2014年05月05日

本好きおばちゃんのおせっかい

 Amazonで売っている小説のレビューを見ていると、ベストセラー本や文学賞受賞作品の星の数が思いのほか少ないのに気付く。
 この手の本が必ず面白いとは限らないけれど、全てが駄作でもないはず。
 何ゆえこんなに評価が低いのだろう?

 原因の一つはやっかみだ。
 成功者の足を引っ張るのが好きな人は大勢いる。
 けれどもそれ以上に多いのは、
「評判だけ見て、自分に合わない本を選んでしまった人たち」
 だ。

「どうしてこんな本が売れているのか分からない」
「〇〇賞だから期待したのに」
 というようなレビュー。

 売れていても、賞を取っていても、自分の心が欲していない本なんてつまらなく感じるに決まってる。
 本当におせっかいなのだけれど、
「こういう人たちが『自分に合う本』を見つけられるようになるにはどうすれば良いんだろう……」
 と考えてしまう。
 サイズの合わない服を着て歩いている人を見ているような気分で。

 ランキングや文学賞は本選びの参考にしかならない。
 本好きとしては、
「なるべく沢山試し読みして、丁寧に選んで欲しい」
 というのが本音だ。

 しかし本の数はあまりに限りなく、本選びに手間をかけるにはみな忙しい。
 最近は本屋が減っているから、本文を読まずに注文したりもする。

 次善の策として、
「好みの合うレビューアーを見つける」
 というのはどうだろう。

 自分の好きな本を検索し、感想を読み、感性が近いと感じたらその人の薦める他の本も読んでみる。
 ランキングや文学賞を頼るよりは、心に響く本を見つける確率が上がると思うんだが。

 みなさんが本の海を楽しく泳げるよう、祈っています。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:38| 読書 | 更新情報をチェックする