二(他多数)
まいにちフランス語2012年5月号
NHK出版
フランス旅行まで頑張ろう〜

31
6月1日
フランス語ダジャ単編集委員会(編)
ダジャ単 シル・ヴ・プレ
駿河台出版社
面白かった〜! イラストも可愛い。勉強にもなった……かな?

32
6月12日
中田俊介
ゼロから始める書き込み式フランス語BOOK
成美堂出版
分かりやすくて良かった。英語を勉強し直す時にもこのシリーズを使いたいな。

33
6月12日
神無遼
神無的日常異聞録・弐
LOVESICKNESS
ドッペルゲンガーの話に大ウケ。

34
6月12日
神無遼
神無的日常異聞録・参
LOVESICKNESS
これはちょっと怖かった。

35
6月12日
神無遼
幸福論
LOVESICKNESS
遼さんらしい詩集。

36
6月12日
神無遼
夢の谷間に
LOVESICKNESS
遼さんらしい詩集。

37
6月12日
神無遼
記憶と記録の交錯・番外編
LOVESICKNESS
ヒプノセラピー体験記。条件をそろえて受けるところが理系らしくて好ましい。

38
6月15日
清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2011年12月号
NHK出版
まだ溜めてる…… 少しずつ減ってきたけど。

39
6月15日
円城塔
バナナ剥きには最適の日々
早川書房
表題作も切なくて良かったし、何より「equal」が素晴らしかった。文章も発想もとにかく美しいのだ。今のところ一番気に入っている作品かもしれない。

40
6月15日
小野潮(他多数)
まいにちフランス語2011年3月号
NHK出版
応用編の日本についての議論が面白かった。

41
6月16日
円城塔
オブ・ザ・ベースボール
文春文庫
「つぎの著者につづく」はやや難解だったけど、表題作は清々しい雰囲気で読みやすかった。そしてまた手持ちの円城塔(未読)がゼロになった。雑誌等に発表して本になってない作品がまだあるはずだから、それが出るのを待ちましょう。中毒。

42
6月18日
小松久江・河合美波(絵)
見て楽しむフランス絵の単語帳
池田書店
可愛い本。CDも気に入っている。

43
6月21日
清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2012年1月号
NHK出版
受験生のようなラストスパート。虎の門病院で付き添いしながら頑張った。

44
6月22日
片岡香(他多数)
岡本太郎のいる場所
川崎市岡本太郎美術館
去年、岡本太郎記念館でもらったパブリックアートマップ。船橋の「平和を呼ぶ」の説明が良かった。

45
6月28日
森瀬繚(監修)
ゲームシナリオのためのSF事典
ソフトバンククリエイティブ
浅く広くSFの基礎知識をさらえて良かった。

46
6月28日
松村映三plus村上春樹
辺境・近境 写真篇
新潮文庫
虎の門病院の売店で買った。母親が胃カメラで倒れて不安だったから、松村映三の写真と村上春樹の文章に深く癒された。肩こりも治った!(本当に) 心身が弱っている時は、村上春樹に限るよね〜 売店もそれを知っているのか、狭い売り場なのに、かなり多くの村上春樹作品をそろえていた。

47
6月29日
杉山利恵子
初めてのフランス旅行会話
NHK出版
出発までに、と大慌てで読んだけど、現地で使える自信は無い。

48
6月29日
清岡智比古(他多数)
まいにちフランス語2012年2月号
NHK出版
量の表現が勉強になった。一切れのチーズ、一杯のワイン、とかね(じゅるる)

49
6月29日
藤田裕二(他多数)
まいにちフランス語2012年6月号
NHK出版
「あそこのコスプレをしている人たちを見てごらんよ!」というキーフレーズにびっくり。ジャパン・エキスポの話。電車の中だったから、笑いをこらえるのが大変だった。

50
7月12日
村上春樹
1Q84 BOOK3 前編
新潮文庫
フランス旅行に持っていった。

51
7月13日
村上春樹
1Q84 BOOK3 後編
新潮文庫
古い外国の長編小説を読んでいるような、ゆったりした感覚があった。やれやれ、私も主人公たちと一緒に何かをくぐり抜けた気分。とりあえず最後までタマルは素敵でした。

