2013年01月31日

「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1」感想

 ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ (著)
 本兌有、杉ライカ (翻訳)
 わらいなく(イラスト)

 間違った日本観によって構築された、サイバーパンクニンジャ小説。
 最初はどこを読んでも笑ってしまって、休む暇もなかった。

 国民の主要な栄養源であったハマチ粉末の供給システムが崩壊したことで、スシが食べられず餓死する人々が前年比三万パーセントをカウントした

 もう何カ所突っ込めばいいのか……

 壁面には「ゴジュッポ・ヒャッポ」「なせば成る」「辞めどきがつかめない」「高級感」といった自己啓発的な文言が仰々しくアーティスティックにペイントされている

 この「辞めどきがつかめない」がツボに入って、電車で笑い死にしそうになった。

 でもだんだん慣れてくると、
「文明が破壊されつつある近未来だから、日本語がおかしくなって、日本の習慣も妙にねじれているんだ」
 という風に感じるようになった。

 不思議な、完成された世界がこの小説にはある。
 もしかしてこれが「クールジャパン」ってやつなのか?
 
 アニメ化を激しく希望!!
posted by 柳屋文芸堂 at 23:49| 読書 | 更新情報をチェックする