2013年04月21日

柿葺落四月大歌舞伎「弁天娘女男白浪」「忍夜恋曲者」

 柿葺落、行ってきましたよ〜

 「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」は正直、ちょっとぬるいかな? という雰囲気でしたが(若手の歌舞伎の方が緊張感があって好き)あの有名な、
「知らざあ言って聞かせやしょう」
 の名台詞が聞けたので満足。

 雲田はるこ「昭和元禄落語心中」という漫画の中で、落語家を目指す菊さんという男の子が、弁天小僧を演じる場面があるのです。
 Dちゃんと私はこの漫画が大好きで、
「菊さんの弁天小僧はさぞや色っぽかっただろうねぇ」
 と漫画と舞台を比べながら楽しみました。

 女形が男であることをバラして服を脱ぎ出す、という展開を考えた人は本当に天才だと思う。
 河竹黙阿弥なのかな。
 あの、舞台の上で成り立っていたお約束を自分から壊す感覚。
「えー?! いいのー?!」
 と。

 おじさんがやると落差が可笑しいし(今日は尾上菊五郎なのでこっち)、若手がやったらかなりエロいはず。
 ああ、菊さんの弁天小僧が見たいなぁ(線の細い美しい青年、という設定である)

 「忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)」は人生初の生の玉三郎だわ〜 というくらいで特に思い入れは無かったのだけど、この動画↓



 の中で使われている常磐津「将門」が聴けると分かってびっくり。
 人生、どこで何がつながるか分からないですね〜

 失敗したのは、玉三郎が傾城如月から滝夜叉姫(化け物)に変身するシーン、ウトウトして見逃しちゃった…… バカだ。本当にバカだ。
 今回は2階席だったので、いつか玉三郎はもっと近くで見たいです。

 そう、ぬるかったのは舞台だけじゃなく、観客席!
 お芝居が始まっているのにおしゃべりしている人がいたりして、落ち着かなかった。
 お祝いの意味が強い公演だからかもしれないけど、全体的にもうちょっとキリッとして欲しかったな。
 ま、途中でウトウトしてる人間が言っても説得力ないですが。

 あといきなり敵役としてカエルが出てきて、
「えっ、かえるくんは東京を救うはずなのに!」
 と混乱しました。
posted by 柳屋文芸堂 at 22:37| 演劇・演芸 | 更新情報をチェックする