2014年04月06日

BLに戻ってきた理由

 私がBL(男性同性愛を扱った小説や漫画など)に最も強く惹かれていたのは、中学・高校時代だ。
 彼氏が出来た頃からあまり興味を持たなくなって、
「ああいうのは実際の恋愛の代替品なんだなー」
 なんて思っていた。

 そんな私が再びBLを読んだり書いたりするようになったのには、きっかけがある。
 マンションの隣の部屋に、男の人2人が引っ越して来たのだ(今住んでいる所ではない)
 もしかしたら友達だったのかもしれないけど、私の脳内では恋人同士ということになった。
 勝手に想像するだけだし、ときめく設定の方が良いではないか。
 
 そしてふと思った。
 ゲイカップルと子どものいない夫婦(つまり私とDちゃん)はよく似ているな、と。

 そして結婚という制度に守られていない分、危うさがいっそうむき出しになる。
 夫婦という関係だって、実は何にも守られていないのかもしれない。
 結婚も離婚も、紙一枚用意すれば出来るのだから。

 BLという形式を借りた方が、夫婦について自由に語れる気がした。
 「書きたい」が「読みたい」につながって、歌川たいじさんや石川大我さんの本にたどり着き、多くのことを教えてもらった。
(この2人の作品はBLというより実際の同性愛者の体験談ですが)

 生きにくい人たちの生き方は、一見多数派に属しているように見える人々の隠れた生きにくさをあぶり出す。
 こんな形で戻ってくることになるとは、考えてもみなかったな。
posted by 柳屋文芸堂 at 00:09| 執筆 | 更新情報をチェックする