2013年09月12日

コンビニの本売り場

 うちの実家の近所には本屋がありません。
 私が子どもの頃にはあったのだけど、十年ほど前に閉店してしまい、その後新規出店はなし。
 田舎ではなく、東京へ自転車で行けるような場所なのに。

 本好きの母は仕方なくコンビニで本を探す。
 しかしコンビニの本売り場の本って…… 正直ろくでもないんだよね……
「誰が買うんだ、こんな本」
 みたいなのが多くてびっくりする。

 あれは何? どういう基準で選んでいるんだろう。
 ベストセラーがそろっている方がまだマシ、というラインナップ。
 普通の本屋の売れ残りなの?

 まあ私の本の好みはけっこう変な気もするので、文句を言う資格はないかもしれない。
 どこかの誰かはああいう本を良いと思っているのかもしれない。
 問題は、うちの母の好みにも全く合ってない、ということ。

 若くて元気なら、遠くの本屋まで自分好みの本を探しに行くことが出来る。
 姉(=伯母(大))を老々介護しながら押し車を押してやっとやっと買い物をする母は、
「この人の本も! この人の本も! 全部面白くないのよ!!」
 とコンビニ店内で叫ぶしか手立てがないのだ。

 あとは書評だけ見て「Amazonで注文して」と娘(=私)に頼んだり。
 本はやっぱりパラパラ試し読みして選びたいよね〜

 街の本屋が失われてゆくのは仕方ないことなのかもしれない。
 でもその代わりに、コンビニの本売り場をもっと魅力的にしてもらうことは出来ないだろうか。

 まずみなさん、コンビニに行ったら本売り場がどんな様子か確認してみてください。
 そしてそこでしか本を選べない人のことを想像してみてください。
 そういう人(本屋難民?)がどれほど沢山いるか、も。

 この国の文化は豊かですか?
posted by 柳屋文芸堂 at 00:01| 読書 | 更新情報をチェックする