2013年11月25日

長唄三味線の難しさ

 Dちゃんが録画してくれた自分の演奏を見てみました。

 指遣いを忘れて弾けなかったところがあった、とか。
(ちゃんと覚えたつもりだったのに。緊張って怖い)
 糸の音がズレても自分で直せなかった、とか。
(先生が直してくれました)
 バチの当て方に失敗して余分な音を沢山鳴らしちゃった、とか。
(糸と糸の間隔がコントラバスくらい離れてないとダメなのか?!)

 まあ欠点だらけな訳ですが、一番気になったのは「全然、粋に弾けてない!」
「元気いっぱい弾けましたね」
 って感じ。そういう曲じゃないんだよ「まかしょ」は……

 私がやっている長唄三味線は基本的に舞台用の音楽なので、パチンッパチンッと大きな音を鳴らします。
 そうすると、つい行進曲のようになってしまうのよね。
 星条旗よ永遠なれ! 双頭の鷲の旗の下に!
 いや、そういう曲じゃないんだよ「まかしょ」は……

 端唄や小唄はお座敷用の音楽なので、大きな音は求められない。
 その分「粋」を表現することに集中しやすいんじゃないかな。
 長唄三味線では大きな音で、しっとりした雰囲気や、軽みを出したりしなければいけない。

 歌舞伎を見に行くと、そういう技術を持った人たちの演奏を聴くことが出来ます。
 お座敷の色気を大きな劇場全体に響かせている奇跡。
 舞台の役者さんに目が行きがちだと思いますが、たまにはBGMにも注意を向けてみてくださいね。
posted by 柳屋文芸堂 at 01:00| 音楽 | 更新情報をチェックする