52
7月15日
ジョージ・オーウェル
パリ・ロンドン放浪記
岩波文庫
絶版本。神田の古本屋(澤口書店)で購入。大道絵師のボゾに心打たれた。

53
7月21日
佐藤雅彦(編)
教科書に載った小説
ポプラ社
横光利一の「蠅」が読みたくて買ったのだけど、リヒターの「ベンチ」も懐かしかった。

54
7月23日
織島ユポポ(他多数)
方言男子パラダイス
カンゼン
読みものとして面白かった。

55
7月26日
山本まりこ
フィルムカメラの撮り方 きほんBOOK
毎日コミュニケーションズ
大きな本屋でもフィルムカメラの本ってすごく少ない。デジカメ全盛だから当たり前なんだけど、ちょっとびっくりした。

56
8月2日
江戸川乱歩
江戸川乱歩全集第30巻
光文社文庫
エッセイと評論。乱歩の二重人格を存分に楽しめた。

57
8月2日
速水貴帆
あの頃の自分
光の旅
こういう経験、私もあるなー と思った。

58
8月3日
江戸川乱歩
怪人二十面相
講談社 青い鳥文庫
なんと、まだこれを読んでなかったのだ!

59
8月6日
速水貴帆
私の友達はお人好し?
光の旅
速水さんの人間の描き方はとても優しくて、でも優しいだけだと小説として不満が残る。この話は毒と悲しみが添えられていたので、おおっと思った。

60
8月6日
速水貴帆
私の春
光の旅
劣等感って、かなり多くの人に共感してもらえるテーマなのかも、と思った。若い頃は他人の劣等感なんて見えなかったなー

61
8月6日
速水貴帆
夏の日のキス
光の旅
何だかとても夏らしい。

62
8月10日
藤本智士(編)
写真のことば05 フォトシエ
りす
PIPPOに置いてあった冊子。写真屋さんやラボで働いている人のインタビューがいっぱい載っていて面白かった。思えば写真屋業界が傾いてゆく過程をS子ちゃんから逐一伝え聞いていたんだよな。その頃は写真にハマるなんて考えてもいなかったけど。

63
8月17日
上野隆(企画)
フィルム写真の教科書
玄光社
とりあえず三冊買ったフィルム写真の本(売り場でそれだけしか見つからなかったのだ)の中でこれが一番好き。古今・男女のバランスが良い。

64
8月21日
ウィリアム・ギブスン+ブルース・スターリング
ディファレンス・エンジン(上)
ハヤカワ文庫
読みにくかった……

65
8月25日
伊藤計劃×円城塔
屍者の帝国
河出書房新社
駄作でも全然構わなかったのだけど(どんな小説が出てきたって許せるくらい、私はこの二人が無条件に好きだ)面白くて切なくて、つまり作者を隠しても問題ないような良い小説で、読んでいる間、幸せだった。

66
9月2日
リチャード・ウェーラン(構成)
ロバート・キャパ写真集 戦争・平和・子どもたち
宝島社文庫
人間が、写っている。

67
9月2日
エルンスト・H・ゴンブリッチ
若い読者のための世界史(上)
中公文庫
戦いは悲しみに震える文章で、美しいものは喜びに輝く文章で描かれる。まるでファンタジー小説のよう。

68
9月2日
神無遼
IN THE LIFE
LOVESICKNESS
松永さんの写真集。

69
9月2日
神無遼
Green days★
LOVESICKNESS
松永さんの写真集。

70
9月2日
北村しいこ
とある子供たちからの伝言
シイコキマグレ企画
何年か前のポエケットで隣になった。

71
9月6日
リチャード・ブローティガン
西瓜糖の日々
河出文庫
不自然なほど穏やかなアイデスの人々と、良くも悪くも人間らしい〈忘れられた世界〉に惹かれる人々を、肯定も否定もせず描いているのが良かった。翻訳した藤本和子の文章も綺麗で読みやすい。西瓜糖で作られた危うく不確かな世界は、作者と翻訳者がちょっとでも失敗したら、簡単に台無しになってしまうと思う。この本をこの形で読めるのは、小さな奇跡と言えるかもしれない。

