2014年05月24日

和食の素晴らしさ

 和食が無形文化遺産に登録された時、和食の良い点についてあれこれ語る人が多くいたけど、どれもあやふやでとんちんかんな感じがした。
 農林水産省は和食の特徴を、

 多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
 栄養バランスに優れた健康的な食生活
 自然の美しさや季節の移ろいの表現
 正月などの年中行事との密接な関わり


 とまとめている(このページ
 これじゃあイタリア料理だって当てはまっちゃうよ?

 もし和食の特徴を知りたかったら、和食だけ作ったり食べたりしていてはダメだ。
 外のものを知って初めて自分たちのものの良さが分かる。

 私は家庭の主婦として(やや趣味で)様々な国の料理を作ってきた。
 フランス、イタリア、ロシア、インド、タイ、ベトナム、インドネシア、中国、韓国……
 その上で、和食の素晴らしさは、
「油を使わないダシ」
 にあるのではないかと思っている。

 うまみを出そうとすると、どうしても肉や魚(およびその骨)を使うことが多くなる。
 動物性のものには必ず脂肪がある。
 日本のダシもかつおや煮干しで取るが、油が浮いたりはしない。
 昆布ならなおのこと。

 それでもしっかりしたうまみが出る。
 健康的だし、個性のあるステキな味だ。
 スープだけでなく煮物や炒めもの(キンピラなど)にも使えて便利。

 自国のものを褒める時、それが根拠のない自己愛になってないか、きちんと確かめて欲しい。
posted by 柳屋文芸堂 at 23:06| 料理・食べ物 | 更新情報をチェックする