2013年09月29日

「いないいないばあ」の季節

 友人に赤ん坊が生まれると、必ず「いないいないばあ」をした。
 しかしやってみて分かったのだが「いないいないばあ」を喜ぶ時期はかなり短い。
 だいたい生後6ヶ月〜1歳くらいまでだったろうか。

 生まれたばかりでは意味を理解出来ないし(見えてない?)
 歩き始めると他に面白いことがいっぱいあって他人の「いないいないばあ」になんぞ付き合っちゃくれない。

 それでふと思ったのだが、お母さんが赤ん坊を抱っこしている様子はいかにも母と子らしい美しい光景だけれど、実は子育ての中ではかなり短い「特殊な時間」なのではないか。
 「母と子」の時間のほとんどは、
「どうしてそんなことしたのーっ」
 と怒鳴って叱って、子どもの方は一瞬しょんぼりして、でも懲りずにまた悪さをしてまた怒鳴って叱って…… という躾と教育に費やされるのかもしれない。
 先日会った幼稚園くらいの子が2人いる友人は、怒鳴り過ぎてのどをからしておりました。

 「いないいないばあ」の季節は、子どもの天使っぷりを親や周囲が満喫出来る、生涯においてほとんど一瞬みたいな幸福な時、なのかもしれない。

「柳田に『いないいないばあ』されると丈夫に育つ」
 という都市伝説があれば良いのに。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:30| 思い出 | 更新情報をチェックする