2014年04月25日

何のために生きるか

 大学卒業後、最初に就職した会社では、サービス残業が当たり前だった。
 何しろ正社員で働くのは初めてだったから、
「これに耐えなきゃいけないのかな?」
 と思った(初めての恋人がDV男、みたいな感じですね)

 朝から晩まで仕事のことを考え、休日も仕事に役立つ資格の勉強をしたりしているうちに、私の心はどんどん死んでいった。
 駅で電車を待っていると、ホームと線路の境目が分からなくなり、入ってくる電車の前にすっと出てしまいたくなった。

 バカバカしいな、とすぐ気付いて人間をやめずに会社をやめたのだけど、私は仕事人間になれないのだなあ、ということを思い知った。
 何かが足りなくなるのだ。
 白米ばかり食べているうちにビタミンB1不足になって脚気になってしまうような感じ。

 不足したのはおそらく、芸術だと思う。
 もしくはもっと大きく、文化。
 仕事だって文化のうちなのにね(就職する前はそう考えており、サービス残業にも耐えられる気でいた)

 その仕事は、社会や暮らしを便利にすることを目的にしていた。
 私は「便利さ」をあまり大事に思っていないのだと気付いた。
 もちろん完全否定はしない。
 「便利さ」のために、1日7時間くらいなら働けたかもしれない。
 12時間とかはムリ。残業代なしもダメ。

 美と真理のために生きよう。
 私はあの時、そう決めたのだ。

【おまけ】
 「サービ」と入力したら変換候補に「サービス残業当たり前」が出てきた!!
 枕詞かよ。
posted by 柳屋文芸堂 at 02:13| 自分 | 更新情報をチェックする