2014年03月23日

現場を理解しない人を説得する手間

 喫茶店で読んだ日経の記事が面白かった。

 女性が作るデパート元気 会議・残業は激減

 西武百貨店の所沢店は店長・管理職・販売等、職場のほぼ全員を女性にするという実験をしているらしい。

 百貨店のお客のほとんどは女性なので、男性従業員がいた頃には、
「女性はこういうものを求めているんです」
 と男性たちを説得するための手間がかかっていた。
 データを出したり会議をしたり。

 男がいなくなったことでこの手間が省けて、効率の良い職場になった、と。

 これはおそらく、男か女かの問題ではない気がする。
 たとえ男でも、女性客の要求を自ら学んでくれる人だったら、説得する必要など無いだろう。
 しかしそういう男性が少なかったから、全員排除されてしまったのだ。

 職種は違うが私の友人で、現場と本部(管理する人たち)の間に挟まれて苦しんでいる人がいる。
 話を聞いてもいまいちどんな状況なのかつかめなかったのだけど、この記事を読んで、あーなるほど、と納得した。
 彼女もきっと「説得」に疲れ果てているんだ。

 現場の声を汲み取る努力をせず、遠くから命令だけする人たち。
 とんちんかんな命令に困惑する現場の人々。
 その間を毎日へとへとになりながら飛び回っている。

 これを解決出来るのは、経営者だよな。
 全国の経営者のみなさん!
 彼女や、彼女と同じような立場にいる人たちが苦しまずに済むよう、現場と管理側のつながりを良くしてあげてください……

 客の性別に偏りがある時には、西武所沢店のようなやり方が一番手っ取り早いのかもしれない。
 どちらかの性を優遇するのはあまり良いことではないけれども。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:34| 社会 | 更新情報をチェックする