72
9月8日
エルンスト・H・ゴンブリッチ
若い読者のための世界史(下)
中公文庫
良い本だったなー 薦めてくれた荒川洋治に感謝。

73
9月12日
山北篤
ゲームシナリオのためのファンタジー事典
ソフトバンククリエイティブ
勉強になった。魔法の話が面白かった。

74
9月17日
レイ・ブラッドベリ
華氏451度
ハヤカワ文庫
「焚書」というテーマに惹かれて読んだのだけど、どうしても一九八四年や電気羊と比べちゃって、物足りなく感じた。

75
9月22日
中国現代文学翻訳会(編)
中国現代文学 第2号
ひつじ書房
残雪が目的で買ったのだけど、当たり作品が多くて驚いた。

76
9月22日
角田寿星(編)
ポエム・ロゼッタ6号
ポエム・ロゼッタ
角田寿星「花の名前をおぼえられない」が良かった。

77
9月25日
リチャード・ブローティガン
東京日記
思潮社
詩集。なんてことない言葉で書かれた詩が、じんわり沁みる。日本との戦争について書かれた序文も良かった。文庫化して、入手しやすくして欲しいなぁ。

78
10月1日
角田寿星(編)
ポエム・ロゼッタ8号
ポエム・ロゼッタ
古ア未央「くもりの日に永遠が消える」、古溝真一郎「ソーシャルネットワーク」が良かった。

79
10月2日
立花腑楽(編)
へんぐえー桔梗ー
夜道会
武田若千「月光の庭」が良かった。

80
10月21日
村上春樹
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
文春文庫
付箋だらけ。

81
11月2日
北村しいこ
I love パパ
しいこのみ
何年か前のポエケットで隣になった。

82
11月2日
神無遼
絶対的日常の
LOVESICKNESS
たたみかけるような。

83
11月2日
高橋百三・武田若千
超短編集 vol.2
温泉卵と黙黙大根
武田若千「山海」が良かった。

84
11月18日
飯田貴司
詐欺師はじめました
スタジオ本脳寺
文学フリマで購入。甘酸っぱい青春短歌。「きみといた思い出ばかりのこの街は夏の間に爆破しないと」とかとか。

85
11月18日
ぶりお
デュエルカンパニー
ぶりお
文学フリマで購入。ファンタジー風サラリーマン。土の属性を持つ同期って何だよ。メチャクチャ面白かった。

86
12月31日
森村直也
HPJ製作工房2012カタログ
Hally-Project
「ごあいさつ」の文章が良かった。

87
12月31日
三浦しをん
風が強く吹いている
新潮文庫
駅伝イベントのために。

88
12月31日
スコット・フィッツジェラルド
グレート・ギャツビー
中央公論新社
村上春樹訳。印象的な風景描写がいくつか。ギャツビーのダメさも良い。

89
12月31日
大久保信子監修
着物の事典
池田書店
着物の基礎知識、準備・片付け方法などが分かって非常に助かった。

90
12月31日
神無遼
神無的日常異聞録・肆
LOVESICKNESS
切ない。

91
12月31日
琴坂映理
トパーズ号の航海日誌
琴坂映理
お化けクジラが良かった。

92
12月31日
速水貴帆
心の声
光の旅
速水さんの詩はやっぱり良いなぁ。

93
12月31日
杉澤加奈子
207G
白昼夢堂々
「私たちはともだち」が素晴らしい。

94
12月31日
八森紅雄
百葉1
百葉
ポエケットでもらった。

95
12月31日
八森紅雄
百葉2
百葉
ポエケットでもらった。

96
12月31日
あおば
九官鳥
青葉茂
世界があるなぁ。

97
12月31日
あおば

青葉茂
鳥シリーズ?
posted by 柳屋文芸堂 at 00:38| 読書 | 更新情報をチェックする