2014年01月13日

婚外子の水子率

 日本の婚外子の数は、五十人に一人だという。
 同性愛者の数は二十人に一人と聞いたばかりだったから驚いてしまった。
 私ってば同性愛者より貴重品なのね……!
(この率がどれくらい正しいかは不明です。ラジオで聞いたりネットで調べて出てきた数字)

 婚外子の数が少ないのには理由がある。
 妊娠しても、
「お金が無くて育てられない」
「世間がうるさい」
「家庭を壊されてしまっては困る」
 等の理由で堕胎させられちゃうのだ。

 婚内子が水子になる率はおそらく十人に一人くらいだと思うけど、婚外子だと無事産まれる子より水子にさせられる子の方が何倍も、もしかしたら何十倍も多いのかもしれない。

 ”Don't be.”

 私は別に婚外子を増やせとか、婚外子差別を無くせとか言いたい訳じゃない。
(差別されたことほとんど無いしな)
 ただ、自分がこの世に存在している不思議をたびたび考えるのだ。
 水子になる可能性だって十分あったのに、私は何故ここにいるのだろう。

「出かける時は老眼鏡を二つ持っていくし、白いスカートをはく時には必ず予備を用意したし、とっても用心深いのよ」
 と母は言う。
 じゃあ何で避妊しなかったんだよ! とツッコミたいのを我慢する。
 十九、二十歳の小娘ならともかく、四十歳で父無し子ってどういうことだよ。

 ラストチャンス、みたいな気持ちだったのかなー
 三十七歳(子無し)になってみると、少しだけその感覚は理解出来る。
 
 産まなければ良かったのに、とも、産んでくれてありがとう、とも思わない(ごめんよ)
 うっかりとこの世にやってきて、当たり前のように日々生きている奇妙さ。
 
 本人でさえ意味をつかめない曖昧な私の生を、Dちゃんだけが熱烈に歓迎している。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:58| 自分 | 更新情報をチェックする