友人と一緒に写真展を見て来ました。
場所は椿山荘。展示の詳細はこちら
静かな雰囲気の風景や花の写真。
その中に不思議な技法を使った作品があった。
藍で染めた版画のような、影を紺色にした影絵のような。
とにかく写真っぽくないのだ。
「何だろう、これ。プリントゴッコ?」
「懐かしい!」
なんて笑って、でも気になるから携帯で辞書を見たり、ネットにつなげたりして調べてみた。
写真に添えられていた「Cyanotype」という単語を検索すると、ウィキペディア本家(つまり英語)が。
「シアンブルー…… エンジニアが使っていた……?」
「ねえ、もしかしてこれ『青写真』じゃない?」
「あーっ!」
昔、設計図を印刷するのに使用されていた技法。
今でも未来のことを考える時などに「青写真を描く」なんて言い方をしますね。
生まれて初めて本物の「青写真」を見たよ。
実物を知らなくても、慣用句は違和感なく使えるんだねぇ。
面白い。
綺麗でしたよ、青写真。
マイケル・フェザーさんは日本びいきの方なのでしょうか。
外国の街の白黒写真も含めて、全体的に「和」や「禅」を感じさせる作品が多かったです。
展示は今月の31日まで。
入場無料。
2013年01月27日
マイケル・フェザー写真展「Timeless」
posted by 柳屋文芸堂 at 01:39| 美術
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